春はお花見やピクニックの季節。そうしたアウトドアシーンでの食器は、とにかく壊れにくいものを使うのが鉄則だけど、紙皿やアルミのお皿では味気ない。
そこでオススメしたいのが「ホウロウ」の食器。
ホウロウとは、鉄やアルミなどの金属を下地にし、その上にガラス質のうわぐすりを高温で焼きつけたもの。
衝撃に強いけど、サビやすい鉄。その上にガラスをコーティングすることで、「サビに強く耐久性も高い」ホウロウになる。
木のテーブルや、ランタンやキャンドルの灯りとも相性バッチリで、料理もより一層おいしく感じるし、会話も盛り上がる。
また、ちょっとの衝撃で割れたりしにくいから、ふだんは家で日常使いして、週末のピクニックやキャンプで外にもちだすというクロスオーバー的な使い方にもふさわしい。
おすすめのホウロウ食器・調理器具を紹介しよう。
1:「ファルコン」のホウロウ食器
1920年代に誕生したイギリスのホウロウ食器メーカー「FALCON」(ファルコン)。
ここの食器は、スタッキングできるのが魅力。お皿にもなるし、食材を洗うボールにもなる。
http://landscape-products.net/
2:「GSI 」ディナープレートと「エマリア」のカップ
「GSI」のプレートは、スモール(左)¥1,000、ディーププレート(右)¥1,500。
「GSI」は1985年創業のアメリカのアウトドアメーカー。キャンプ食器の定番で、そのホウロウ食器は本当に使いやすい。
ポーランドのホウロウの老舗ブランド「エマリア」のカップは私物。丸いフォルムが手によくなじむ。
3:「野田琺瑯」のレクタングル深型容器
1934年創業のホウロウ専業メーカー「野田琺瑯」。その製品は、シンプルで丈夫で美しい。
保存容器として、常備菜や残り物を冷蔵庫に保管したり、そのまま火にかけて温めたり。
サイズや形状もバリエーション豊かに展開されている。
4:「富士ホーロー」のストックポットとミルクパン
「富士ホーロー」は1947年創業。国内最大級のホウロウ専門メーカーだ。「ハニーウェア」のブランドで70年以上にわたって製品を展開してきた。
白のストックポットにみそ、塩、砂糖、小麦粉などを入れて収納容器として活躍。容器のままキャンプに持ち出すときにも便利。
ミルクパンは、ミルクを温めてカフェオレやミルクティーをいれたり、ゆで卵や一人分のスープをつくるときの小鍋として使うのにも便利。