火と親しむ、つまり「遊火」。いまやキャンプに欠かせないこの遊びを楽しむうえで、道具選びは重要なポイント。まずはもっとも人気の高い焚き火台から紹介しよう。
炎を愛でるために最高の焚き火台を
「遊火」──、火遊びというと聞こえは悪いが、本企画の遊火とは"火(または炎)と親しむ"ことを意味する。ここ数年はとくに、キャンプと焚き火はセットのようになってきた。そこで、ここでは火と親しめる道具の数々を紹介する。
まずは焚き火台。シンプルに炎を愛でるモデルに加え、二次燃焼を促進する進化型が続々と誕生してきている(こちらは1月16日に配信予定)。二次燃焼タイプは煙の排出が少なく、高温燃焼するのが特徴。ただ、暖を取るという焚き火本来の目的に沿うのは、炎を愛でるタイプといえる。ほとんどのモデルには焼き網や五徳が付いているので、どちらのタイプも焚き火を調理に活用するのは容易だ。
※スペックは「❶サイズ、❷重量、❸付属品」です。
焚き火台
純粋に薪を燃やして暖を取るための道具。とはいえ、多くのモデルには五徳や焼き網が付属しており、焚き火調理も楽しめる。
組み立てが簡単でとても頑丈
プリムス/カモト オープンファイアピット S
¥23,100
本体にはステンレスと、パウダーコーティングされたスチール(黒い部分)を採用。ズッシリと重く安定性に優れ、太い薪も安心して燃やすことができる。
問い合わせ先:イワタニ・プリムス 03(3555)5605
❶使用時/(約)38×45×H33㎝、収納時/(約)38×52×H6㎝
❷約6.1㎏
❸焼き網
炎を愛でるための変幻自在タイプ
10 to 10/滴火
¥28,050
側板はそれぞれ横開き状にセットが可能。人数や風向きなどの状況に応じた使い方ができる多様性が大きな魅力。側板のスリットからは滴るような炎が眺められる。
問い合わせ先:10 to 10 szk@10-to-10.jp
❶使用時/45×25×H42.5㎝、収納時/39.9×5.6×H25㎝
❷6.9㎏※収納バッグは別売り(¥6,050)。
わずか30秒で組み立て可能!
UCO/フラットパックグリル L
¥17,600
一般的な30〜40㎝の薪を燃やせるたっぷりサイズながら、組み立て&折りたたみがあっという間にできる。錆びにくいステンレス製だから手入れも楽ちんだ。
問い合わせ先:モチヅキ 0256(32)0860
❶使用時/51×41×H37.5㎝、収納時/51×5×H41㎝
❷4.8㎏(本体+網)
❸網、火床、収納ケース
焚き火シート付きで超軽量コンパクト
YOKA/クッキング ファイヤー ピット ライト
¥18,700
ガラスクロス+シリコン製ケースを広げると焚き火シートとしても活用可能。五徳を除く本体はわずか4つのパーツで構成され、組み立ても驚くほど簡単だ。
問い合わせ先:トゥエルブトーン office@twelvetone.jp
❶使用時/40×23×H29.5㎝、収納時/50×28×2㎝
❷約1㎏(グリル2枚/約500g)
❸パーツ収納袋、収納袋兼焚き火シート
火おこし作業から楽しめる一台
タキビズム/リアル ファイヤースタンド ジカビ スタンダードM
¥17,600
火床を囲う側板がなく、メタルマッチを使う火おこしも容易にできるのが特徴。火床周囲には鍋やケトルを置いておける。
問い合わせ先:アンプラージュインターナショナル https://upioutdoor.com/
別売りの蓋(¥4,400)があれば消火も楽。
❶(約)φ40×H7㎝
❷約1,15㎏
じっくり火と遊べるゆったりサイズ
ファイヤーサイドアウトドア/ポップアップピット ¥16,500
エンバーマット ¥10,450
ステンレスメッシュの火床サイズは62㎝角。豪快な焚き火が楽しめる定番モデルだ。別売りのエンバーマットを敷けば、草地やウッドデッキでも安心。
問い合わせ先:モチヅキ 0256(32)0860
ポップアップピット
❶使用時/62×62×H39㎝、収納時/13×13×L68.5㎝
❷3.6㎏
❸収納ケース
エンバーマット
❶150×170㎝
❷1.65㎏
※構成/坂本りえ 撮影/中村文隆 協力/木村泰河
(BE-PAL 2022年12月号より)