火と親しむ、つまり「遊火」。いまやキャンプに欠かせないこの遊びを楽しむうえで、道具選びは重要なポイント。おもに焼きものを楽しみたいなら、炭火で使うコンロがお薦め。木炭は一度着火すれば火持ちが良く、焚き火より火加減調節も楽だから焼き調理に最適だ。そこで、いま注目のかまどと炭コンロを紹介しよう。
※スペックは「❶サイズ、❷重量、❸付属品」です。
かまど&炭コンロ
周囲3面を囲んだ形状で、調理しやすいかまどのような焚き火台と、昔ながらの珪藻土七輪をはじめとした木炭を燃料として使うコンロを紹介。
木炭の補給が楽にできるかまど型七輪
七輪本舗/かまど七輪
¥16,000
スチールバンドで外周を補強した、無塗装の珪藻土製。前部の側壁に大きな切れ込みがあり、鍋での調理や網焼きの最中でも燃料補給が楽にできるのが特徴だ。
問い合わせ先:ちろり https://www.fnw.gr.jp/
❶(約)φ32×H18㎝
❷約5.75㎏
❸角網、鉄棒×2本、ステンレス製さな(火床)、ベルト付き段ボール箱
サンマを切らずに焼ける角形七輪
七輪本舗/焼鳥秋刀魚七輪
¥18,900
天然珪藻土の産地・石川県珠洲市で作られている切り出し七輪。幅約33㎝もある焼きしろの大きさが魅力だ。本体と同じく珪藻土製の蓋が付き、消火するときに便利。
問い合わせ先:ちろり https://www.fnw.gr.jp/
❶使用時/(約)38×20×H18㎝、収納時(蓋装着時)/(約)38×20×H21㎝
❷約6㎏(蓋含む)
❸角網、鉄棒×2本、火皿、蓋
使いやすく収納性の良い角型グリル
Weber/ゴーエニウェア チャコールグリル
¥17,990
創業70周年となる米国発の古豪ブランド。このポータブルタイプは脚をたたむとコンパクトになり、車にもパッキングしやすいのが特徴。燃料にはチャコールブリケットを使う。
問い合わせ先:Weber Japan https://www.weber.com/JP/ja/home/
❶53.4×31×H36.9㎝(蓋を閉じた状態)
❷約5㎏
防炎カバー付きで少煙&少炎を実現
THE IRON FIELD GEAR/SUMI BE BOX
¥29,700
食材の油や水分が木炭を直撃しない防炎カバーが付いているので煙や炎が発生しにくく、炭火ならではの熱調理が楽にできるのが最大の特徴。しかもコンパクト。
問い合わせ先:THE IRON FIELD GEAR https://tifg.jp/
❶使用時/(約)63.5×21×H27㎝、収納時/(約)37×23×H18.5㎝
❷約7㎏
❸収納ケース、リフター
テーブル上でも使える断熱性が魅力
ユニフレーム/ユニセラTG-lll
¥13,000
V字型構造の底部から空気を吸い上げて上昇気流を起こす構造で、木炭の火着きや使い勝手の良さはバツグン。本体は2分割して水洗いすることもできる。
問い合わせ先:新越ワークス 03(3264)8311
❶使用時/(約)31.5×25×H19㎝、収納時/(約)31.5×16.5×厚さ8.5㎝
❷約3.1㎏
❸収納ケース
薪や木炭が使えるステンレス製かまど
ユニフレーム/薪 グリル
¥13,900
周囲3面に囲いがあるため、風の影響を受けにくく焚き火や炭火で調理しやすいモデル。ゴトクは火力や調理内容に合わせて高さを3段階に調節できる。手入れが楽なのもGood。
問い合わせ先:新越ワークス 03(3264)8311
❶使用時/(約)47.5×30×H35㎝、収納時/(約)25×45.5×厚さ6.5㎝
❷約3.6㎏
❸収納ケース
一献傾けながら…がぴったりなアウトドア用"囲炉裏"が誕生!
囲炉裏本舗/CHIRORI/4545
¥48,400
レトロ好きなキャンパーにイチオシの運べる囲炉裏。断熱性に優れた構造だからテーブルトップでも使え、45㎝角というサイズ感も絶妙だ。付属品を活用した串焼きを楽しみながら酒を酌み交わす、キャンプの夜の団らん用としてお薦め!
問い合わせ先:ちろり https://www.fnw.gr.jp/
❶45×45×H12㎝(蓋別)
❷約11㎏(付属品、段ボール含む)
❸焼き網、蓋、セラミック灰、串焼きスタンド、竹串×100本、高さ調整用珪藻土レンガ×2本、ベルト付き段ボール箱
※構成/坂本りえ 撮影/中村文隆 協力/木村泰河
(BE-PAL 2022年12月号より)