火と親しむ、つまり「遊火」。いまやキャンプに欠かせないこの遊びを楽しむうえで、道具選びは重要なポイント。特に、ここ数年急増しているウィンターキャンパーの必需品である薪ストーブも見逃せない。煙突ホール付きテントやタープと併用すれば、寒いフィールドでも薪ストーブがあればポッカポカ! テント外で使うときでも煙が出にくいモデルなら、煙から逃げ惑う必要もなくなる。
※スペックは「❶サイズ、❷重量、❸付属品」です。
薪ストーブ
排煙用煙突が付き、煙突ホールのあるテント等でも使用可能な暖房用。もちろん、燃焼熱を利用してボディー上での調理もできる。
薪スト愛好家の大定番モデル
G-STOVE/クッキングビュー
¥51,700
煙突下部のボディーに、オーブン調理できるスペースを装備。バタフライ開閉のシェルフは、ケトルや鍋を置くのに重宝する。スクレーパーが付属しているので、使用後の灰処理がスムーズにできる。
問い合わせ先:アブレイズ 045(810)1815
❶使用時/22×39×H240㎝、収納時/24×42×H33㎝
❷9.3㎏
❸煙突蓋、煙突×7、火格子×2、灰落としスクレーパー
煙突まで折りたためて持ち運びが楽ちん
笑’s/焚き火の箱『easy 400G』
本体¥38,500、煙突1200¥7,920
ユニークな角型煙突(別売り)を採用。本体ともどもコンパクトに収納でき、軽量性に優れているのが大きな特徴。サイドと扉には耐熱ガラスが組み込まれ、炎を眺めることもできる。
問い合わせ先:笑’s https://shop.sho-s.jp/
本体
❶使用時/(約)41(煙突受け含まず)×24×H25.2㎝、収納時/(約)41×24×6㎝
❷約3.3㎏
煙突
❶使用時/(約)11.5×5.5×L124㎝、収納時/(約)11.5×4×L30㎝×2本
❷約1.6㎏
巻き煙突の採用で超コンパクト!
ホリデーロード/Fb. ストーブ・NEO
¥69,300
強度、耐久性に優れたステンレスのバネ鋼平板を巻いてワイヤーで留める"巻き煙突"を採用。組み立ては少々面倒だが、収納性の良さは抜群だ。片サイドには5㎜厚の耐熱ガラスを装備。
問い合わせ先:ホリデーロード 03(6806)8947
❶使用時/53×25×H154.5㎝、収納時/53×19×H26㎝
❷約6.2㎏
煙が出にくい高効率燃焼構造
THE IRON FIELD GEAR/TAKI BE CAN
¥79,200
本体と煙突の一部を二重構造にすることで上昇気流が起きやすくした独自の設計。燃焼室には8インチのダッチオーブンも入り調理も可能だ。ガラス質の釉薬により4色のカラー展開があるのも特徴的。
問い合わせ先:THE IRON FIELD GEAR https://tifg.jp/
❶使用時/27×48×H147㎝、収納時/27×42×H37㎝
❷約15㎏
❸スチール網
多次燃焼が可能な特殊なつくり
Mt.SUMI/アウトドア薪ストーブ コージー
¥42,900
二次燃焼構造に加え、燃焼室内にバッフル(仕切り)を設けることで多次燃焼を促進。煙も少なく優れた燃焼効率を誇る。扉下部の吸気口と煙突のダンパーで空気量を微細に調節できる。
問い合わせ先:Mt.SUMI https://mt-sumi.com/
❶使用時(煙突別)/53.7×36.5×H44.5㎝(脚展開、グリッド装着時)、
収納時/26×39.5×H30㎝、最大煙突長2.21m
❷14.1㎏(付属品含む)
❸火かき棒、煙突固定リング、グリッド、灰トレイ、工具、収納バッグ
太く大きな煙突で燃焼能力アップ
アネヴェイ/フロンティアプラスストーブ
¥64,680
もともとはアフリカの人道支援物資として開発された、イギリス発祥のストーブ。機能性の高さ、スタイリッシュさゆえ劣悪な品質のコピー品も多いので、購入時は要注意。
問い合わせ先:アブレイズ 045(810)1815
❶使用時/53.5×37×H278㎝(煙突含む)、収納時/28×49×H35.5㎝
❷16.5kg
※構成/坂本りえ 撮影/中村文隆 協力/木村泰河
(BE-PAL 2022年12月号より)