カッコよすぎる…無骨な「黒」湯たんぽ
今回ご紹介するのは、尾上製作所から販売されている「金属湯たんぽ黒」という商品。
キャンプで使う湯たんぽといえば、昔ながらのシルバーの湯たんぽを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、この金属湯たんぽ黒は名前の通り黒色。
使用していて、とにかく「カッコイイ!」と惚れ惚れしてしまいます。
老舗メーカーが手がけているため、もちろん見た目だけでなく保温性能も抜群。
本記事では、金属湯たんぽ黒のおすすめポイントと共に、筆者が実際に保温性能を調べてみた結果もご紹介します。
尾上製作所とは
尾上製作所は昭和23年創業。今年で74年目を迎える歴史ある企業です。
初代社長の尾上明氏は、最初の事業として、家業で培った金属加工技術を活かしたトタンバケツの製造販売を行いました。
その流れは今も受け継がれており、金属湯たんぽなどの金属製品を強みとして、様々な製品を製造しています。
そしてご存知の方も多いと思いますが、尾上製作所はアウトドアメーカーとしても有名です。
昭和61年に発売したBBQコンロのヒットを皮切りに、現在は焚き火台やアウトドア用のテーブルなど、キャンパーに愛されるアイテムも多く製造しています。
魅力的な色合いと質感
そんな尾上製作所の金属湯たんぽ黒。
とにかく「カッコイイ」のが特徴です。
実際に手に取れば、この湯たんぽの色合いや手触りに魅力を感じずにはいられないでしょう。
マットな黒色は、夜の雰囲気ともピッタリ。夜は、特にキャンプギアらしさを感じさせてくれます。
別の湯たんぽをキャンプで使用したこともありますが、その時は「湯たんぽは単なる暖房器具」という印象でしかありませんでした。
しかし、この金属湯たんぽ黒を使うようになってからは「大切なキャンプギアとして長く使い続けたい」と思うようになりました。
このように感じさせてくれるのは、魅力的な見た目が最も大きな要因だと思います。
専用袋付きで安心
金属湯たんぽ黒には、専用の袋がついています。
湯たんぽは100度近くになるお湯を入れて使うため、袋に入れずに触れていると火傷してしまいます。
睡眠時などに使う際は、そのままだと非常に危険なため専用袋があるのはありがたいです。
保温性能を調べてみた
デザインが秀逸な金属湯たんぽ黒ですが、保温の性能はどうなのか実際に調べてみました。
12月初旬の夜に、湯たんぽをシェラフの中に入れて外に一晩中置きます。この状況下で、湯温がどのくらい保てるのかを検証します。
ちなみにシュラフは、耐寒温度-10度C〜15度Cの3シーズン用です。
沸騰したお湯を入れ、外に用意したシュラフの中に専用袋に入れた金属湯たんぽ黒を入れます。
朝7時、金属湯たんぽ黒を取り出して湯温をはかってみます。
湯温は……51度C!
かなり熱は残っており、湯たんぽを数秒間触っていると火傷してしまいそうなほどの温度でした。
筆者が普段金属湯たんぽ黒を使っている時にも、朝方にかなり足元が温かい感覚があり高い保温性能を感じていましたが、実際に検証した結果、7時間後にも50度以上を保っているという予想以上の結果が出ました。
ちなみに、この日の気温は検証をはじめた24時が5度、終了した7時が1度。
もちろん、実際の使用時には人の体温やその他の環境に差があるので結果はそれらに左右されますが、基本的には氷点下付近の気温でも湯温をしっかりキープできる性能がある、ということが分かりました。
冬キャンプの相棒に”黒”湯たんぽはいかがでしょうか。
寒さの厳しいキャンプでは、防寒対策は必須。
せっかくなら、キャンプギアらしいカッコイイ湯たんぽを使いたい。でも機能性も大切。
そんな方にピッタリの湯たんぽが、尾上製作所の金属湯たんぽ黒です。
冬キャンプの相棒として、ぜひ手に入れてみてください。
金属湯たんぽ黒
容量 2.4L
製品サイズW×D×H(約) 290×220×80㎜
本体材質 鉄(表面処理鋼板)
板厚 0.4㎜
カバー材質 ポリエステル100%
重量(約) 680g