寒い季節には出番が増える焚き火台。しっかりとお手入れできていますか?
お気に入りの焚き火台を長く使用するためには、使用後のケアと定期的な清掃が欠かせません。
そこで今回は、焚き火台を長く使用するためにやるべき、以下のお手入れ方法をご紹介します。
- 焚き火台の簡単なケアの方法
- 焚き火台の汚れを徹底的に落とす方法
- 焚き火台をピカピカにする方法
愛用している焚き火台を長く使いたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
焚き火台使用後の簡単なケアの方法
まずは、焚き火台使用後の簡単なケアの方法をご紹介します。
というのも、焚き火台を使用した後につく普通の灰汚れに関しては、簡単なケアを行なっておけば十分だからです。
毎回水洗いなどの入念な清掃をすると、逆に焚き火台の寿命を縮めてしまうことがあるので注意しましょう。
道具
- 雑巾
- ブラシ(毛のやわらかいものが望ましい)
ケアの方法
まず使用後の焚き火に残った灰や炭を、灰は灰、炭は炭に分けて、灰置き場に捨てます。
捨て方はキャンプ場のルールにしたがってください。
分解できる焚き火台ならば、パーツにばらした後に、表面に付着した灰をブラシで払い落します。
細かい部分は特に入念にブラシで払いましょう。
水に浸した後、硬く絞った雑巾で焚き火台の表面をサッとこすれば、これでケアは完了です。
焚き火台の汚れを徹底的に落とす方法
焚き火台の上で調理を行った後などには、滴った油が焚き火台に付着することがあります。
そして、それをそのまま放置すると頑固な油汚れになります。
そのような汚れが目立ってきたら、これから紹介する方法で徹底的に汚れを落としましょう。
ちなみに著者の場合、調理に使用する焚き火台は年に2~3回ほど、調理に使用しない焚き火台は年に1回の頻度で徹底的に汚れを落としています。
道具
- 重曹
- ステンレスたわし
- 焚き火台がすっぽりと入るたらいやシンク
- お湯
重曹は、お湯1リットルにつき大さじ2~3杯ほどが目安です。
なお、アルミに重曹を使用すると、化学反応により黒ずみが発生してしまいます。アルミ製の焚き火台には使用しないようにしてください。
汚れを落とす方法
シンクの底に焚き火台のパーツを並べ、重曹を振りかけます。
焚き火台がつかるのに十分な量のお湯を沸かして、上からそそぎます。
重曹がお湯にうまく溶けなければ、箸などの長さがあるものでかき混ぜてよく溶かしましょう。
焚き火台全体がお湯の中に浸っているのを確認し、そのまま3時間以上放置します。
放置後、焚き火台のパーツを引き上げて、ステンレスたわしで表面を擦りましょう。
重曹の効果で油汚れが浮いているため、するすると汚れが落ちます。
ちなみに、ステンレスたわしで擦ると焚き火台の表面に傷がつくことがあるので注意が必要です。心配な方は普通のたわしや歯ブラシなどの毛先が柔らかいものを使用しましょう。
焚き火台をピカピカにする方法
重曹とステンレスたわしを使う方法で、焚き火台に付着したある程度の汚れは落とすことができます。
さらにピカピカにしたい場合は、以下の方法をお試しください。
道具
- ピカール
- 雑巾 2枚
「ピカール」とは、金属専用の磨き剤です。液状、クリーム状、練り状の3種類があります。今回使用したものは液状のものですが、どれも使い方は同じです。
ただし、ピカールを使用する際には注意点が2点あります。
まず、ピカールは塗装やコーティングなどの表面加工してあるものには使用できません。表面加工が剥げてしまうからです。
そして、ピカールの成分には灯油が含まれているため、火の近くでの使用もできません。さらに臭いもあるため、屋外での使用がおすすめです。
ピカピカにする方法
ピカールをよく振った後、乾いた雑巾に適量つけて、焚き火台の表面を磨き上げます。
磨けば磨くほど、表面が光り輝いてくるはずです。
満足がいくまで磨いたら、乾いた布で表面に付着したピカールを拭き取って完成です。
こちらが全体を1時間ほど磨いた焚き火台です。磨く前は全体的に黒ずんでいました。
さすがに新品同様、というほどまでにはなりませんでしたが、部分的にステンレスの輝きが復活しました!
焚き火台を定期的にメンテナンスして長く愛用しましょう
焚き火台を長く使うためには使用後のケアが欠かせません。
そして、汚れが目立ってきた際には重曹を使って徹底的に汚れを落としましょう。
それだけでも焚き火台は十分綺麗になりますが、さらにピカールを使って磨けば、新品に近い程度にまでピカピカにできます。
ピカピカになった焚き火台で行う焚き火は気分がいいものです。ぜひお試しくださいね。