「食べチョク」は全国の生産者と消費者が直接つながることができるオンラインマルシェ。一昨年はコロナ禍で大きなダメージをうけた生産者を直接支援したいというニーズを受けて大きく成長したが、スーパーなどでは手に入らない上質な農産物などが手に入るツールとしても、大きな支持を得ている。
そしてこのたび食べチョクでは、参加している約8,000軒の生産者の中から特に人気があった生産者を表彰する「食べチョクアワード2022」を開催している。一度は食べてみたい、総合TOP3の生産者によるこだわりの農産物を紹介しよう。
約8000軒から選ばれた総合TOP3はこちら!
1位 栃木県 薄羽養鶏場(畜産)(URLはこちら)
通常オンラインマルシェではごちそう感のあるお肉やお魚に人気が集まることが多いが、見事1位に輝いたのはなんと卵!10個あたり500円と値段は決して安くはないが、「卵はこれ一択!」という熱い支持が集まった。
現在国内で流通する卵の9割は窓のないウインドウレス鶏舎で育てた鶏によるものだが、こちらの養鶏場は田園と森で囲まれた、優しい太陽の光と風が差し込む開放鶏舎。トウモロコシ、米、大豆しぼりかす、なたね、マリーゴールド、パプリカ、木酢精製液、ゼオライト、桑の葉、ヨモギ、北海道産のホタテの殻など20種類以上の素材を配合した飼料を与え、さらに抗酸化作用やストレス軽減、老化防止効果が見込めるアスタキサンチンを作り出す「ファフィア酵母」を与えることにより、少し赤みがかった黄身の卵となっている。
「小さな子供から年配の方まで安心して食べることができる安全で美味しい卵の生産」を実現すべく「サルモネラ菌検査」「一般生菌検査」「放射能検査」などさまざまな検査を実施。いずれも「問題ない」という評価を受けているのは言うまでもない。さらには栄養成分分析も行っており、コレステロール値や脂質、カロリーが一般的なたまごよりも15%ほど低いという(日本食品分析センター調べ)。
2位 長野県 安曇野ファミリー農産(りんご)(URLはこちら)
看板商品は希少なライセンス制のりんご「ピンクレディ」。生産量は日本のりんごの中で0.015%しかなく、生産者はわずか45名という、まさに幻のりんごだ。近年、日本では糖度の高い果物が人気を博す傾向にあるが、こちらはシャンパンのような爽やかな酸味が特徴の“酸っぱいりんご”。購入者からは「昔懐かしいりんごの味がする」「酸っぱいりんご好きにはたまらない」と、熱い支持を集めた。
ピンクレディ以外にも「高徳」や「奥州ロマン」、中身が赤い「ムーンルージュ」、小玉で珍しい「シナノプッチ」といった、スーパーなどでは購入できない珍しいりんごを栽培。予約販売の時期に購入すると、収穫してすぐに発送してくれる。
安曇野ファミリー農産では「レストランひらまつ」や「キルフェボン」などをはじめとする約80店のレストランやスイーツ店、さらには「高島屋」「阪急オアシス」などの百貨店などにりんごや加工品を出荷している。食べチョクではユーザーのコメント率が高い品種から苗を植えることで、ニーズと生産量が同じくらいになるよう調整。できるだけフードロスを少なくすることを心がけている。
3位 兵庫県 ケンちゃんファーム(たまねぎ)(URLはこちら)
苗を植えてから収穫まで半年以上の時間をかけ、手間ひまかけてつくられる淡路島たまねぎ。こちらのファームでは二毛作、三毛作を実施しており、6月下旬には米作りをする水田へと姿を変える。こうすることで次のたまねぎ栽培時に病害を防いだり、土の中で玉ねぎに必要な栄養素を作り出すという。
淡路島の年間平均気温は16度前後。日照時間が長く収穫時期となる夏季に雨が少ないので、たまねぎ作りにぴったりの気候だ。こちらのファームのたまねぎは農薬、化学肥料を通常より50%以上抑えた「ひょうご安心ブランド」にも認定されている。
食べチョクでは2023年1月23日19時より「食べチョクアワード2022」受賞生産者の授賞式をYoutube LIVEで配信する予定。受賞生産者および、生産者の商品を何度か購入しているなどのユーザーを“お得意さま”として招待している。生産者とユーザーのつながりや、生の声を聞いてみたいという人は、こちらもぜひ要チェックだ。