【防寒ウェア】
春夏でも涼しい山で軽くはおる一枚
早朝から動きはじめることも多く、街よりも標高が高い場所を歩くトレッキング時には、夏でも肌寒さを感じる時間帯が長く続きます。まだ春のうちや天気がそれほどよくないときは、一日中気温が上がらないことも珍しくありません。
寒気をさえぎる薄手の防寒着が山では必要です。風を防ぐだけならばレインウェアでも代用できないことはありませんが、風を通さないことはウェア内部の汗で蒸れやすいことでもあり次第に不快になってきます。
そんなとき、防水性はなくても通気性の高いウェアは内部の湿気を外に吐き出してくれ、適度な防寒性を発揮してくれます。男性よりも冷えに弱い女性は、どんなときでも一枚用意しておくとベターです。
■なぜ必要?
- 山の早朝は予想以上の低温
- レインウェアでは蒸れやすくて不快
- 通気性もあって、適度な暖かさ
【トレッキングブーツ】
怪我をせずに歩くにはまず足元から
森のなかの湿った土の上にトレイルが延び、ときには岩場もある登山道では、足を取られて転倒しがちです。とくに雨が降ったあとは、思いがけない場所で転ぶ人も続出します。
ソールがしっかりしているタイプならば、場所によってはスニーカーでも大丈夫ですが、安全度ではトレッキングブーツにはかないません。専用のブーツのソールにはミゾが深く刻まれていて、スリップしにくいだけではなく、足首もきちんと保護しています。たとえ歩行中にバランスを崩しても捻挫を起こしにくい造りになっているのです。スニーカーよりは少々重くなりますが、山道では足元がしっかりしたトレッキングブーツのほうが、最終的には疲れをあまり感じないでしょう。
- すべりにくいソールで転倒を防止
- 足首を捻挫から守る構造
- 山道での疲れを感じさせない