アウトドアを始める前に使ったことがある刃物は、包丁くらい。
そんな筆者がキャンプを始め、本格ナイフが欲しくなり購入したのが、モキナイフ「Berg Pro trail(バーグプロトレイル)」です。
今回は、アウトドア女子である筆者が夢中になった、使い勝手のいいバーグプロトレイルの魅力をご紹介します。
モキナイフとは?
モキナイフは、創業1907年からナイフ一本一本に愛情を込めて作り続けている、岐阜県関市にあるナイフメーカーです。
モキナイフ公式ホームページを訪れると、「世界で最も美しいナイフ モキナイフ」の言葉に目が止まります。
実際にナイフを手に取ってみると、まさにエレガント。ブレードの輝き、ハンドルの形や素材の美しさに目を奪われます。
もちろん装飾美だけでなく、100年以上受け継がれてきた技術、デザイン、切れ味、フィット感も長年人気がある理由です。
バーグプロトレイルの魅力
バーグプロトレイルは、2022年10月末にモキナイフから発売されたアウトドア用ナイフです。
モキナイフが自信を誇る“美しさ”のみならず、実用性を兼ね備えたナイフで、アウトドアでのタフな使用にも耐えてくれます。
2年前に販売された旧モデルのバーグより小回りがきく絶妙なサイズ感のナイフで、キャンプだけでなく狩猟にも使用できます。
ナイフの形状は、ナイフの刃先からハンドルまで鋼材が貫通しているフルタングで、高強度。
ハンドル素材は、マイカルタという樹脂素材。ゴツすぎない柔らかさが、愛おしく感じさせてくれます。
そしてナイフの鋼材には、VG-7という摩耗しにくく硬度が高いものを使用。ラミネート加工も施されており、耐腐食性が高くなっています。サビに強いのは、すぐに洗うことができないアウトドア環境では、嬉しい特徴ですよね。
小ぶりサイズが手にフィット!
ナイフの全長は185mm、ナイフのブレードは85mm。
メインとして使用される一般的なアウトドアナイフより、コンパクトなサイズ感です。
握ってみると、驚くほど手に馴染みます。筆者にとって初めて「かわいいナイフ」と思えたのが、このバーグプロトレイルでした。
女性の筆者でも、重いと感じることはなく適度な重みで扱いやすいです。そのため、「フルタングのナイフが欲しいけど、フルタングのナイフは重くて使いにくい」と感じている方には、おすすめのナイフです。
バーグプロトレイルを手にしてから、キャンプに出かける時は、このナイフをずっと使用しています。
夫婦で兼用していますが、男性にとってもこの小ぶり加減が使いやすいと好評です。
薪を割るのもサクサク進む!
ナイフの背を棒で叩いて、薪を割り、焚き付けを作るのにもバーグプロトレイルは向いています。
フルタングのナイフには、パワーと適度な重さがあるので、ぐぐっ!と木に食い込んでいくのです。
バーグプロトレイルの刃は、刃先の厚みとナイフの背の厚みにギャップがあるので、思った以上に簡単にパカっと木を割ることができます。
木を削る細かな作業にも最適
焚き付け用にフェザースティックを作る時も、バーグプロトレイルは木によく食い込んで、スムーズに削ることができます。
力を抜いて削ればくるくるっと薄く削ることもできますし、力を入れれば厚く削れるので、フェザースティックを作る時間も楽しくなります。
ブッシュクラフトで人気のあるポットハンガーを作る際も、バーグプロトレイルは使えます。
ナイフの刃先が細いため、狙った場所を削りやすく繊細な作業に向いているのです。
こんな風にケトルをかけるだけで、ワイルドなキャンプの雰囲気が楽しめますね。
レザーのシースの使い勝手も抜群
国産レザーを使用したシースは、光沢を抑えた優しい色味で、温かみのあるカラー。
ポチッとボタンを外してベルトに固定できるので、着脱が簡単です。
またベルトにくっつけると、ハンドルが手に取りやすい高さになるので、ナイフの出し入れがスムーズになります。
このシースも筆者は非常に気に入っています。
お気に入りのナイフで、アウトドアライフがもっと楽しくなる!
筆者にとってバーグプロトレイルは、小ぶりにも関わらずヘビーユーズにも耐えられる機能美を兼ね備えた頼もしいパートナー。
自分のためのナイフとしてはもちろん、一緒にアウトドアを楽しむパートナーへの贈り物としても最高の一品となること間違いなしです。
持っているだけでも美しさに思わずニンマリしてしまう、そんなワンランク上のナイフに出合ってみませんか。