アレンジが楽しい「いなりもち」
いなりもちは、ふっくら甘辛く煮た油揚げに、おもちを詰めて作ります。そのまま食べてももちろんおいしいのですが、アレンジ次第でいろいろな食べ方が楽しめます。ここでは、いなりもちの作り方から、おすすめの食べ方や楽しみ方をあわせて紹介します。
【いなりもちのレシピ】
【材料】4個分
- 切りもち 4個
- いなり用揚げ 4枚(小さめの揚げを半分にカットしたものでも可)
- しょうゆ 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ1強
- 水またはだし(昆布、かつお節など好みのもので) 150〜200ml
<下準備>
- 油揚げは、油抜きをします。沸騰した湯に2〜3分ほど浸して油を抜きます。その後、水にとり油を流し、水けをしっかりしぼります。
- 油抜きした揚げは、片端をカットして袋状にします。
- しょうゆ、みりん、砂糖、水(だし)を合わせておきます。甘さは加減してください。
<作り方>
(1)鍋に油抜きした揚げを放射状に並べます。
(2)合わせておいた調味液を加えたら、火をつけ油揚げを炊きます。
(2)味付けした油揚げが冷めたら軽く絞って、もちを入れます。
(3)メスティンで蒸します。蒸し器用の網を敷いたら、クッキングシートをメスティンサイズにカットしてのせ、(2)を入れて包み、一旦取り出します。
(4)メスティンに底から2㎝ほどまで水を注ぎ火にかけ、沸騰したらクッキングシートで包んだいなりもちを入れます。
(5)もちが柔らかくなったら火を止め、温かいうちにいただきましょう。
おすすめのトッピング
いなりもちに合せたい、おすすめのトッピングを紹介します。
- ゆずの皮
- 三つ葉
- ガリ(紅ショウガ)
- 大根おろし
- 白髪ねぎ
- 大葉
- 海苔
- わさび
- からし
- ごま、など
焼いてもおいしい!焼きいなりもち
炭火やコンロでお揚げが香ばしくなるまで焼いて食べてもおいしいです。
うどんのトッピングにして「ちからきつねうどん」
素うどんに、いなりもちをトッピングすれば、ボリューム満点の「ちからきつねうどん」になります。七味唐辛子を振っていただきましょう。
おもちと相性のよい食材
おいしいからとつい食べ過ぎてしまいがちなおもち。おもちは、消化の働きを助けてくれる大根おろしと一緒に食べることで胃腸の負担を和らげることができます。大根おろしを添えるのもおすすめです。
もちを食べるときの注意点
この時季、おもちを喉に詰まらせたというニュースを耳にします。おもちを食べる時の注意点を改めてまとめてみました。
- おもちは食べる前に、水分で口の中を潤しておく
- ひと口ずつ、よく噛んで食べる
- おもちを食べながら話をしない。
- 高齢者や小さなお子様が召し上がる際には、小さく切り食べやすくする、食べるときには誰かがそばにいる
小さく切ったおもちでも、噛まずに次々口の中に入れると喉の奥でくっついてしまうことがあります。ひと口ずつ飲み込んでから食べるように心がけることが大切です。また、いなりもちのように、もち同士がくっつかない調理法にするのもいいでしょう。
「初午(はつうま)の日」にいなりもちはいかが?
少し先になりますが、2月最初の午の日が初午。2023年は、2月5日(日)にあたります。初午とは、稲荷神のお祭りが行なわれる日で、”稲がなる”を意味する「いなり」から五穀豊穣、家内安全、商売繁盛などを祈願して、毎年、稲荷神社でお祭りが開かれています。そんな初午の日に食べると縁起の良いとされているのが、狐の好物の油揚げやいなりずし。今年の初午は、家族や仲間といなりもちを食べながらお祝いしてみてはいかがでしょうか。