登山靴は高くないですか?
本格的な登山となるとハードルが高そうだから、まずは登山体験をしてみたい。でも、高価なウェアや靴などが必要で、尻込みしてる方も多いのではないでしょうか。
登山で使いやすい防水性の登山靴は、1万円以上するのが普通です。さらにそれらは街で履きにくい見た目をしているため、普段は履けず、登山専用になってしまいます。
登山体験をするのに適していて、さらに安くて普段も使える靴はないかと、考えたことがある方は少なくないはずです。
今回は、このような悩みに答えるシューズ、ワークマンの「アスレシューズストームランナー」を紹介します。
本製品は、ワークマンのホームページではランニング用として販売されています。しかし、ハイキング程度であれば十分に使えます。実際に筆者もハイキングで使ってみて「意外と使える」と感じました。
もちろん、使用できるかどうかは登る山の環境にもよるため、本格的な登山靴とはなりません。しかし、初心者の方が最初に購入する靴としてはおすすめです。ぜひ、参考にしていただければと思います。
アスレシューズストームランナーの3つのおすすめポイント
本製品をおすすめする主な理由は、以下の3つがあります。
- 透湿防水生地により水を弾く
- とにかく安い
- 街中でも履ける
透湿防水生地により水を弾く
まず、1つ目のおすすめポイントは透湿防水生地を使用しているため、水を弾くという点です。
本製品のアッパー部分は透湿防水生地が使用されています。
この生地は水を弾く性質を持ち、雨が当たってもそこから濡れてしまうことはありません。
そのため、ハイキング中に小雨が降ってきた程度なら、靴の中を濡らさずに快適に登り続けることができます。
山の天気は変わりやすいので、平地では晴れていても、山では急に天気が悪くなることがあります。そんな時にこのシューズであれば、激しい雨で無い限りは心配はありません。
筆者は、実際に防水性能を確かめてみました。シャワーをアッパー部分にジャブジャブかけてみましたが、靴の中が濡れる様子もなく防水性はやはりバッチリでした。
そのほか、筆者は実際に小雨の山道で30分ほど歩いたことがありますが、その時も靴の中は濡れませんでした。
ただしその日、靴の中は濡れなかったのですが外側は泥だらけになってしまい、後日街中で履くには一旦洗わないといけない状態にはなりました。あらかじめ雨と分かっていた場合は、防水性のある登山専用靴を履いていった方がいいかもしれません。
また、降雨後の濡れた山道は非常に滑りやすくなります。その点においても、あらかじめ雨が予想されている際は登山専用の靴にした方がいいと言えるでしょう。
なお、アッパーの上部のシュータン部分は防水生地ではないため、注意が必要です。
これらのことから、アスレシューズストームランナーは激しい雨が降りにくい、秋から春にかけての低山で活用するといいと言えるでしょう。
とにかく安い
2つ目のおすすめポイントは、価格の安さです。
なんとこちらの製品、1,900円と破格の安さとなっております。
通常、透湿防水性能を持つ登山靴となると1万円を超えてきますので驚きの価格です。
ただし、一般的な登山靴では、激しい雨にも対応できるほどの防水性能を有していますので、スペックが異なることを忘れてはいけません。
それでも透湿防水性能で1,900円とはやはりワークマン、脅威のコスパといったところでしょう。
街中でも履ける
最後のおすすめポイントは、街中でも履けるという点です。
一般的に初心者が購入する登山靴というと、足首の部分が高くなっているミドルカット以上が一般的となり、さらにサイズ感も大きくて、見た目はいかにも登山靴といったものが主流となります。
そのため、正直なところ登山靴は街中では履きにくいです。登山初心者だと登山に行くことも多くはないため、下足箱の中でほこりをかぶってしまうことも少なくありません。
一方で、本製品はローカットな上にデザインもシンプルなため、街中でも履くことができます。
筆者は実際に普段から本製品を街に履いていっています。スニーカーだと雨の日が心配ですが、本製品であれば安心して履いていけます。
ちなみに重さは26cmで1足260g。
ハイキングで使うにしろ、日常的に使うにしろ、この軽さは嬉しいポイントですね。
破格の安さでおすすめのシューズ!
今回は、ワークマンのアスレシューズストームランナーを紹介しました。
本格的な登山での使用は難しいですが、日常的に使う、また秋から春にかけての低山で、積雪・凍結のない環境で使う分には活躍してくれる、初心者向けの一品です。
価格も1,900円と破格の安さですので、気になった方はぜひ試してみていただければと思います。