火と親しむ、つまり「遊火」。いまやキャンプに欠かせないこの遊びを楽しむうえで、道具選びは重要なポイント。そこで、二層構造の設計で煙の出にくい二次燃焼焚き火台を紹介しよう。
※スペックは「❶サイズ、❷重量、❸付属品」です。
高温燃焼で煮炊き料理がしやすい二次燃焼焚き火台
二層構造の本体内を通って暖まった空気を再び燃焼させる構造になっている。煙が出にくく、高温で煮炊きするのにとても便利だ。
一次燃焼で燃え切らなかったガスが二層の本体内で暖められ、再度燃焼させるのが二次燃焼。
収納性ピカイチの二次燃焼タイプ
モンベル/フォールディング ファイヤーピット
¥19,800
ペチャンコな収納状態から本体をパッと開いてロストル(火床)をセットするだけでOK。薪を焚いてしばらくすると、上部の穴から二次燃焼の炎が勢いよく吹き出してくる。
問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス 0088-22-0031、06(6536)5740
❶使用時/42×22×H30㎝、収納時/42×5×H30㎝
❷4.1㎏
❸ロストル、焼き網、収納袋
火着きが良くて誰でも簡単に扱える
ソロストーブ/キャンプファイヤー
¥13,200
軽量コンパクトながらファミリーユースにも対応。五徳も付属しているから調理にも活用可能だ。ソロ向けから直径70㎝弱の大人数用まで、サイズバリエーションも豊富にある。
問い合わせ先:アンプラージュインターナショナル
https://upioutdoor.com/
❶使用時/(約)φ17.8×H23.5㎝、収納時/(約)φ17.8×17㎝
❷約998g
❸五徳、収納袋
仲間と火を囲みやすい六角型
THE IRON FIELD GEAR/
㊧ヘキサウッドストーブ トライバル柄 ¥40,700
㊨ヘキサウッドストーブ ミニ ¥9,900
上昇気流が起きやすい縦型で、しかも二次燃焼を促進する二重構造。移動時には下部の台を蓋として使うことができる。ミニはソロキャンパーにお薦め。
問い合わせ先:THE IRON FIELD GEAR https://tifg.jp/
❶約35.4×30.6×H41㎝、ミニ約18.5×16×H21.3㎝
❷約8.3㎏(蓋、五徳含む)、ミニ約1.9㎏(蓋含む)
❸蓋、五徳(通常サイズのみに付属)
上昇気流を起こすL字型ボディー
ホリデーロード/下町ロケスト3ウェイ
¥28,600
二次燃焼を促進するL字型構造。本体上部、燃焼室下のオーブン、煙突の吹き出し口の3か所で同時に加熱調理できるのが大きな特徴だ。収納性の良さもバツグン。
問い合わせ先:ホリデーロード 03(6806)8947
❶使用時/47×22×H58.4㎝、収納時/47×14.1×H21㎝
❷約4.7㎏
※構成/坂本りえ 撮影/中村文隆 協力/木村泰河
(BE-PAL 2022年12月号より)