夢のクルマ、それが「キャンピングカー」
キャンピングカーがあればどこにでも行ける。寝られる。楽しめる!
そんなイメージがあると思います。実際そうですが(笑)、旅への出発前にいったいどんな準備をしているのか?リアルな様子をお伝えします。
①サブバッテリー充電
走行中もある程度は充電できるのですが、エンジンを切れば完全「オフグリッド状態」になるキャンピングカー(一応、天井にソーラーパネルも設置してありますが微々たる発電ですよね)。エアコン、電子レンジ、ドライヤー、冷蔵庫、もろもろ電子機器の充電などキャンパー内で電気を使う機会は多く、100%の充電状態にしておきたいものです。
②給水
直接飲みはしませんが手や食器を洗ったり、夏場だとサーフィン後にシャワーを浴びたりと、なにかと水は必要。満タンにして出かけます。120Lくんでおけば、夏場で無い限り3日は余裕でもちます。
③おのおのの旅準備
「睡眠」にこだわったわが家のキャンピングカー。大人はひとり1ベッド確保、子どもたちは運転席の上の広々とした「バンクベッド」でふたりで寝ています。おのおのの手荷物はそれぞれの寝床に置いています。着替え、洗面道具、子どもの場合はオモチャ(トミカやパズル)や学校の宿題などが入っています。
④その他、旅準備
車内にはコンセントが4つ。自宅と同じような環境で電化製品が使えます。
⑤下ごしらえ
旅先での限りある「水」とキッチンの「スペース」と、そして「時間」。料理は極力したくない私です。なによりふだんからキッチンで奮闘しているのだから、旅の空では遊ぶ時間を確保したい(笑)。家から下ごしらえしていくとずいぶん時短になりますよ。よく用意していくのは以下。
- ネギみじん切り
- 生姜すりおろし(冷凍キューブ持参)
- 大根おろし(冷蔵庫を開けるたびちょっと臭います)
- さらし玉ねぎ
- ちぎって水洗いしたサラダ
だいたいの調理は「電子レンジ」があればなんとかなります。なのであえて常設コンロは設置せず、「カセットコンロ」で私は十分。コーヒーやカップ麺用にお湯を湧かしたり、鍋をこさえたりするだけなので。炒め物などは(気乗りしたときだけ)外でやっています。車内でやると匂いが大変!
なるべくならば皿も洗いたくない私です。100均の「紙皿」を愛用。
「初代」キャンピングカーの時代を振り返る
初代(新古車)のキャンピングカーは、2008年に当時ものすごい勢いで夢中になっていた「サーフィン」のために購入。そのときは独身貴族(笑)だったので、本当に「寝るだけ」仕様でした。唯一キャンピングカーっぽい設備といえば、「冷蔵庫」くらい。なので出発準備も普通のクルマとほぼ変わらなかったです。2,000ccに満たない排気量で、上り坂の高速道路がほんとキツかったですね…。
ときを経て、結婚出産。もうちょっと設備がちゃんとしたキャンピングカーが欲しくなり、頻繁に「キャンピングカーショー」に足を運んでは何年も掛けて吟味、厳選。2015年、私の要望がすべて詰まった現在の2代目に出あいました。
2代目キャンピングカーには、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、大容量水タンク、シャワー、サイドオーニング、およそすべての設備が整っています。ちなみにトイレは防水ルームにて「ポータブルトイレ」を使用。次男の急な「おしっこー!」も大丈夫。
設備も気に入っていますがエンジンがパワフル。排気量3,000cc以上あるトヨタの「ディーゼルターボ」、しかも四駆なので、雪山もスイスイ。歯を食いしばってアクセルを踏んでいた初代とは大違いで、今度は逆にスピードオーバーを気にしています(笑)。
雪山といえば、もうなにもいじらなくて済むような「完パケ」車両を買ったつもりだったのですが、まさか4歳の次男が雪山にドはまり。結局「FFヒーター」を取り付けました。「雪山車中泊」については、またの機会に書こうと思います!