今年1月、福岡県糸島市にオープンした「糸島農園・志摩イチゴハウス」にイチゴ狩りに行ってきました。
ヤシの木が立つ広大な敷地に建てられた、大きなイチゴハウスでの体験をご紹介します。
オーナーさんの夢への第一歩「糸島農園・志摩イチゴハウス」
昨年12月9日、福岡県糸島市志摩に「糸島農園・志摩イチゴハウス」がオープンしました。
オーナーさんご家族は、元々、福岡市内で他の事業を営んでいらっしゃいました。
お孫さんの誕生を機に、「自然の中で、子供たちが思いっきり遊べる“場”を作りたい」との思いから、家族で糸島へ移住。一年間農業を学び、夢への第一歩となる「糸島農園・志摩イチゴハウス」をオープンされました。
オーナーさんの思いが随所に感じられる、イチゴハウスをご紹介します。
子供連れにもうれしい充実した設備
受付棟には、テーブルと椅子が置いてある歓談スペースや貴重品ロッカーがあります。寒い時期でしたが、冷暖房とストーブもあり、待合室でも暖かく過ごすことができました。
イチゴハウス内にもイートインスペースがあるので、摘んだイチゴをゆっくり座って食べたり、休憩タイムをとることもできます。
これまで私が訪れたことがあるイチゴハウスにはなかった、「ここにアレがあったらいいな」が、叶えられている施設だなと思いました。

受付棟。前原インターチェンジから芥屋方面に向かう県道54号線沿いに見える、ヤシの木と白い建物が目印です。
糸島の山側にもみんなに楽しんでもらえる“場”を作りたい
糸島の海沿いには、おしゃれなカフェなど、すでに多くの観光スポットがあります。
「静かで自然豊かな山側にも、地元の人たちや糸島を訪れる人たちに、楽しんでもらえるような“場”を作っていきたい」とオーナーさんは語ってくれました。

裏手には山があり、広大な敷地に大きなイチゴハウスが並んでいます。写真の施設は私がイチゴ狩りを体験した1号館です。ハウスの中は繋がっていて、とても広いです。

イチゴハウスの中です。「恋みのり、かおり野、さちのか」の3種類を楽しむことができます。高設栽培でイチゴが高い場所にあるため、立ったままイチゴを摘むことができます。

ベビーカーも通れる広い通路。子供と大人と一緒に歩ける、ゆとりある広さがうれしいです。
寒い時期はイチゴが甘くなる!?
ハウスを案内してくれた農園の方が「今はイチゴが一番美味しい季節なんですよ〜」と教えてくれました。
「イチゴといえば春が旬」だと勝手に思い込んでいましたが、実は低温環境がイチゴを甘く育てるのだそうです。
いちごの果実は収穫されるまでの日数が長いほど、糖度を蓄えて実が甘くなります。そのため、気温が低い時期のいちごは寒さでゆっくりと実が育ち、甘くみずみずしい実をつけるそうです。
美味しいイチゴの特徴
農園の方から、美味しいイチゴの見分け方も教えてもらいました。スーパーでイチゴを選ぶ時にも役立ちますね。
- へたの近くまで赤く色づいたもの
- ヘタが反り返っているもの
たくさんのイチゴの中から、食べごろのイチゴを見つけるのは、宝探しのようで楽しいです。子供たちも「わたしが見つけたイチゴは最高に甘いよ!」とニコニコで自慢していました。

赤く色づいたイチゴはツヤツヤで見るからに美味しそうです。

緑色でまだ色がついてないもの、ほのかに色づき始めたものと、イチゴが生み出す自然のグラデーションがとてもキレイで、見とれてしまいました。

糸島農園独自の有機水耕栽で育てられていて、イキイキとした元気の良いイチゴが、たくさん実をつけています。

こちらは大粒な果実と長い枝が特徴の「恋みのり」です。同じハウスの中を歩きながら、3種類のイチゴの食べ比べができます。品種によって、いちごの色や形、果実の中の色、茎の長さなどに違いがあり、観察するのも楽しかったです。

計り売りで摘んだイチゴのお持ち帰りができます。私が訪れた日はグラム2.8円(このパックにいっぱいで680円くらい)でした。時期によっても変わるそうなので、イチゴハウスで確認してくださいね。わが家は、当日来られなかったパパさん用に大きなイチゴをお持ち帰りしました。
イチゴ狩りは「最高に贅沢なおやつ」
自分で探して摘んだ、甘くてジューシーなイチゴをたくさん食べて、大満足の休日となりました。
オーナーさんご家族の想いが詰まったイチゴハウスで、最高に贅沢なひとときを過ごしてみませんか。
イチゴハウスに続き、「子供たちが思いっきり遊べる“場”」が、展開されていくことも楽しみにしています!
糸島農園・志摩イチゴハウス
