カレーといえば、キャンプ飯の定番ですよね!そんなカレーに添えたいのは、名脇役の福神漬け。
実は福神漬けは、自分好みの野菜を使って、簡単に作ることができます。
キャンプでのカレーに自家製福神漬けを添えて、いつものキャンプをもっと自分スタイルにしてみませんか。
福神漬けの作り方
福神漬けは、野菜を干して作った乾燥野菜を調味料と一緒に漬け込み、しばらく寝かせれば完成します。
一般的には大根、ナス、なた豆、レンコン、キュウリ、シソの実、シイタケなどを使って作るのが福神漬けと言われていますが、これらの野菜ではなくても作ることが可能です。
ちなみに福神漬けは、本来7種の野菜を使うことで、七福神とかけて呼ばれるようになったという説もあるとか。なんだか、縁起がいい食べ物のように感じてきますね。
今回のレシピでは、スーパーに売っている馴染みのある野菜を使います。材料をわざわざ買い揃えなくても、冷蔵庫にある残り物で作れるのでお手軽です。
材料(作りやすい分量)
- 大根 200g
- にんじん 100g
- レンコン 100g
- 昆布5cmx5cm 1枚
- 生姜 1かけ
- みりん 100ml
- 醤油 100ml
- 砂糖 25g
- 米酢 10g
- 瓶(300ml~400ml程度のもの) 1つ
1.野菜をカットする
薄さ1〜2mm程度、大きさは1cm角くらいになるように野菜を切ります。
大きさが多少違っていても、アクセントになるので気にしなくて大丈夫です。
2.野菜を干す
全ての野菜を切り終わったら、ざるなどに広げ、カラッとするまで干します。
筆者は、ホームセンターで購入した3段のジッパー付き干し網を使用しています。材料は少量でも、細かく切って広げてみると案外場所を取るものです。3段でも、あっという間に食材で埋まってしまいます。
また、干した野菜を1日中見張っていることはできないので、ジッパー付きだと多少風が吹いても飛ばされず安心です。
お日様の当たる場所に干し、カラカラになるまで置きましょう。
天気のいい日が2日以上続くときが狙い目。2日間干すと、驚くほど小さくなります。
特に大根は水分がたっぷり含まれた野菜なので、他の野菜と比較してもかさがグッと減ります。
3.調味料と乾燥野菜を合わせる
小鍋にみりんを入れ、火にかけます。
弱火で1〜2分沸騰させ、アルコールを飛ばします。
残りの調味料の醤油、砂糖、米酢を入れひと煮立ちさせたら火を止めます。その後、スライスした生姜と昆布を入れます。
熱湯で煮沸消毒した瓶に、乾燥させた野菜を入れます。
そこに煮たたせた調味料と生姜、昆布を一緒にいれ、蓋を締めたらあとは待つだけです。
粗熱が取れたら、冷蔵庫で保管してください。
1週間くらい置いて味をなじませたら、食べごろです。
キャンプ場に持っていくときは、食べる分だけ小瓶に入れて持ち運ぶのがおすすめです。
カレーに添えて食べれば、自家製の優しい味になんだかほっこりしてしまいます。
シャキシャキの食感で思わず食べ過ぎてしまいそう。普段福神漬けを好まない我が子達も、自家製福神漬けは「もっと、もっと!」と食べてくれるので嬉しい限りです。
我が家では今回のレシピの3倍量で作って、保存しています。小瓶に分けていくつも作っておくと便利ですよ。
作り方のポイント
野菜を乾燥させる場所があまりない場合は、一種類ずつ順番に乾燥させて作ってもいいでしょう。乾燥野菜は作り置きが可能なので、作れる方はたくさん干して保存しておくのもおすすめです。
また、季節によってはきゅうりやナスなどを使うと美味しくなります。
乾燥した野菜が調味料を吸収していく様子を子ども達と一緒に観察し、日々楽しむのも面白いですよ。一緒に作れば、子どもの食に対する興味も湧いてくるでしょう。
キャンプのカレーをグレードアップさせよう!
「福神漬けを作ってみようなんて思ってもいなかった!」そんな方でも簡単にできる自家製福神漬け。
着色料不使用で安心。そして、自然の恵みがたっぷり入った福神漬けです。
作り置きできるので、キャンプでも自宅でも贅沢に使えますし、何より美味しいのが魅力。
空気がカラッとしていて晴天が続くときが、作りどきです。福神漬け作りを通して、お家時間を楽しく過ごしてみてはいかがでしょうか。