テントを購入した際に付属されているハンマーは、基本的にアルミ製やプラスチック製のものが多いですよね。場合によっては、硬い地面で使用すると先が曲がって変形し、使いものにならなくなってしまうこともあるでしょう。
キャンプを長く続けるならば、さまざまな環境に対応する、しっかりとしたハンマーを用意したいところです。
そこで今回は、Snow Peakの「ペグハンマーPRO.C(以下PRO.C)」をご紹介。頑丈で扱いやすく、長く使用できるこの商品の魅力をお伝えします。
Snow PeakのペグハンマーPRO.Cの魅力4つ
PRO.Cは、ペグ専用のハンマー。
ユーザーが快適にペグを打ち込めるよう、細部にまでこだわりが詰められています。
1.強度のある鍛造の先端パーツ
PRO.Cの先端パーツは、鍛造によって作られているため非常に頑丈で、簡単に曲がったり折れたりしません。
鍛造とは、金属を叩いて圧力を加える製法のこと。
金属を圧縮することで、中身が密になり、強度が高くなるのです。
2.ユーザーにやさしい銅ヘッド
PRO.Cのヘッド部分は、銅が採用されています。
銅は、金属の中では柔らかい素材。柔らかい銅を採用することで、打ち込み時に発生する衝撃を和らげ、手への負担を緩和してくれます。
筆者もPRO.Cをいつも使用していますが、他のハンマーよりも使用時の腕の疲れが少ないと感じています。
また、先端パーツが柔らかいことにより、ペグあたりがよく、滑りにくいため、しっかりと手の力がペグに伝わります。
なお先端パーツは鍛造ですが、ヘッド部分の銅は潰れて変形していく消耗品です。そのため、使い込んで減ってしまった銅ヘッドは、別売りの新しい銅ヘッドに交換する必要があります。
3.かしの木を使用した強靭な柄
かしは、堅い木として定評があります。
PRO.Cの柄は木目を選定し、しっかりと乾燥させたかしが使用されているため、耐久性に優れています。
また、柄の表面には切り込みが入っており、滑り止め加工がされているため、滑りにくく、手に心地よくフィットします。
4.すっぽぬけ防止のベルト
ハンマーを使用していて気をつかうのが、使用時のすっぽ抜け。
ハンマーが手から離れて飛んでいくと、誰かを怪我させてしまったり、大事なキャンプ道具に当たって壊れてしまったりする恐れがあります。
PRO. Cならば、そんな心配は無用。
柄の部分にはロゴ入りのベルトが付属しています。手首にベルトを通してから柄をにぎることで、すっぽぬけが防止され、安全に使用ができます。
PRO.Cの使い方
ここからは、ペグハンマーPRO.Cの使い方をご紹介します。
ペグの打ち込み方
PRO.Cの柄に付属しているベルトに手を通し、ベルトと柄の先端の滑り止めがある部分をしっかりと握ります。
もう一方の手でペグを持ち、先端を地面に対して45度~60度ほど傾けて地面にさし込みます。
PRO.Cを振り上げ、ペグの頭に対して銅ヘッドをまっすぐ当てて打ち込みましょう。まっすぐに打ち込めば、手の力をしっかりとペグに伝えられます。
ペグの引き抜き方
PRO.Cはペグを打ち込むだけでなく、撤収時に地面からペグを引き抜く際にも使用できます。
先端パーツの銅ヘッドの逆側にはフックとホールがあり、ペグを引き抜くのにはこちらのパーツを使用します。
フックは、穴が空いたペグを引き抜くのに使用します。
ペグの穴にフックを通して引き抜けば、力がよくかかるため、簡単にペグが引き抜けます。
もし、ペグが地面に食い込んで抜けない場合でも、穴にフックを通したまま、左右にPRO.Cをひねってあげるとたいていの場合ペグを引き抜くことができます。
ホール部分は、先端が鉤(かぎ)のように曲がったペグを引き抜くのに使用します。
ペグの先端部分をPRO.Cのホールに差し込んで引けば、少ない力でペグが抜けます。
ペグがなかなか抜けない場合は「てこの原理」を使いましょう。ホールにペグの先端を差し込んだまま、銅ヘッド側に体重をかけることで、簡単にペグが抜けるはずです。
Snow PeakのペグハンマーPRO.Cは頼れる相棒
筆者はPRO.Cを使用するようになって、設営・撤収が楽になりました!
PRO.Cはこだわり抜かれて作られているため、ペグの打ち込みと引き抜きのストレスが少なくなります。
また、頑丈で破損の心配が少ないため、安心感があるでしょう。
大事に使用すれば、長く愛用できる商品です。ぜひ、その使い心地を体験してみてくださいね。
Snow Peak ペグハンマー PRO.C
材質:ヘッド/銅、スチール(黒電着塗装)、柄/かしの木
サイズ:φ35×120×290mm
重量:670g
価格:8,470円(税込)