いよいよ本格的な登山シーズン。これから登山を再開しようと思っている方も多いことでしょう。
でも、少し登山に慣れてきた時に、次はどのような山に挑戦すればいいのだろう、と迷ってしまうことがありますよね。
そこで今回は、首都圏からのアクセス良好で、魅力たっぷりな脱初心者向けの日帰り登山コースを紹介します。
実際に筆者が登った時の写真を交えながら紹介するので、次の山選びの参考にしてもらえればと思います!
アクセス良好!観光地・箱根の連峰を歩こう
今回紹介する登山ルートは、神奈川県でも有数の観光地である箱根にある連峰、明神ヶ岳〜金時山の縦走※です。
箱根付近は電車やバスが充実しているため、登山口までのアクセスは良好。しっかりとした登山、そして絶景を楽しめるコースとなっています。
※縦走とは、山頂に登ったあとに下山せず、次の山へ向かうことを指します。
明神ヶ岳登山口へのアクセス
今回の登山口は、明神ヶ岳の「最乗寺登山口」という場所です。
まずは、JR小田原駅から大雄山線に乗り、終点の大雄山駅を目指します。
ここから最乗寺登山口まで行くには、伊豆箱根バスが運行しているバスが便利。
大雄山駅横のバスロータリーで乗車し、終点の「導了尊」で下車してください。
下車後は、最乗寺登山口まで少し歩きます。
明神ヶ岳登頂
いよいよ登山です。
登山口から明神ヶ岳山頂までは、およそ160分。
しっかりと整備された登山道なので、初心者でも安心ですが、起伏に富んだ場所などもあります。足元に注意しながら進みましょう。
天気が崩れた後などは、ぬかるみやすくなっているので特に注意してください。
道中には、ロープウェイの遺構もあります。このように、山の歴史に触れることができるのも、魅力のひとつと言えます。
ここまで来ると視界もだいぶひらけ、山頂に近づいていることがわかります。もうひと踏ん張りしましょう。
明神ヶ岳に登頂しました。
そこからは、方角によって大涌谷や相模湾が見渡せ、開放感のある景色を味わえます。
天気が良ければ、金時山越しに富士山を見ることもできますよ。
ベンチがあるので、ここで休憩や山ごはんを楽しんでも良いでしょう。
金時山を目指す
ここからは金時山までの縦走です。時間にして、およそ150分。
明神ヶ岳〜金時山の間は、比較的背の低い植物が多く、見晴らしの良い尾根が続きます。景色を楽しみつつ進みます。
金時山への最後の登りは階段が多く、体力を使います。
ストレッチで体を動かしたり、栄養を補ったりしてから、ラストスパートをかけましょう。
登山コースのハイライト!金時山からの絶景
金時山登頂後に待ち構えているのが、この絶景です。疲労感も程よく、登ってきて良かったと思える瞬間でした。
金時山山頂には、2つの茶屋があり食事も可能です。
名物の「きのこ汁」や「金時おでん」、そのほかにもいくつかメニューがあるので、登頂の際に利用するのも良いでしょう。
しばし休憩の後は、下山予定の金時神社を目指します。
ようやく下山、金時神社へ
金時山から金時神社までの下りは、およそ60分。
道中は石がごろごろしているところもあるので、歩く際は注意してください。
下っていくと見えてくる金時宿り石。
金太郎にまつわる伝説が残る石のようで、その石からパワーを感じるのは筆者だけではないはずです。
このコースを選んだ際には、ぜひ見てほしいスポットです。
金時神社に到着しました。金太郎にゆかりのある場所だけに、その伝説などに触れるのもおすすめです。
近くにはトイレもあります。
小田原方面に帰るには、金時神社から徒歩10分ほどにある、「仙石」のバス停からバスに乗車しましょう。
箱根には登山後の楽しみ、温泉も!
登山を終えた後、心地よい疲労感がある中で楽しみたいのは箱根の温泉。
箱根にはいくつもの日帰り温泉施設があります。登山後に入る温泉は格別ですよ。
このとき、筆者はバスで箱根湯本まで行き、温泉施設「箱根湯寮」を利用しました。
複数の湯船から構成されている上にサウナもあり、とても満喫できました。箱根に登山をする際には、温泉もセットで計画するのがおすすめです。
これからの登山シーズンにぜひ!
筆者が実際に行ってきた、日帰りで楽しめる少し登山に慣れてきた方向けの登山コースを紹介しました。少々のアップダウンはあるものの、アクセスも良く、登山を満喫できるこのコースはおすすめです!
楽しみ方はそれぞれですが、景色や達成感、満足感を得られるのはやはり登山の大きな魅力。
これからの登山シーズン、日帰りで満喫できる登山はいかがですか?