滑走面はハリがあって丈夫な竹材を使用。ヤスリをかけたあとに塗料とニスを塗るだけ。
スピードを求めたスワローテール形状。隅には体と板をリーシュで結ぶためのループ。
いまや「Yukiita」として世界へと広まり、海外からの注文も少なくない。森に覆われ、雪深い日本の風土が生んだ天然遊具なのだ。
「雪板はソリみたいなもの。車に積んで、いい斜面を見つけたら靴のままさっと乗る。深い新雪を直滑降するだけでも気持ちがいいもんですよ」
これが「雪板」に必要な道具だ!
ソールが薄い保温靴
踏み込む力が板に伝わりやすく、かつバランスがとりやすいソールが薄いブーツがオススメ。
犬用のリーシュ
伸縮タイプの小型犬用散歩リードを体と板を繋ぐロープとして使用。転んだときに板が斜面を流れる事故を防ぐため。
五明 淳さん
「MAKE雪板」を立ち上げ、各地のワークショップで雪板のおもしろさを発信する。長野市在住のプロスノーボーダー。
◎構成=森山伸也 撮影/山本 智、原田 岳