キャンプスタイルの多様化に伴い、急増中なのが自分で買った山や借りた土地、支援者から募った資金でのキャンプ場の開設。小規模ながら、オーナーの独創性が光る唯一無二の存在となっている。ここではビギナーの女性を対象にした、セキュリティの行き届いたキャンプ場を紹介しよう。
冷蔵庫からパウダールームまで完備
静岡県
CAMPGARDEN NADESHIKO
住所:静岡県伊豆市湯ヶ島895-1
HP:https://camp-nadeshiko.com/
営業:通年
予約:2か月前より※予約はオンラインのみ
テントサイト:4
モデル料金(ソロ)5,000円〜
古民家のような立派な建物がお出迎え。玄関先からは中の様子がまるで窺えない。まさに、セキュリティー万全とはこのことか(!?)。編集・梶原も「本当にキャンプ場ですか?」
と不思議に思っている感じ。ここは昨年夏にオープンした、女性専用のキャンプ場だ。“テントってどうやって立てるの?” “火はどうおこすの?” “道具をそろえるのが大変”。そんな理由からキャンプに踏み込めない、初心者女性キャンパーのためのキャンプ場だ。
「4サイトと狭いし、決して眺めがいいわけでもない。でも、こんなキャンプ場があれば、キャンプ自体の裾野は広がるし、練習する気分で来てもらえれば」
と、オーナーの安永さん。たしかにガチキャンパーには物足りないかもしれないが、キレイなシャワールームやミスト完備のメイクルームまであったりして、さすが女性向けとうたうだけある。しかも、道具はすべてレンタルできるので、手ぶらで旅行感覚で行けるのもうれしい。
「友達と女子会気分でキャンプしてみたい、なんてときにもピッタリですね。まずはここでしっかりと腕を磨いてきます!」
CAMPGARDEN NADESHIKOオーナー
安永正央さん
手ぶらOK! 公共交通機関で行けちゃう
安心安全、女性がうれしい設備も充実!
こちらのキャンプ場のこだわり3か条
1 利用者が喜ぶサービスに特化した施設作り
2 警備会社にも登録し、とにかく安心安全を徹底
3 設営時は口を出さず、基本、見守るスタイル
※この特集のモデル料金とは大人2名+子供2名で1泊する際の目安です。ただし、このページのように(ソロ)と表記があるものは大人1名1泊の料金です(ともに税込み)。
※構成/大石裕美 撮影/小倉雄一郎
(BE-PAL 2023年3月号より)