さまざまな異業種が参入して運営する「次世代キャンプ場」は、既成概念にとらわれない発想と経営する企業の強みを生かした特徴がある。いま行くべき施設をまとめてピックアップ!
ワイナリーが運営! 本格ワインが楽しめる
八剣山ワイナリー 焚き火キャンプ場
住所:北海道札幌市南区砥山150-1
電話:011(211)4384
営業:雪解けシーズンのみ休場
予約:随時
テントサイト:75
モデル料金 5,000円〜
八剣山の麓に位置し「八剣山ワイナリー」が運営する。サイトは車の乗り入れと一部サイトでは直火も可能だ。管理人の福田健次さんは美笛キャンプ場で管理人を経験し、妻のまどかさんはアウトドアショップで知識を習得。開業が浅いキャンプ場とは思えないほど充実した癒やしの空間を提供する。売店では自社農園や道内産のブドウで作るワインが買える。
子供の健やかな成長をテーマにオープン
キャンプマナビス
住所:千葉県館山市布良886
電話:0470(28)1655
営業:通年(繁忙期以外火・水曜休)
予約:3か月前より
テントサイト:52
モデル料金 7,700円〜
太平洋と小高い山へ続く森という2つの自然を満喫できるユニークな立地が魅力。運営は「河合塾マナビス」の子会社。企業理念である「すべてはお子様たちの健やかな成長のために」をテーマに子供が五感をフルに使う体験を用意。体験型イベントも展開予定だ。家族で利用することを考え設備を充実させているので、初めての人も安心。
アパレルブランドが手掛けたオシャレなロッジやキャビン
タイニーガーデン蓼科
住所:長野県茅野市北山8606-1
電話:0266(67)2234
営業:通年(不定休)
予約:3か月前より
テントサイト:19
モデル料金 2,300円〜
「自然と境界が溶けていく」というコンセプトのもと"暮らすように過ごせる"キャンプ場を提案。キャンプサイトは2つあり、温水洗浄便座付きトイレとお湯が出る炊事場を完備。ホテルのようなロッジ、BBQや焚き火が楽しめるキャビンは、モダンなデザインを取り入れ、おしゃれ空間に。自然との距離をバランスよく保ち、初キャンプの人もサポートする。
森を再生するために林業会社が開業
BUSH CRAFT BASE(君嶋林業キャンプ場)
住所:栃木県塩谷郡塩谷町大字上寺島774
電話:080-2287-8880
営業:通年
予約:2か月前より
テントサイト:36
モデル料金(ソロ)1,500円〜
オーナーである君嶋陽一さんは林業を営みながら、先祖代々守られてきた自家所有の山林をキャンプ場として開業。匠の技で野営を楽しみたい人に向け、自分だけの空間で遊び倒せるアクティブなフィールドにした。山に響き渡るシカの雄叫び、空を優雅に舞うトンビなども感じられる。オートサイトもあるので、ワイルドな自然を楽しみたい初心者にもおすすめ。
ヨガ教室が運営。感性が豊かになれる場所
DAY FOREST Nukata
住所:愛知県岡崎市宮崎町32
電話:0564(83)2668
営業:通年(不定休)
予約:随時
テントサイト:1
モデル料金 20,000円〜(15名まで貸し切り)
「コロナ禍で休業を余儀なくされたとき、自然の中でヨガができる場所を作りたいと思いました」とは代表の松﨑礼子さん。また、オンライン会議など、デジタルまみれの生活が進んだことからデジタルデトックスの必要性を感じ、DIYや火おこしなど感性が豊かになれる体験も用意。森の中で行なう朝ヨガは心身ともにリフレッシュできる。
遊園地入場が無料に! 子供が喜ぶキャンプ場
瀬戸内ナチュラルフィールド
住所:岡山県玉野市滝1640-1
電話:0863(71)5500
営業:通年(火曜休)
予約:4か月前より
テントサイト:45
モデル料金 7,500円〜
隣設するおもちゃのテーマパーク「おもちゃ王国」が運営するキャンプ場。キャンプ場利用者は宿泊当日と翌日の2日間、おもちゃ王国の入園が無料。140㎡以上の広くてゆとりのある区画サイトも好評。コンセント2口の電源(1,500W)完備なのもありがたい。近くには王子が岳や渋川海水浴場など遊べる場所が豊富にあり、瀬戸内の観光拠点としても便利だ。
※構成/中山夏美
(BE-PAL 2023年3月号より)