自然好きとジビエ料理をきっかけに、ハンターそのものに興味を持ち、狩猟免許を取得する「狩りガール」が増加中!
フードコーディネイターの蓮池陽子さんも、そのひとり。
「銃を使う猟はハードルが高めですが、わな猟は意外に簡単。ただし、大日本猟友会が開催する講習会は絶対出ておくべき。試験の予習にもなります」
狩猟免許を取得できれば、今冬からあなたもハンター! 思いっきりジビエを堪能しましょう。
「狩猟免許」の取り方、教えます!
【狩猟の種類】
網猟免許 網(むそう網、はり網等)を使用する猟法
わな猟免許 わな(くくりわな、はこわな等)を使用する猟法
第一種銃猟 銃器(装薬銃、空気銃)を使用する猟法
第二種銃猟免許 圧縮ガス銃、空気銃を使用する猟法
【 免許取得までの流れ】
1)狩猟免許に必要な医師の精神鑑定書を取りに病院へ。同時に住民票取得、写真準備、狩猟免許試験申し込み書類を作成する。
2)狩猟免許試験申し込み。各都道府県により狩猟免許試験日が決まっているので、各都道府県で決められた期日までに書類を提出する(5~9月までの間に年2回程度)。
3)狩猟免許講習会申し込み、講習を受ける。狩猟免許試験のおおむね1週間前に、各都道府県の猟友会主催で、講習会が開催される(受講料1万円前後)。
4)狩猟免許試験を受ける。狩猟に関する知識試験を午前中に、その合格者を対象に適性試験(視力、聴力、運動能力)及び、技能試験が午後に行なわれる(受験料5,000円前後)。
5)合格発表。試験日からおおむね2週間後に窓口に提示されるとともに、郵送で通知される。狩猟免状は、狩猟免許申請書を提出した窓口において、受験票と引き換えに交付される。
※狩猟免許は3年で更新。銃の所持に関しては、狩猟免許のほかに銃刀法に則した免許が必要です。
フードコーディネーター
蓮池陽子さん
料理店での修業、料理教室の講師を経て現職に。’13年に免許取得。「狩猟(命をいただくこと)を学ぶことで、深く自然のことも学べます」
◎構成/大石裕美