ズボラ菜園ティストほどオススメしたい「ミョウガ栽培」
昨年の冬のこと。友人が「ものすごい収穫量だから!」と、彼女の菜園からミョウガの根っこをお裾分けしてくれました。ミョウガは麺のトッピングや酢の物などに入れると、なんとも味わい深い「クセ」があっておいしいですよねー。でも買うとなると3つで200円を超えたりして、意外と高いですよね。これが自宅でガンガン採れたらうれしいなー。
まだ寒さ残る3月頭に植え付けました。しかしなんの反応もなく、「放置」していたら気づけば雑草に覆われ、枯れてしまったか!? 違う苗を植えようかと様子を見に行ったら、ツンとした芽が出てる!それは植えてから約2ヶ月後のGWあたりの話です。
ミョウガの植え付け時期
- 東京などの地域:2月~4月
- 寒冷地:4月ごろ
地下茎や苗を植えて育てる
私たちがよく知る「あの」ミョウガを植えても育ちません。株分けされた「地下茎」や「苗」を植えます。ホームセンターや園芸店、通販などでも購入できますよ。
ミョウガが「育てやすい」わけ
なぜミョウガが育てやすいかというと、「日当たりの悪い場所」を好むから。わが家の場合、どの苗の生育も今いちだったベランダの東側です。そこは朝だけ日が差して、あとは建物に隠れて日陰になるからです。
またミョウガは「寒冷地」や、わが家のような「プランター栽培」も可能。さらには「病害虫」の被害が少なめで、「肥料」もほとんど要らない。しかも「多年草」のため一度植え付けたら3~5年と「長期間の収穫」が見込めます。
ベランダで育てる「プランター栽培」の場合、深さが30cm前後あればOK。たくさん収穫して「ふっふっふっ」とほくそ笑みたいなら表面積多めの少し大きめの鉢がオススメ。また、土はホームセンターなどで普通に売られている「野菜用の培養土」でいいと思います。
水やりは、少し土が乾いたかなーというときだけ与えればOK。数日間の旅行だってできちゃいます。
葉っぱは茂ったものの、肝心のミョウガなんて出てきやしなくて、そもそもミョウガってどうやって生えるのだろう。ある夏の朝、何の気なしにプランターを覗いてみたところ…。
忘れたころにミョウガ誕生
ミョウガって手がかからなすぎる分、本当に「知らぬ間に~」なヤツなんです。危ないな、もう(笑)。 ここからは毎日のように頭を出していましたよ。
スグに株分けしてくれた友人に画像付きでLINEしました。「どうすればいいの?」「もう引っこ抜いていいの?」「掘ればいいの?」まさに”根掘り葉掘り”聞いたのです(笑)。
これ以上放っておくと花が咲いてしまうから(花も食べられるそうですが)、「いますぐ抜いて!」と。また「ひねりながら引っ張れば抜ける」と教えてもらいました。
苗を植えたその年はあまり生えてこない、という話でしたが、いやいや毎日どんどん出てきました。8月頭から10月半ばくらいまで「ちょうど料理にミョウガが使いたいとき」わりと長期間、収穫。2年目の今年はどうなってしまうのでしょう。「ふっふっふっ」とほくそ笑むのがいまから楽しみです。それとも度を超えた収穫量の多さにうれしい悲鳴を上げながら「甘酢漬け」ばかり作るのでしょうか。わかりません(笑)。
ミョウガの根はどんどん増えます。「根詰まり」して弱らせないためにプランター栽培の場合、3年くらいを目安に「植え替え」を行なうといいそうです。
晩秋になるとミョウガの葉っぱは自然と枯れてきます。土壌を保湿させるため「そのまま」にしておくのがいいようです。ほんと「放置」でOKなんですね(笑)。
ミョウガを使ったオススメ料理
どんどん収穫できるミョウガ。夏から秋にかけて一生懸命食べました。そのなかのいくつかメニューをご紹介。ただ切って乗せただけですけどね(笑)。
朝の麺率が高いわが家の場合
ミョウガにはカリウム、マグネシウム、ビタミンEなど、体に必要な栄養素が含まれています。あの味わい深い「クセ」には、むくみ予防、血行促進効果もあるんですねー。
「切って載せて和えるだけ」お酒のツマミ系
追肥もしないし、基本「放置」なのに、ケナゲに実がどんどん出てくるミョウガ。栽培も簡単、メニューも載せて切って和えるだけ。すべてにおいて面倒くさがり屋にばっちりの野菜なのですね。皆さんもちょうどこの時期に、ミョウガの苗を植え付けてはいかがでしょうか。夏は食卓が「ミョウガ三昧」になりますよー。