山菜は採りやすい場所に生えているとは限らない。斜面の上のほうにあったり、ヤブの先にあったりして、手をめいっぱい伸ばして採ることも多い。
そんなときは刃のまっすぐなナイフではなく、刃先がフック状になったナイフがあると採りやすい。それがBE-PAL OUTDOOR PRODUCTS(BOP)の「山菜狩鉈」だ。刃長8.5cm、全長22cmだから、大きさは一般的なナイフとさほど変わらない。しかし、0.3mmという厚い刃、指を守る大きなツバ輪、太くしっかりとした洋樫の柄は、鉈と呼ぶにふさわしい風格がある。
少々岩にぶつけても問題のない頑丈なつくりだ。山菜だけでなく、秋のキノコ狩りにも使うことができる。
さて、この「山菜狩鉈」は、得意分野がはっきりしたスペシャリストなので、できれば、もう一本ジェネラリストの鉈と組ませたい。というわけで、BOPとしては、もうひとつ「焚き火鉈」を用意し、これら2本の鉈がひとつの鞘に収まるようにした。
「焚き火鉈」は、平(ひら)の形が長方形をしたいわゆる腰鉈タイプ。山菜採りに出かけたときにヤブを払うことができるほか、両刃なので薪を割る作業もやりやすい。今年の春はぜひ二丁差しでどうぞ。
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※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。
山菜狩鉈&焚き火鉈 二丁差し/BE-PAL OUTDOOR PRODUCTS 28,600円(税込み)