2014年、日本の「手漉き和紙」技術が、ユネスコ無形文化遺産に登録されたのをご存じでしょうか?
’09年に登録された「石州半紙」(島根県浜田市)に次いで、「本美濃紙」(岐阜県美濃市)と「細川紙」(埼玉県小川町・東秩父村)があらたに加わったのです。
原材料にコウゾを使用し、紙漉きにトロロアオイを用い、流し漉きであること、が世界遺産指定の主なポイントでした。
こちらがコウゾ。
クワ科で、1年で約3mに生長。
繊維が丈夫で水に対する伸縮性が少なく、12~1月に収穫されます。こちらはトロロアオイ。アオイ科。
「ネリ」と呼ばれ、この粘液を紙漉きに加えることで、繊維を均一に分散させます。
12月に根を収穫。