テントやマットなど、設営時に出すときや撤収時に収納するときに、付属の収納袋がキツすぎでイライラしたことはありませんか?はっきりいってストレスですし、時間ももったいないので僕はあまり好きではありません。今回は、そんなストレスを排除するためのスタッフバッグの活用法を紹介します。
どうしてわざわざ付属の収納袋はキツくつくっているの?
ソロキャンプなどで使う高性能なギア類は、もともと山岳使用のものをスライドして使用することが多いです。この“山岳使用”というのがポイントで、「コンパクトに」「軽く」「悪条件でも安全に」に重きをおかれてデザインされているため、収納袋も“しっかりと畳めば”出し入れができるサイズ感になっています。
このため、工夫をしたり、力を使わないとうまく出し入れできないことが多いのです。もちろん慣れてしまえばたいした問題ではないのですが、ゆるくソロキャンプを楽しもうといったときにこの機能が不向きな場合もあります…。
付属の収納袋を使用しないという選択がある!
付属の収納袋はオフィシャル感があるのでずっと使いがちです。でも、付属の袋で収納に苦労するのであれば、いっそのこと使わないで市販のスタッフバッグ類を使うというのも選択肢の1つです。僕はその選択をすることでギアの出し入れが圧倒的に楽になり、ストレスフリーになりました。
スタッフバッグは昨今様々な種類とサイズが出ていて、用途に合わせて選択がしやすくなりました。また、構造上は簡単なつくりなので自作してしまうというのもひとつの手です。ポイントを3つ紹介しますので、是非実践してみてください。
アイデア1:ちょっと大きめ・横入れにしてみる
ひとつめのアイデアは、収納袋をちょっと大きめにして、さらに縦入れタイプから横入れタイプにしてみることです。特にインフレータブルマット等は、しっかりと空気を抜いてバルブを閉めたつもりが収納後に少し膨らんで出すのに苦労することがあります。そんなイライラを解消するには、ひとまわり程度大きめで、さらに横入れ型のタイプをチョイスしてみましょう!
この選択をすることで、キツいのにさらに縦入れしなくてはならず、長くイライラが続くあの時間から一気に解放されること間違いありません。多少緩めにマットを巻いても、ガバッと開いた大きな口にマットを入れれば、簡単に収納することができます。
アイデア2:スタッフバッグを特大にする
細かくギアひとつづつ付属の収納袋に入れるのをやめて、全てまとめて大きなスタッフバッグに入れてしまうというのもおすすめです。例えば写真の様に、テントの本体、フライ、マットは、裸のままひとつのスタッフバッグに入れます。ポールは布類を傷つけてしまうし収納も簡単なので、付属の収納袋に入れてから、同じ袋に入れます。
僕がよく使用しているのは、登山靴を入れるための袋です。こういったタイプであれば袋自体も洗えるし、上部は巾着上になっていて中身が出てくることもなく、全てまとめて収納して運ぶことも可能です。また、湿ったテント類を収納するとき、キツキツの収納袋の中で蒸らし状態にすることを防げるのもメリットだと思います。
アイデア3:もはや収納袋を使わない
ちょっと視点を変えて、そもそも収納袋を使わないというのも手です。特にバックパックやトートバッグに全ての装備を入れてキャンプ地まで行くときなどは、バックパック自体をスタッフバッグととらえてしまいそのままどんどん入れてしまいます。ポイントは、ギアを畳んだときなどに少し大きくなってしまってもいいようにバックパックを大きめにしておくことです。
みなさんに合った方法を参考にしていただき、自分スタイルの脱付属収納袋に挑戦してみてください。