【漕いで、釣って、食べて】カヤックフィッシング奮闘記Vol.28
タイトルの通り、この連載ではこれまでずっと釣りについて書いてきたが、カヤックの楽しみは釣りだけではないように思う。そのあたりを伝えるために、今回は釣りはほどほどに、逗子からちょっと足を伸ばして江ノ島まで行ってみることにした。
まず地理について簡単に説明しておくと、カヤックを置いている「マリンボックス100」のある逗子から江ノ島までは、すいていれば車で20〜30分程度、距離にして10キロほど。その間を海上で移動する。イメージは地図の赤線のような感じ。足漕ぎカヤックだと、片道2時間はかかりそう。こういう長距離移動の場合、天候が急変しないか事前のチェックしておこう。
2月13日、天候は晴れ。朝8時頃に逗子を出発する。メインがツーリングとはいえ、一応タックルは積んでおく。まずは逗子湾を出ると、正面に富士山が見える。その手前に小さく見えるのが江ノ島。あそこまで漕いでいくことになる。
足漕ぎカヤックは、そんなに一生懸命漕がなくても時速5〜6キロは出るのでストレスは感じない。体感的には小走りくらいのスピードといったところ。足漕ぎといっても、自転車のように回転するのではなく、ペダルを前後(交互に)に動かすだけなのでそれほど疲れない。