さて、そのお味は。うーん、美味い! ただのカップ麺なのに、これほど美味しく感じるとは。同行した沼野さんも美味しそうに食べていた。しかし二人して本当に何をやっているのか。普段はカップ麺をそれほど食べないが、カヤックで食べるカップ麺は格別。
ミッションも果たしたし、あとは帰るだけなのだが、さすがにこれではまずいだろうと、帰り道は魚探を真剣に見つつ、魚を探す。すると、イワシっぽい魚の影が。しかも、すごい数! 海底から、水深2メートルくらいまで、びっしり魚の影が。
ふと下を見ると、肉眼でもイワシの群れが見えるではないか! これは絶好のチャンスと、ルアーを落とす。が、まったく反応なし。あれだけの群れに、フィッシュイーターがついていないわけはない。なのに全然ルアーには反応してこない。沼野さんも同様のようす。
少し移動したら、また巨大な群れに遭遇。すかさずルアーを落とすが、こちらも反応なし。そんな調子で、帰る途中で小魚の群れはいくつも発見したのだが、なぜかこの日はルアーを捕食してくる大物はいなかった。「たまにこんな日もあるんですよ」と沼野さん。まぁ、釣れる日もあれば釣れない日もあるのが「釣り」だから。