富士山写真家・オイさんがダイヤモンド富士の撮影をレクチャー
ダイヤモンド富士は、富士山頂から太陽が昇る瞬間と夕日が沈む瞬間に、ダイヤモンドのように輝くことから命名された現象。富士山が東か西の方向に見える場所のどこかで、毎日見られる。空気が乾燥していて晴れ間が多く、雲に遮られない冬場はとくに美しく、写真を撮るにも最適だ。
富士見の大人気スポット、田貫湖。湖に映る見事な逆さ富士との共演が見どころ。
富士山写真家のオイさんによると、「カシミール3Dというシミュレーションソフト(無料でダウンロード可能)を使うと、自分がダイヤモンド富士を見たいポイントを入れるだけで、日時を割り出すことができます。精度がとても高く、誤差はほとんどない。逆に太陽がど真ん中にかからなくてもいいのなら、その前後の日にちでも見られますよ」
ポイントの設定は、見たい場所の緯度経度をGPS機能(スマホのアプリにも)で割り出し、それを入力する。
「富士山から撮影場所の距離によって輝き方が違ってくるので、それがまた面白い。近ければキラッとした輝きが、遠ければ遠いほど、太陽が大きく写り、迫力が出ます」