春にふさわしい鮮やかなオレンジ色。本格イタリア料理かと思いきや、お手軽なみそ料理です。みそは、煮込み料理に向いている豆みそではなく、あえて米みそをチョイス。「豆みそでもおいしいんですが、味を軽やかにしたいのと、色を春っぽく鮮やかなトマト色にしたいので、今回は米みそにしました」と蓮池陽子さん。
みそ汁のようなみその香りを味わう料理ではないので、みそは材料といっしょに鍋に投入して煮込みます。刻んだトマトと玉ねぎを延々煮込むのではなく、トマトジュースを使用し、玉ねぎも大きく切ってかわいらしく。手間がかからないので、アウトドア向きです。ただし、色が大事な料理ですから、バジルはぜひ乾燥ではなく生のバジルをご用意ください。
最後に牛乳とバターを足すので、なめらかでクリーミーな口当たり。みそは洋風の食材のなかにすっかり溶け込んで、かすかな塩味とこくで全体をまとめています。
みそ大好き、アウトドア大好きの蓮池陽子さんによる「ソトみそスープ」は、Facebookの「みそパル」でも月に4回公開中です。その中から厳選したメニューを『BE-PAL』本誌奇数月発売号(次回は5月9日発売の6月号)でも紹介しています。こちらもお楽しみください。
【陽子さんのソトみそスープ 第20回 ごろっと玉ねぎのみそスープ】
材料(2~3人分)
小さめの新玉ねぎ…2個(中サイズくらいなら1個)
マッシュルーム…4個
ソーセージ…4本
トマトジュース…200ml
米みそ赤…大さじ1と1/2
牛乳…80〜100ml
バター…5g
バジル…適量
黒こしょう…適量
作り方
1、玉ねぎは芯がつながる状態で根元を浅く切り落として縦半分に切る。マッシュルームは半分に、ソーセージは食べやすい大きさに切る。
2、鍋にトマトジュース、水150ml(分量外)、玉ねぎ、ソーセージ、マッシュルーム、みそを入れて火にかける。玉ねぎが柔らかくなったら牛乳、バターを加える。
3、バジルを適当な大きさにちぎってのせ、こしょうをふる。
協力:みそ健康づくり委員会