多くのキャンパーが自分のサイト内で愛用しているギア、ハンガーラック。色々なものを吊り下げられて、それらをすぐ手に取ることができる、という便利な点が人気の秘密です。
ただ、便利なのは確かですが、持っていくことで荷物が増えるのはネック。
ということで今回は、そんなハンガーラックの代わりになるアイテムの作り方を紹介します。キャンプでよく使うポールと、セリアの「ハンガーゴムロープ」を利用して、色んなものを吊り下げるテクニックです。
フック付きのゴムロープを利用するため、ロープワークの知識や技術も必要ありません。とても簡単に、誰でも2秒で取り付けできます。
荷物を減らしたいキャンパーさんや、ハンガーラックをまだ持っていないという初心者の方はぜひ最後まで読んでみてください。
ハンガーラックは便利だけれど……!
ハンガーラックは、愛用するキャンパーも多く、前述のとおり確かに便利なキャンプギアです。
しかし、「それがないとキャンプができないか?」と言われるとそうでもなく、荷物を減らしたいキャンパーにとっては、リストラの有力候補に上がってしまうでしょう。
電車やバスなどの公共交通機関を使ったバックパックキャンプ(いわゆる徒歩キャンプ)や、バイクでのキャンプでは、言わずもがな持っていける荷物の量が限られてしまいます。
自分はオートキャンパーだから関係ないと思った方も、実は他人事ではありません。この先、もっと色んなキャンプ場に行ってみたいと思うようになり、車では行けないような遠方のキャンプ場に行ってみたくなるかもしれません。
よって、「荷物を減らすコツ」は、アウトドア好きなら誰しもが知っておいて損はないでしょう。
簡単に荷物を吊り下げるテクニックとは?
では、さっそくハンガーラックの代替品を作るテクニックを解説していきます。
セリアの「ハンガーゴムロープ」を使用!
今回使用するのが、100均セリアの「ハンガーゴムロープ」です。
これは名前の通り、物を吊り下げるためのロープ。ゴムのため伸縮性があります。
ロープの長さは約1.5mで、最大3.0mまで伸長します。耐荷重制限は約1.5kgです。1.5mで1.5kgなので覚えやすいですね。
1.0m間隔のポールに引っ掛けて設置しよう
上の写真が、「ハンガーゴムロープ」をポールに取り付けたときの例です。
両端にフックが付いており、これを支柱に引っ掛けることで設置します。よって、ロープワークの技術は必要なく、一瞬で設置ができるわけです。
筆者のように手先が不器用なキャンパーでも安心して取り扱うことができます。
ポールの間隔はだいたい1.0mぐらいです。1.5mのロープを1つ折りで取り付けているので、0.5m程度伸長させて使っていることになります。
ある程度はテンションをかけたほうが物を吊り下げたときに安定するので、このぐらいがちょうどいい間隔でしょう。
ポールの先端に2つのフックを取り付けることで設置しています。ポール間隔が3m以内であれば、取り付けが可能です。
これによって、ランタンやシェラカップなどを吊り下げることができます。必要なギアがすぐ見つかり、手が届くため、快適にキャンプの時間を過ごせるでしょう。
使用時の注意点
弱点はあまり重いものを吊り下げられない点です。
安全に利用するためにも耐荷重制限は1.5kgであることに留意し、立てたポールが倒れないかなどをよく確認してから利用するようにしましょう。
ちょっとの工夫で荷物を減らそう
ハンガーラックは素晴らしいギアです。利便性だけでなく、サイトの見栄えがよくなるという側面もあります。
しかし、やむを得ず荷物を減らさなければならない場面もあるでしょう。そんなときは、今回紹介したテクニックをぜひ思い出してみてください。
知恵をしぼれば、どんな問題でもきっと解決方法に出会えるのがキャンプ。試行錯誤は醍醐味でもあります。
いろいろな方法を試して、自分なりのキャンプを思いきり楽しんでくださいね。