アメリカ発のフットウェアブランド「テバ」が、キャンプやリラックスしたいシーンで使えるスリッポンを発売して早2か月。アウトドアから街中まで筆者がたっぷり使ってみて、魅力と気になったところを余すことなく紹介する。
極上のクッションで、リカバリーシューズ並みの履き心地
今回紹介する「リエンバー テレイン」は、キルティングデザインのアッパーを採用し、アウトドア要素をふんだんに盛り込んだスリッポン。かかとがほぼないソールに甲を包むようなアッパーを組み合わせ、足を入れればすぐに履ける手軽さが特徴である。
一番の魅力は、兎にも角にもクッション性。独自で開発した中敷きは発泡素材を使っており、軽くてふんわりした質感になっている。取り出してもわかるように、厚みもかなりあるためアスファルトのような硬い地面を歩いても足に負担がかかりにくくなっている。まるで疲れた足を癒せるリカバリーサンダルのような感覚だ。
ここからは、シューズのディテールを写真とともに紹介する。
従来のスリッポンとは違い、ガッチリとした本体とたしかなクッション性のインソールを備えたリエンバー テレインは、長く愛用したい人にはおすすめだ。
フィールドで実際に使ってみた
商品のディテールを紹介したところで、次に外でリエンバー テレインを履いて歩いてみた。履いた印象は、似たシューズと比べてやや大きいサイズであること。メーカーいわく、「購入される際は通常サイズより0.5〜1.0cm下のものを選ぶことをおすすめします」とのこと。
愛犬の散歩で履いてみて、肉厚のインソールのおかげでアスファルトの硬さをほぼ感じずに歩けたのが印象に残る。しかも履き口の起毛素材は、足に擦れてもそこまで痛くないので靴ずれも起きにくい。
土の上を歩いても、その快適性は変わらない。ただ乾燥した場所だと砂埃が舞ってソックスに付着してしまうため、かかとを引きずって歩かないようにするのがいいだろう。
また、スリッポンは歩いていると脱げることがあるが、その点はさすがシューズブランド。フィット感があるおかげで脱げる心配ない。そして、家にあがったりテントを出入りしたりする際はとても楽なので、普段使いからキャンプまで多用できるのが気に入っている。
かかとがつぶれてしまうのが気になるところ
やわらかい素材で芯地は入っていないので、潰れても壊れることはない。
使っていて感じたのは、フェルト生地のかかとを踏んでしまい、つい潰してしまうこと。側から見て違和感はないが、シューズを脱いでみると潰れた状態が残るため、元の状態に戻す手間は出てしまう。
とはいえ、スニーカーのように一度かかとを潰すと芯地も折れて、二度と元に戻らないようなことはないため、その点は安心できる。サイズ選びが大事なので、店頭で試してから購入するのをおすすめしたい。
キャンプでも普段使いでも超便利なシューズ
スムーズに履けてテントなどの出入りがしやすいスリッポン。今回使ったリエンバー テレインは、アウトドアにぴったりな1足。キャンプなら夜の寒さもあり長い期間使えるので、こういったシューズをお探しの人はぜひ試してもらいたい。
商品紹介
テバ「リエンバー テレイン」
価格:¥14,300
サイズ:25.0〜30.0cm
商品の詳細はこちら
https://jp.teva.com/men-shoes/reember-terrain/1129596.html?dwvar_1129596_color=DOL