キャンプから帰宅したあとは、ホッとひと息ついてリビングで思いきりくつろぎたいタイミングかもしれません。
ですが、ふかふかのソファにダイブするのはもう少しお待ちください。なぜなら、次のキャンプの準備は、帰宅直後にはもう始まっているからです。
このタイミングでの適切な行動が、次回にかかる時間を劇的に減らします。
キャンプから帰ってきたタイミングは、次のキャンプをラクにできるボーナスタイムといえます。
キャンプの帰宅後に何かするのは本当に面倒?
キャンプから帰ってきてすぐに片付けや次のキャンプの準備なんてしたくない、と思った方も多いかもしれませんが、大丈夫です。
筆者の主観になってしまいますが、キャンプの帰宅後というのは不思議とだらけた気分になりません。
私自身、ものぐさが服を着て歩いているような人間です。例えば普段の外出、街での買い物から帰宅したあとなどは、ぐったりして何をするのも億劫になり、ひたすらゴロゴロして寝落ちするまで『ゆるキャン△』を読んでいます。
しかし、キャンプからの帰宅後は普段とは明らかに違い、心も体もクリアになっているのか、片付けをするのがそこまで苦ではないのです。
なぜ、このような違いがあるのか。
推測の域を出ませんが、おそらく以前執筆した記事「たった0.2秒で幸福を感じる?科学でわかった『キャンプのスゴい効果』5選」でも紹介したように、自然のリフレッシュ効果によるものだと考えています。
今までは「遠征からの帰宅後は疲れているもの」という先入観で、帰宅直後に片付けや次回の準備をする発想がなかった人も多いかもしれません。
ですが、ひと息つく前に、ぜひこれから紹介する作業を終わらせてみてください。一度チャレンジしてみれば、意外と面倒ではないことに気付くはずです。
キャンプから帰った後にすべき4つのこととは?
騙されたと思って、以下の4つに取り組んでみてください。ちょっと作業しておくだけで、次回のキャンプ時にラクができるでしょう。
(1)干すべきものを干す
帰宅後は、まず干すべきものを干しましょう。
ここで干すのを怠ると、カビが生えてのちのち膨大な時間を浪費することになるかもしれません。後回しにすればするほど面倒くさくなるので“今”やりましょう。
干すべきものは、以下のようなものがあります。
- 寝袋
- シュラフカバー
- テント
- 防寒用フェイスマスク
- 靴
要は、湿気を飛ばす必要があるものは、帰宅後にすぐ干す必要があるのです。
(2)洗い物
洗い物も同様、このタイミングで行うのが一番時間がかかりません。
なぜなら、時間が経てば経つほど汚れが落ちづらくなるから。
調理器具はもちろん、ナイフなど普段あまり洗わないものも忘れずに洗っておきましょう。
(3)備品の発注
使い切った消耗品は、確実に覚えている帰宅後にすぐ発注するのが鉄則!
ガス缶、薪、炭、などがよくある消耗品です。
ネットで日頃購入している方は、ショッピングサイトのアカウント内に買い物リストを作っておくと便利です。
(4)反省会をする
そして、夕食のときには、今回のキャンプを振り返ってみましょう。これをやっておくことで、次のキャンプがより良いものになります。
1日経つと記憶はどんどんあやふやになってしまうため、当日にしっかりと振り返っておくことが大切です。
1つのキャンプを終えて、
- 今回やってよかったこと
- あまりうまくいかなかったこと
- あまり満足度が高くなかったこと
- 新しくやってみたくなったこと
など、思うところがたくさんあると思います。例えば、
- 足がやたら寒かったから防寒具を買おう
- もっと薪が長持ちする焚き火の組み方はないかな?
- 隣の人がトライポッドを自作していたので、自分もしたくなった
- 肉を吊るして焼いてみたい
- ローストビーフを作れるようになりたい
など、色んな感想が浮かんでくると思います。それらの貴重な情報をメモに書き留めるなどして、次回のキャンプにぜひ活かしましょう。
1つ上のキャンパーを目指そう
以上、キャンプの帰宅後にやるべきこと4つをご紹介しました。
まとめると以下のとおりです。
- 干すべきものを干す
- 洗い物は汚れがこびりつく前にすぐ洗う
- 備品は覚えているうちにすぐ発注する
- 当日中に反省会をする
キャンプの帰宅後はだらけがちですが、ここでやるべきことをやることで、次のキャンプが楽になったり、クオリティが格段に上がったりします。
みなさんも、自分だけの「帰宅後にやるべきリスト」を作って、1つ上のキャンパーを目指してみてくださいね。