遊んで、食べて、飲んで⁉ 晴れ上がった秋空の下、思い思いに自然を満喫しました@ PICA八ヶ岳明野
読者とスタッフをつなぐ本誌恒例のイベントが3年ぶりに復活し、2022年10月1日~2日で敢行。キャンプにワークショップにライブetc.読者のみなさんもスタッフも、思い切り楽しんだ2日間でした!
「昨年、一昨年とオンライン配信でしたが、ようやくリアルで開催できました。みなさんの顔を見られて本当にうれしいです。2日間、楽しみましょう!」
編集長沢木の挨拶に、大きくうなずく参加者のみなさん。同時に拍手が沸き上がった。3年近く我慢したわれわれへのご褒美か、空は青く晴れ渡っている。
オープニング終了後、さっそくワークショップがスタートしたが、どのコンテンツも大盛況。3年ぶりということで、みなさんやる気満々。積極的に参加する人が多く、予約不要のワークショップは大行列。講師陣もうれしい悲鳴を上げていた。
参加者には常連さんも多く、「お久しぶりです。まぁ、〇〇ちゃん、大きくなって!」なんて、親族の集いのような会話もちらほら。感想を聞いてみると、「キャンプもコンテンツも楽しめるのがいい」、「みなさんマナーがいいので、ストレスなく安心して過ごせます」、「大人も子供もニコニコ顔。どこを見ても楽しさであふれてる!」と、目を輝かせて答えてくれた。
自然観察をしたり、野外料理に舌鼓を打ったり、ライブで盛り上がったり……。〝自然が好き〟という共通項があるからこそ生まれた、ピースフルな空間で遊び尽くした2日間。この居心地のよさや一体感はフォレストキャンプならでは。また、来年も、会いましょうね~!
待ってました! とばかり、オープニングにもたくさんの方が参加してくれた。
OPENING
WORKSHOP
COOKING
NIGHT STAGE
PRESENT
キャンプ場を貸し切りに!
PICA八ヶ岳明野全体をフル活用。常連さんも初参加者もBE-PAL読者同士。すぐに打ち解け、和やかな時間を過ごした。
WORKSHOP
本誌でおなじみの達人たちが直伝!
八ヶ岳山麓の豊かな自然を舞台に自然観察をしたり火おこしに挑戦したり……。豊富な知識や秘伝のワザに触れ、達人に一歩近づいた⁉
何が見つかるかな~?テントサイト周辺の森で自然観察
「奥山英治の生き物観察隊&生き物ミニ博物館」
捕虫網や虫かご持参のキッズが大勢参加した生き物観察隊。最初に見つけたのはジョロウグモだ。「クモの巣は縦糸と横糸があるけど、縦糸はクモが逃げるための糸だから、粘りがないんだ」と奥山隊長。「生き物を好きになると、どこに何がいるのか想像がつくようになる。生き物の暮らしの背景を考えながら探せば、家の近くでもいろいろ見つかるよ」
クモの巣発見!
大きなジョロウグモが巣を作っていた。「きれい~」と、クモを触りたがる子供たち。将来有望です!
ハイイロチョッキリはドングリに産卵後、枝を切断。きれいな断面が目印。
観察途中で見つけたヨウシュヤマゴボウ。実を潰すと、赤紫色の汁が出る。
歩く生き物図鑑こと奥山英治さんのブースでは、カエルやアカハライモリなども展示。
自然の造形を生かした絵画づくりにチャレンジ
STORYCA presents
「本田亮の葉っぱアートワークショップ」
下絵を描いたら、葉っぱを並べてのりで貼り、絵を完成させる「葉っぱアート」。「ルールは、自然の造形を楽しみたいので葉を切らないこと。あとは自由!」と講師の本田さん。完成したあとも、徐々に色が変化していくので、違った表情を楽しめる。子供の付き添いの大人まで自然と夢中になっていく摩訶不思議なプログラムだ。
本誌でお馴染み、転覆隊隊長。カヌーのほかに葉っぱアートの巨匠でもある。
葉っぱと画用紙、はさみ、スティックのりがあればできる。
森の景色が完成したよ
葉っぱがゾウに変身!
災害時にも役に立つ!メタルマッチで火おこし体験
「荒井裕介の親子焚き火教室」
メタルマッチによる火おこし術を親子で体験。「黒い棒に金属のエッジを当て、棒のほうを引くと火花が出やすいんです。着火剤はリップクリーム+脱脂綿でも代用できますよ」と荒井さん。解説後は周囲の森で小枝を拾い集めて焚き火台にセットし、いざ実践! 子供たちは真剣な表情で人生初の火おこしに挑んでいた。
狩猟もこなすサバイバルの達人。はさみなど、手元にある道具で火をおこすテクニックも伝授。
コツをつかむまでは少々、時間がかかったが、子供たちは自力で火をおこしていた。
YouTubeでもおなじみ軽キャンパーに乗って登場!
「winpy-jijiiのお手軽DIY講座&キャンプスタイル展示」
キャンプ歴50年! YouTubeでキャンプ道具のDIYや改造した軽キャンパーでの旅のようすなどを配信しているwinpy-jijiiさんも駆けつけてくれた。会場では収納マジック満載の軽キャンパーやキャンプスタイルを展示するとともに、鍋敷きや箸置きなど、DIY講座も。楽しい語り、豊富な知識に直に触れ、ますますファンが増えたようだ。
BE-PALの付録もDIYでアレンジ!
jijiiさんならではの工夫をこらしたDIY講座。みなさん真剣な表情。
角材を使って作る鍋敷き。メスティンの中に収納できるのがミソ。
世界にひとつだけ。名前入りのレザートレイを製作!
「真島辰也のレザークラフトワークショップ」
革細工や木工のスペシャリスト、真島辰也さんはレザーのトレイを作るワークショップを開催。予約不要なうえに、仕上げには自分の名前を入れられるとあって、大人気。つねに行列ができていた。これには真島さんもうれしい悲鳴。大人も子供も、世界にひとつだけのトレイづくりに夢中になっていた。
大行列!
愛犬メガもご贔屓に~
見た目もオシャレなレザー製トレイ。キャンプのカトラリー入れにもいい。
四隅にはと目ボタンを打ち、最後に自分の名前などをプリントしたら完成。
愛用しているバックパック旅の道具を大公開!
「シェルパ斉藤の旅スタイル講座」
シェルパ斉藤さんが選び抜いた愛用の旅道具を、使い方やメリットとともに一挙に紹介。「最初にバックパックのサイズを決め、道具を選んでいます。いま使っているのは60ℓクラスで、入りきらないものは持っていかないようにしています」。道具の選び方、目からウロコの使い方に参加者も納得の表情だった。
マットは外付け、重いものを上に詰めるなど、パッキングの技を伝授。
著作の販売&サイン会も。たくさんのファンが集まってくれた。
子供も大人も目を輝かせること間違いなし!
「チームシェルパの駄菓子屋さん@NISSAN CARAVANサイト」
チームシェルパが開店した駄菓子屋さん。看板犬センポ人気もあり、終始賑わいを見せる。「最初は親子連れだったのが、子供だけで来てくれるようになって、お馴染みさんが増えました」と、店長の京子さん。笑顔があふれるブースでした!
懐かしのオモチャがズラリ。ゴム駆動の飛行機や紐を引いて飛ばす円盤に子供たちも夢中。
NISSAN CARAVAN presents
「シェルパ斉藤の朝のラジオ体操」
翌朝いちばんに行なわれたのは、シェルパ斉藤さんが日本中の旅で日課としているラジオ体操。「澄んだ空気のなかで朝からカラダを動かそう!」
(BE-PAL 2022年12月号より)