キャンプの定番の季節といえば、夏!
日差しが強くなり、虫も多くなる夏キャンプを快適に過ごすには、環境に合わせて服装を選ぶことが重要です。
とはいえ夏キャンプは普段の生活環境とは異なるため、どのような服装を選んだらいいか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、夏キャンプの服装の選び方や実際の服装例、虫対策ができる服装のポイントなどについて紹介します。ぜひ記事を参考にして、夏キャンプを楽しんでくださいね。
夏キャンプの服装の選び方
夏キャンプでは暑さ対策以外にも、さまざまな要素をふまえて服装を選ぶ必要があります。
まずは、快適な夏キャンプを過ごすための服装のポイントを4つ紹介します。
1.長袖やロングパンツを選ぶ
夏は半袖やショートパンツだけでなく、長袖やロングパンツも必要です。
夏キャンプは紫外線が強かったり、夜は冷え込んだりするため、肌の保護や体調管理のためにも長袖やロングパンツは欠かせないアイテムなのです。
特に標高が高いキャンプ場ほど紫外線が強くなるため、UPF値(紫外線保護指数)の高い服を選ぶのがおすすめ。
サッと羽織れる、軽量のウインドブレーカー等を用意しておくといいでしょう。
2.速乾性のある素材を選ぶ
夏キャンプでは、速乾性のある素材を選びましょう。大量の汗をかいてもすぐに乾くので、体温調節がしやすくなります。
筆者のおすすめは、ポリエステルの服。ポリエステルは水分が繊維の中に入り込みにくい素材なので、汗による服のベタつきを抑えられます。
サラサラした肌触りが持続し、天然素材よりも快適に過ごせるメリットがあります。
3.虫対策ができる服装を選ぶ
キャンプ場は基本的に自然豊かな場所が多く、虫に刺されやすい環境です。
虫刺されを防止するためには、肌の露出をできるだけ少なくすることが大切です。ショートパンツを穿く場合は、レギンス等を重ね着することで虫刺され対策になるでしょう。
また肌に密着する服だと上から刺されてしまうことがあるので、ゆったりとしたタイプの服の方◎。防虫素材のウェアを探してみるのもいいかもしれません。
服装における夏キャンプの虫対策については、後ほど詳しく解説をします。
4.雨の対策は忘れずに
キャンプ場は山の中にある場合が多いです。そして、山の天気は変わりやすいもの。
さらに、夏場は突然大粒の雨が襲ってくることもあるため、雨に対応した服を一着持っておくのがおすすめです。
撥水加工されている服や、レインコートなどがあると安心。防水透湿素材のものだと蒸れにくく、快適に過ごすことができます。
シーン別夏キャンプの服装例
では、具体的にどのような服を着ればいいのでしょうか。
ここからは、日中・夜・寝るときの3つのシーンに分けて、実際に筆者が夏キャンプで着ている服装例を紹介します。
日中の服装例
日中は高い気温の中で体を動かすことが多いため、汗をかいても快適に過ごせる服がおすすめです。
トップス
Tシャツやポロシャツ、ウインドブレーカー
ボトムス
短パン+レギンス
ポイント
頭部や目を守るためにも、日差しの強い日は、帽子やサングラスも用意しておきましょう。
夜の服装例
夜は冷え込むことがあるため、長袖の服が必須です。
トップス
長袖シャツやパーカー
ボトムス
天然素材のロングパンツ
ポイント
また、夜に焚き火をする場合は、綿などの難燃性が高い素材を使った服がおすすめ。
化学繊維の服装に火の粉が飛ぶと、溶けたり穴が開いたりする恐れがあるので注意しましょう。
寝るときの服装例
寝るときは、肌触りがよく、あたたかい服装を選びましょう。以下のようなアイテムがおすすめです。
トップス&ボトムス
ゆったりとしたスウェットの上下や天然素材のパジャマ
ポイント
夜の冷えに備えて、靴下も用意しておくと安心。履き口がゆるい靴下なら、足をしめつけず、快適に眠れます。
虫対策になる服装とは?
自然豊かな夏のキャンプ場では、虫に刺されることがあります。
軽く前述はしましたが、以下のポイントに注意して虫対策を行いましょう。
1.長袖の服を着る
夏のキャンプ場ではできるだけ肌を露出しないように長袖の服を着ると虫対策になります。
素材は薄手で、通気性のいいものがおすすめです。
2.虫よけスプレーや虫よけシールを使用する
虫よけスプレーも効果的です。肌や服に吹きかけることで虫刺されを予防できます。使用する際は商品の説明書をよく読んで、正しく使いましょう。
肌が弱い人は、虫よけシールを服に貼るのもおすすめです。袖口やパンツの裾など、露出している肌の近くに貼るといいでしょう。
3.虫よけブレスレットを着用する
虫よけブレスレットは手首や足首に装着することで、虫刺されを予防できるアイテムです。
デザイン性の高い虫よけブレスレットも販売されており、アクセサリー感覚で使えるものもあります。
肌が弱い人は、天然成分を使用している商品を選びましょう。
4.帽子をかぶる
頭部を守ることで、虫刺されのリスクを減らせます。夏は熱がこもりにくいメッシュ構造の帽子や風を通しやすい麻素材がおすすめです。
また、帽子に虫よけスプレーをかけることで、より効果的です。
服装を工夫して夏も快適なキャンプライフを!
夏のキャンプは高い気温だけでなく、夜との寒暖差や虫刺されなどを考慮して服装を選ぶ必要があります。
ただ単に暑さ対策をすればいい、と思っていると意外なトラブルや不快な思いを招くことになりかねません。
夏キャンプに適した服装を選び、快適なキャンプライフを楽しんでくださいね。