ヤングコーンはトウモロコシを若採りしたもので、生が出回るのは今の季節だけ。サラダやグリル、炒め物などに使われることが多いですが、蓮池陽子さんはスープを考えてくれました。
具はヤングコーンとマッシュルーム。だしはいりこで、日本酒とともに煮出します。「魚介のだしのときは日本酒を少し入れるとおいしくなる」のだとか。とはいえ、ヤングコーンとマッシュルームのドリーミーな世界からどんどんかけ離れていくようでちょっと心配になります。ディズニー映画と『まんが日本昔ばなし』が混ざっちゃうような……。
が、でき上がったスープは違和感がないどころか、これで正解と思わせるほどしっくりきています。ヤングコーンとマッシュルームの香りのじゃまをしない控えめな味ですが、麦みその甘さがヤングコーンの甘さとうまく響き合っています。料理って奥深いですねえ。
みそ大好き、アウトドア大好きの蓮池陽子さんによる「ソトみそスープ」は、Facebookの「みそパル」でも月に4回公開中です。その中から厳選したメニューを『BE-PAL』本誌奇数月発売号(次回は7月8日発売の8月号)でも紹介しています。こちらもお楽しみください。
【陽子さんのソトみそスープ 第22回 ヤングコーンのみそスープ】
材料(1~2人分)
ヤングコーン……3、4本
マッシュルーム……2、3個
いりこ……4、5本
日本酒……大さじ1
麦米合わせみそ……大さじ1〜
ごま油(もしくはオリーブオイル)……少々
作り方
1、ヤングコーンは皮をむき、ひげ根を取りのぞく。マッシュルールは縦半分に切る。
2、ダッチオーブンに水300ml(分量外)と日本酒といりこを入れて火にかける。
3、いりこから良いだしが出たら、ヤングコーンとマッシュルームを入れて加熱する。
4、みそを溶き入れ、ごま油またはオリーブオイルを垂らす。好みで青ねぎを散らす。
協力:みそ健康づくり委員会