アウトドアに本気で取り組める時期がやってきた! 自然を慈しみ、ひとりでも家族でも楽しむためにキャンプのベストギアを揃えよう。BE-PAL編集部員が実際に使ってわかった「凄いキャンプ道具」から、快適に過ごすためのリビング幕をご紹介!
居心地のいいリビングを構築しよう!
私が試しました! 編集部 早坂
テントが寝室ならシェルターやタープはリビング。ごはんを食べたりお酒を飲んだり、大半をそこで過ごすから、居心地が良いに越したことはない。そのうえ簡単に立てられたら、もう最高だ。数あるシェルターのなかで、“すぐ立てられる”を求めたら、モンベルとミニマルワークスの2製品にたどり着いた。
モンベルの「ムーンライトキャビン4」は、Aフレームが2つ並ぶ吊り下げ構造で、直感的に立てられる。インナーテントをはずせば2家族がテーブルを囲めるほどの広さがうまれ、リビング幕としての使い心地はバッチリ。サッと立ててすぐに遊びにいけるから、グループキャンプでのベースとして最高だ!
一方のミニマルワークスの「シェルターG」は、コンパクトな収納サイズなのに、立ててみると4人用シェルターとして十分な居住性を持つ。魚座型フレームは強度と立てやすさを併せ持ち、何よりポールを固定するパーツが秀逸! よくある「きつくてポールが固定できない」こともなく、サクッと立てられる。
一枚布のタープは、張り方のバリエーションが豊富なものが注目を集めている。ザ・ノース・フェイスの「ネブラタープ 6」がまさにそうで、グロメットやループの数が多く、天候や人数に応じて張り方を変えられる。小さく収納できるので、徒歩キャンパーや、バイクパッキングにもオススメだ。
リビング使いに焚き火も加えたい! という人は難燃性の幕を選ぶべき。アソビトの「焚き火軍幕」は、同製品を複数枚連結できるようになっていて、2枚でティピテント、4枚ならバップテントのように使えるのが面白い。さらにテンマクデザインの「焚火ハンモック」を加えたら、火の周りで快適なテントサイトができ上がる。
「最速でリビングを立てたい」「豊富なタープアレンジを楽しみたい」「焚き火を囲んだサイトづくりをしたい」など、今やりたいスタイルを考えたとき、シェルターやターブ、ハンモック選びのポイントが見えてくる。
BE-PAL アウトドアアワード 2022大賞受賞作ならサッと立ててすぐに遊びに行ける!
モンベル/ムーンライトキャビン4
¥129,800
大きなツールームなのに、ムーンライトシリーズならではのノーストレスな設営が魅力! 吊り下げ式のインナーテントを取りはずせば広々としたシェルターとしても使える。
●サイズ/約580×275×高さ213㎝
●重量/12㎏
問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス 06(6536)5740
重さ12㎏は、この大きさではとても優秀!
CHECK POINT
大きなメッシュ窓で通気性も抜群。外の景色も眺められる!
ギアを置いても余裕のある空間。幕内が明るいのもグッド。
前後の出入り口を全開にすれば、開放感もグンと高められる。
屈まずに立ち上がれる十分な天井高も◎!
魚座型フレームで強度バツグン。4人でちょうどいい広さはコレ!
ミニマルワークス/シェルターG
¥125,400
メイン2本とサブ2本のポールで設営するドーム型シェルター。ミドルサイズながらひとりでも簡単に立てられて、しかも、シワなくピンと張れる美しさが魅力!
●サイズ/約350×300×高さ170㎝
●重量/6.4㎏
問い合わせ先:アンバイ ジェネラルグッズストア https://www.unby.jp
CHECK POINT
透明なTPU素材の天窓で室内も明るく、星空だって楽しめる!
中は明るい印象だが、外から透けて見えることはない。
エンドパーツやスリーブにポールをすんなり入れられる。
センターポールも立てられる! 人数に合わせて変幻自在の"使い勝手良すぎ"タープ
ザ・ノース・フェイス/ネブラタープ 6
¥39,600
多彩なスタイルアレンジが可能なオクタタープ。グロメットやループの多さだけでなく、中央にポール突き上げ用の補強がされており、高さを出すことができる。
●サイズ/450×450㎝
●重量/2.06㎏
問い合わせ先:ゴールドウイン カスタマーサービスセンター 0120-307-560
センター上げ(ポール5本)
四隅にそれぞれポールを入れて、さらにセンターポールを加えれば、タープテント型にもできる。
片面跳ね上げ(ポール3本)
片側をポール1本、反対側をポール2本で立てれば、片面の天井高を上げて開放感もよりUP!
ウイング型(ポール2本)
ポール2本を対角線上のグロメットを使って立てれば、左右を大きく張り出すウイング型に。
CHECK POINT
突き上げ用の補強がされており、センターにもポールが入れられる。
末端部は三股構造で、ちょうどよいテンション角度を見つけやすい。
ブッシュクラフトするなら軍幕で決まり!
アソビト/焚き火軍幕
¥18,700
コットンの難燃素材を使用したひとり用タープは、シンプルながら焚き火との相性抜群。複数枚を連結すればテントにできるのも魅力だ!
●サイズ/180×180㎝
●重量/1.44㎏
問い合わせ先:ビッグウイング 06(6167)3005
スクエアサイズでとても扱いやすい
CHECK POINT
難燃素材だから火の粉もまったく問題なし。
ハンギングテープにギアを掛けられる。
焚き火でハンモックも同時に楽しみたい!
テンマクデザイン/焚火ハンモック
¥37,400
TC素材で焚き火と相性が良いハンモック。マットを使用することも可能。寝返りをうっても安定する構造だから、いつでも快眠できる!
●サイズ/90×200×高さ75㎝(内寸)
●重量/約6.27㎏
問い合わせ先:カンセキWILD-1 028(651)0570
CHECK POINT
フレームで立ち上がるから中も圧迫感なし!
インナーはメッシュで夏場の虫対策も万全。
タープとハンモック一体型という選択肢もアリ
DOD/トゥリーイラヘン
¥29,700
スタンド付きだから、木がない場所でも楽しめる。そのうえ、タープも簡単にセットできるから、立てたその場所が快適なハンモック空間に。
●サイズ/約350×86×高さ177㎝
●重量/約17.4㎏
問い合わせ先:DOD https://www.dod.camp/contact/
※構成/早坂英之(編集部) 文/風間 拓 撮影/三浦孝明
(BE-PAL 2023年5月号より)