ダイソーのスキレットは種類が豊富!
スキレットとはフライパンの一種で、厚い鉄でできているのが特徴です。
蓄熱性がよく、食材にしっかりと熱を通せるため、料理を美味しく仕上げることができる調理器具。オーブン調理だけでなく、直火調理に使うことも可能。そのため焚き火調理にも活躍します。
このようにキャンプで重宝するスキレットですが、ダイソーでは以下の4種類がリーズナブルな価格で販売されています。
- スキレットS(税込220円)
- スキレットM(税込330円)
- スキレット 直径16cm(税込330円)
- スキレット 直径20cm(税込550円)
今回は、このうち筆者の手元にある3種類を、実際に使いながらレビューしていきます。
各商品の特徴を押さえて、ご自身にぴったりの1枚を探してみてください。
ダイソーのスキレット3種を徹底レビュー
1.スキレットM/330円(税込)
スキレットMは、内径が15.1cm、深さが3cmのスキレットです。
十分な深さがあるため、焼き料理だけでなく、アヒージョなどの煮込み料理にも向いています。一人分の調理に最適なコンパクトサイズなので、ソロキャンパーの方におすすめです。
なお、今回は手元にないですが、スキレットMよりも小さいサイズのスキレットSは、同じ形状で内径が13cm、深さが2.2cmと、若干ですがさらにコンパクトなサイズ感です。
コンパクトかつ軽量なので、2人でのキャンプなら、スキレットSとスキレットMを両方持っていって調理する、なんて使い方も良さそうですね。
商品URL:https://jp.daisonet.com/collections/kitchen0231/products/4549131461626
2.スキレット(直径16cm)/330円(税込)
スキレット(直径16cm)は、内径が15.4cmのスキレット。
先ほど紹介したスキレットMと価格帯が同じ税込330円の商品で、スキレットMよりもわずかに内径が大きくなっています。
このスキレットの最も大きな特徴は、縁の高さが低いこと。筆者が測ったところ1.5cmとなっており、スキレットMのほぼ半分の高さでした。高さがない分、水を多く使用する煮込み料理や、油を使用する揚げ物料理には適さないと言えます。
スキレット(直径16cm)はスキレットMに比べてスキレット薄いつくりになっています。
その薄さのおかげで
- 火にかけたときにあたたまりやすい
- 軽くて扱いやすい
というメリットがスキレット(直径16cm)にはあります。
ちなみに、実測による重量は467g。スキレットMは795gだったので、かなり軽いことがわかります。
商品URL:https://jp.daisonet.com/collections/kitchen0231/products/4549131766950
3.スキレット(直径20cm)/550円(税込)
ダイソーのスキレットの中で最も大きいサイズが、こちらのスキレット(直径20cm)。
2人分の一品料理を作るのに最適なサイズ感です。
スキレット自体に適度な厚みがあるため、高温を保ちやすく、食材へじっくりと均一に熱が伝わることがメリットでしょう。
あつあつの本格的な料理が楽しみたいなら、スキレット(直径20cm)がおすすめです。
上の画像はスキレット(直径20cm)と市販の蓋を使用して、チキンソテーを作っている様子です。
スキレットの中に鶏もも肉を入れて蓋をし、弱火〜中火で片面を10分焼きます。さらに裏返して3分ほど焼くと、表面がパリパリ、中身がジューシーなチキンソテーに仕上がりました!
ワンコインで買えるスキレットですが、料理を作るのに申し分のないクオリティだと言えそうです。
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4549131766967
ちなみに、今述べたようにスキレットで調理をする際には蓋があると便利です。熱を閉じ込めて調理ができ、料理がさらに美味しくなります。
蓋は残念ながら今のところダイソーでは販売されていないので、他メーカーの商品から、ダイソーの各スキレットの直径に合うものを探してみるといいでしょう。
ダイソーのスキレットをシーズニングしてみた!
スキレットのデメリットと言えば、サビに弱いこと。水に濡れたままスキレットを放置すると、1日でサビが浮いてきてしまいます。
シーズニングとは、鉄やアルミなどの調理器具を使用前に「ならす」行為のこと。食材が調理器具に焦げ付きにくくなり、サビを防止できます。
スキレットの寿命を延ばすためには、使用前のシーズニングは不可欠!
ダイソーのスキレットを長持ちさせるために、購入後は以下の作業を行ってみましょう。
シーズニングに必要な道具
特別な道具は必要ありません。どこの家庭にもある道具でトライできます。
- 菜箸
- キッチンペーパー
- オリーブ油(サラダ油でも可)
- 革手袋(ミトンや厚手のタオルでも可)
- くず野菜
道具の準備が完了したら、早速スキレットをシーズニングしてみましょう。
1.スキレットを洗う
新品のスキレットの表面にはワックスが付着していることがあります。
シーズニングの前に中性洗剤とスポンジを使用して表面を洗い、ワックスを除去しましょう。
2.スキレットに油を塗る
洗剤で洗った後、スキレットを弱火にかけましょう。
スキレットがよく乾いたら火を止め、内側に適量の油を注ぎます。菜箸とキッチンペーパーを使って、油を広げるようにしながら満遍なく塗りましょう。
スキレットの内側だけでなく、裏側や取っ手部分にも塗っておけば、全体のサビを防止することができます。
3.スキレットを火にかけ、再度油を塗る
油を塗ったスキレットを強火にかけ、軽く白い煙が立ち上るまで熱してから火を止めましょう。
熱くなったスキレットが冷めるのを待ってから、再度同じ要領で全体に油を塗り、強火にかけます。
この工程を2~3回繰り返すことでスキレットに厚い油膜の層ができ、シーズニングの効果がより高まります。
4.スキレットでくず野菜を炒める
油を塗って熱する工程が終わったら、スキレットにくず野菜を投入し、中火にかけます。
くず野菜の表面が焦げるまで炒めましょう。くず野菜を炒めることで、スキレットの鉄臭さを緩和することができます。
どんな野菜を用いてもかまいませんが、玉ねぎなど香りの強い野菜であれば、鉄の臭いを緩和する効果がより期待できます。
5.仕上げに油を塗る
スキレットからくず野菜を取り出して、仕上げに油を塗ればシーズニングは終了です。
ちなみに、シーズニング後のスキレットは、筆者が所有しているアウトドアメーカーのスキレットと比べても遜色なく使用できました。食材が底にくっつくことなく、食材の内側までしっかり熱を通してくれます。
ダイソーのスキレットは値段が手頃とはいえ、クオリティがしっかり担保されていました。
使用後のお手入れ方法もマスターしよう
せっかくシーズニングをしたスキレットを、使用後に洗剤で洗ってしまうと、表面にできた油膜がはがれてしまうので注意が必要です。
スキレット使用後のお手入れの手順は以下のとおり。安価な商品だからといって雑に扱わず、お手入れをして長く使っていきましょう。
1.たわしで水洗いをする
使用後はたわしで水洗いをし、表面にこびりついた汚れを落としましょう。ちなみに金属たわしの使用はNGです。金属たわしは表面の油膜ごと汚れを削り取ってしまうからです。
たわしでこすっても落ちない頑固な汚れや焦げ付きがある場合は、スキレットに水を張って沸騰させてからこすってみてください。
お湯によって汚れや焦げ付きが浮いてきて、はがれやすくなりますよ。
2.弱火にかけて水分を飛ばす
火にかけてスキレットについた水滴を飛ばしましょう。スキレット全体が乾燥するまで弱火にかけてくださいね。
3.薄く油を塗る
スキレットの表面に薄く油を塗りましょう。
4.乾燥した風通しのよい場所に保管する
最後に湿気によるサビつきを防止するため、乾燥した風通しの良い場所で保管しましょう。
コスパ抜群のダイソースキレットは初心者におすすめ!
お手入れが少し難しいスキレット。使いこなせるかわからないという初心者の方は、まずはリーズナブルなダイソーのスキレットを試してみるといいかもしれません。
また、購入したら使用前にはシーズニングをしっかりと行い、使用後のお手入れも忘れずに。
スキレットは使えば使うほど油がなじんで焦げつきにくくなります。手入れをしっかり行っていれば、長い期間使用できますよ。
ダイソーに出かけた際には、ぜひこれらのスキレットをチェックしてみてくださいね。