写真家・岡田裕介氏の作品展「WONDERLAND」開催!アラスカの“奇跡の1日”を初公開
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • イベント

    2023.05.30

    写真家・岡田裕介氏の作品展「WONDERLAND」開催!アラスカの“奇跡の1日”を初公開

    National Geographic 写真賞の受賞を機に、世界でも作品を発表し旅を続けている写真家・岡田裕介氏の作品展「WONDERLAND」が、東京(6月16日~29日)と京都(7月4日~9日)で開催される。

    展示される写真は、アラスカ・カクトビック村で撮影されたものたち。現地ガイドもイヌイットの人々も奇跡と呼んだ 1日の記録だ。

    なかなか目にすることができない、貴重な光景を楽しめる岡田裕介氏の作品展「WONDERLAND」

    写真に記録された“奇跡の1日”とは?

    10 年前の秋、北極海のシロクマに出会うべくセスナに乗ってカクトビックに降り立った岡田氏。日没後に船を出した彼の目に入ったのは、さまざまなホッキョクグマの姿。ピンクの空に包まれて鯨の残骸に群がる様や、オレンジに輝く海の中で泳ぐ親子、そして 海岸沿いで子どもたちが戯れ合って遊んでいる様子。それは、まるで天国のような光景だった。

    なぜ今回、10年前のアラスカでの1日という特定の日を切り取ろうと思ったのか、岡田氏はこうコメントする。

    「自然写真は時間をかけ向き合って、積み重ねた上に成り立つ説得力がある。そう思う自分がいるからこそ、たった1日の記録を作品群として発表するのに躊躇いがありました。しかし信頼する人たちに写真を見せたとき、皆口を揃えて『これは凄い!』と感動してくれた姿に背中を押され、この奇跡を皆さんと分かち合うべきだと確信しました」(岡田氏)

    「WONDERLAND」の作品の一部を紹介

    「あまりにも撮影した日が特別過ぎて、あの日を超えられる日はもう来ないだろうという思いから、この10年間カクトビックを再訪できないでいます」という岡田氏。本展では、岡田氏にそう思わせるほどの圧倒的光景を、カラー写真全30点の構成で初公開する。そのほんの一部を紹介しよう。

    海岸沿いで解体したホッキョククジラの残骸を漁るシロクマたち。カクトビックではイヌイットの伝統を尊重し年間数頭の捕鯨が許可されている(C)岡田裕介

    泳ぐのが得意なシロクマは、時折僕らが乗船するボートに近づいてくる(C)岡田裕介

    焼けていく空の下で戯れ合うシロクマたち(C)岡田裕介

    日没後、黄金色に焼けた空と鏡のようにその空を映す凪いだ海(C)岡田裕介

    また、本展の見どころについて岡田氏は「簡単には行けない遠いアラスカの小さな村。そこで体験した奇跡のような1日を一人でも多くの人と分かち合いたい。初めて見る光景にきっと感動していただけると思います」と語る。

    写真家が「もうこれを超える日はない」と思う光景を、ぜひその目で確かめにいってはいかがだろうか。

    岡田裕介作品展『WONDERLAND』

    【東京】
    ソニーイメージングギャラリー 銀座
    開催期間:2023年6月16日(金)~6月29日(木)
    開館時間:11:00~19:00 入場無料 / 会期中無休
    東京都中央区銀座 5-8-1 銀座プレイス 6 階
    TEL:03-3571-7606
    https://www.sony.co.jp/imaging/gallery/

    【京都】
    京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2 階
    開催期間:2023年7月4日(火)~7月9日(日)
    開館時間:11:00~18:00(最終日 17:00 まで) 入場無料 / 会期中無休
    京都府京都市東山区堀池町 374-2
    TEL:080-5988-7720
    https://kyoto-muse.jp/japanesque/

    岡田裕介氏プロフィール

    埼玉県生まれ。2003 年より、フリーランスフォトグラファーとして独立。沖縄・石垣島、ハワイ・オアフ島への移住を経て、現在は神奈川県の三浦半島を拠点に活動中。

    水中でバハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ乳類、陸上で北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギンなど海辺の生物をテーマに活動。2009 年 National Geographic での受賞を機に世界に向けて写真を発表し、受賞作のマナティの写真は世界各国の書籍や教育教材などの表紙を飾る。温泉に入るニホンザルの写真はアメリカ・スミソニアン自然博物館に展示。国内でも銀座ソニーアクアリウムのメインビジュアルはじめ企業の広告やカレンダーなどを撮影。

    NEW ARTICLES

    『 イベント 』新着編集部記事

    今年の注目はホタテ!日本各地の旬の魚介を楽しめる「魚JAPANフェス in お台場 2024」レポ

    2024.11.11

    洗って長持ち、防水性シェルジャケットが蘇る!パタゴニアの「Wash Party」を体験してきた

    2024.11.02

    パタゴニア直営店イベント「地方自治という解決策。暑くなりすぎた地球。日本の気候政策と生活のゆくえ。」

    2024.10.30

    『二つの季節しかない村』ほかおすすめ4選!映画で知る人生の悦びと自然の魅力

    2024.10.13

    無印良品 キャンプ場誕生30周年を祝うフェス開催!津南キャンプ場にて10月26日・27日

    2024.10.04

    自然豊かな森を舞台にした美術展「秋の森とアート」が9月29日から横浜で開催!

    2024.09.23

    サントリーが子ども対象で行う「水育」の特別企画・大人版を体験してきた!

    2024.08.21

    「生命のうた 高砂淳二写真展」8月3日から福島・喜多方市美術館で開催!

    2024.08.01