火起こしに不可欠な火吹き棒
焚き火やバーベキューで火を起こす際、着火してもなかなか火が大きくならない、火力が強くなる前に火の勢いが弱くなって立ち消えてしまう、などといった困りごとに直面した経験はありませんか。
そんな時に重宝するのが火吹き棒です。火吹き棒を使えば、簡単に短時間で炎を大きくすることができます。
うちわであおいで火を大きくする方法もありますが、それでは時間がかかり、あおいだ風が火種に届くとは限りません。
火吹き棒ならピンポイントで火種に直接空気を送れるため、効率的に火を大きくできます。弱くなった焚き火の炎も、火吹き棒を使えば短時間で復活します。
今回は、そんな火吹き棒の中でも、筆者がおすすめしたいVARGO(以下バーゴ)の製品をご紹介します。
バーゴの火吹き棒の特徴は?
バーゴは、チタン製の商品を多数展開するアメリカのアウトドアギアブランド。軽量で丈夫な商品が、ミニマリストたちから支持を得ています。
では、そんなバーゴの火吹き棒はどんなアイテムなのか、特徴を見ていきましょう。
伸縮式でコンパクト
火吹き棒は、炎からある程度離れた場所から酸素を送るための道具です。そのため、どうしても長さが求められます。
とはいえ、長さや太さがあるものは荷物をコンパクトにしたい時に不向きですよね。
その点、今回ご紹介するバーゴの火吹き棒は伸縮させることができるため、使わない時には縮めてコンパクトに収納できます。
収納時の長さは15.2センチ、太さも3色ボールペンより少し太い程度です。とてもコンパクトになるので、どんなキャンプにもうってつけです。
デザインはスッキリしており、一見火吹き棒には見えないほど。
また、上部に開閉式のクリップがついており、キーホルダーのようにバッグに吊り下げて持ち運ぶことができます。
ファイヤースターター付き
伸縮してコンパクトになることだけが、この火吹き棒の特徴ではありません。
ファイヤースターターが付いていて、ライターやマッチがない時でも火を起こすことができます。
ファイヤースターターとは、火を起こすための道具。マグネシウムやフェロセリウムが付着している棒状のパーツを、板状のストライカーというパーツで削るようにして火花を散らし、火をつけます。
バーゴの火吹き棒に付属するファイヤースターターは、本体に格納できるしくみになっています。そのため、キャンプサイトで動き回っているうちにファイヤースターターの部分をなくしてしまう、といったリスクもありません。
バーゴの火吹き棒を実際に使ってみた
ここからは、実際にこの火吹き棒を使って火を起こしている様子をご紹介します。
まずは焚き火台を組み立て、薪を置き、着火剤として火口を準備します。
初心者の方はファイヤースターターで着火するのは時間がかかる場合もあります。実践する前にあらかじめ練習を積んでおきましょう。
着火後は、火吹き棒を利用して火勢を強くしました。バーゴの火吹き棒は本体が細く、燃えている薪のすきまにも差し込めるため、火力を高めたい場所にピンポイントで空気を送ることができます。
しばらく空気を送り込んでいると、ある時一気に炎の勢いが強くなります。
火吹き棒を使う前までは焚き火の炎が弱くなった際、火の勢いを復活させるべく何度もうちわであおいでいましたが、火吹き棒があればその必要がなくなります。
筆者は長らくキャンプをしていますが、火吹き棒の便利さはもっと早く気がつけば良かったと思っています。
バーベキューの火起こしにも最適
今回は効率的な火起こしに欠かせない、バーゴの火吹き棒をご紹介しました。
初めて火吹き棒を利用した時、筆者はその便利さに驚きました。火吹き棒を使うとあっという間に火の勢いを強くすることができるのです。
もちろん、焚き火だけではなくバーベキューの火起こしにも使えるので、ぜひ試してみてくださいね。