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    2023.06.30

    BE-PALが調べた最新自転車旅ニュース!サイクルステーション情報からヘルメット事情まで

    初心者でも旅がしやすいサイクルトレインや、"自転車版"道の駅ともいえる
    サイクルステーションが続々登場。努力義務化されたヘルメット事情と合わせてご紹介。

    国内に62線! 輪行不要の"サイクルトレイン"が自転車旅を後押しするか

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    自転車を押しながら、駅構内に入りホームまで歩いていける非日常的な体験ができる。輪行袋を準備する必要もないので、より身軽で手軽な自転車旅が楽しめる。

    電車や飛行機、バスなどの公共交通機関に自転車を乗せて移動する「輪行」。いつも走っている地域を離れ、愛車と一緒に遠くまで(海外も可能)移動してサイクリングができることから、自転車乗りにとっては憧れの遊びスタイルだ。しかし「前後のホイールをはずして袋に入れる」「交通機関で定められたサイズの袋を準備する」など、初心者にとってはハードルが高い……。そんな中、気軽に利用できると再注目されているのがサイクルトレインだ。自転車をたたまず車両に持ち込める手軽さが魅力で、ベテランのサイクリストも積極的に活用している。
     
    サイクルトレインは現在全国で62線にまで増えており、最近仲間入りした例では和歌山県内の海沿いを走るきのくに線や、近畿日本鉄道の山田線、鳥羽線、志摩線などがある。そして最旬のトピックが、今年3月よりスタートした西武鉄道池袋線と西武秩父線だ。アクセスしやすい東京・練馬区の石神井公園駅から埼玉県の飯能駅及び西武秩父駅の間を定期的に運行している。「まだ運用が始まって間もなく、天候で利用状況は左右されますが、SNSなどを見る限りご好評を頂いております」と、西武鉄道株式会社 広報部・森川颯太さんは話す。
     
    はじめての遠出旅のきっかけになれるサイクルトレイン。これから自転車旅を始めたい人や、未体験の方はぜひ積極的に利用してみてはいかがだろうか。

    西武鉄道 https://www.seiburailway.jp/ 

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    土休日(実施しない日もあり)の下り1本、上り1本のみ実施し、片道・大人1800円。上記以外の駅で乗車・降車は不可。

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    持ち込んだ愛車はベルトでしっかり固定するので、トラブルなく目的地まで運べる。

    今や48都道府県に拡大する"サイクルステーション"。特にレンタサイクルやカフェなど体験型が人気

    BLOCK47

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    JR東海・岐阜羽島駅から徒歩約5分。

    サイクリングの途中に立ち寄って休憩したり、食事したり。"自転車版"道の駅ともいえるサイクルステーションが全国に増えている。中でも話題なのが岐阜県の「BLOCK47」だ。「長谷川サイクリングロードや東海道新幹線・岐阜羽島駅からのアクセスが良く、自転車を持っていない人向けにレンタサイクルも準備しています。それ以外に、自転車に関するイベントも不定期に開催します」(サイクル 店長・戸田可秀さん)。また、宿泊もできる茨城の「プレイアトレ土浦」も人気。独自のサービスを打ち出す施設は今後も増えそうだ。

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    地元の食材を使ったレストランも併設。滋味深く自転車で疲れた脚に染みわたる。

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    レンタサイクルのほか、洗車サービス、ガイドツアーなど幅広い要望に対応。

    プレイアトレ土浦

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    「星野リゾート BEB5土浦」を併設。泊まりでたっぷり自転車の旅が楽しめる。

    前月比で、売り上げ2倍増!〝努力義務化″で変わるヘルメット事情

    改正道路交通法の施行により、令和5年4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化された。未着用でも罰則はないが、サイクリストの意識が高まっているよう。「2月くらいから問い合わせが増え、3月は先月比で2倍くらいに販売数が増えました。本格的な自転車に乗っていない方も購入されている印象です。人気があるのは1万円を切った価格で、キャップのようにかぶれるカジュアルなタイプですね。着用すれば致死率はグンと下がるので、かぶるのが当たり前になるといいですね」(ワイズロード田渕さん)

     

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    手ごろでカジュアルな「OGK KABUTO キャンバス・アーバン」(7040円)などが人気。

    教えてくれた人  ワイズロード 新橋店店長  田渕喬介さん

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    学生時代からサドルの上で過ごしてきた、自転車歴20年の大ベテラン。安全性を高めるヘルメット選びやライディングスキルなどへの造詣も深い。

     

    ※構成/今 雄飛

    (BE-PAL 2023年6月号より)

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