アウトドアの仕事をしていると、晴れだったのが急に天候が悪くなり、さらには雨が降ることがよくある。特に季節の変わり目となると、天候が不安定で予報が当たりにくいと思うこともしばしば。
そんなときに、貴重品を入れているバッグが濡れる心配をついしてしまうもの。同じような気持ちの人に、今回紹介するモンベルの新作レインジャケットはぴったりなウェアだ。
急な天候変化でもバッグを守れる手軽なレインジャケット
今回紹介するモンベルのパックラップ レインジャケットの一番の特徴は、背面のマチを広げることで、バッグを背負ったまま上から着られるアウターだ。約20Lのバックパックなら対応でき、日帰り登山などに最適。
マチは両サイドへ開く形になっており、片手で楽に開ける。慣れれば着用したままで開閉できるので、急に雨が降ってもこれなら楽ちんだ。
また、マチを閉じた状態でも違和感なく使えるのが同商品の魅力。ベルクロで固定するとスッキリした状態になり、バッグを背負わなくても着られる。
バッグを背負った上からウェアを羽織ってみた
実際に、バッグを背負った上からパックラップ レインジャケットを着てみた。背負っていない状態だと、前面の裾と背面と裾とで長さが異なることがわかる。後ろが長い理由は……。
バッグを背負って着た際に、前面と背面の袖丈が同じになるため。つまり、背負っても後ろがつんつるてんにならない設計なのだ。これから登山していても、街中で使っていても見た目がダサくなりにくい。
ゆったりしたフォルムなので、バッグを被せた状態で歩いても腕がつっぱりにくい。カッパともポンチョとも違う、絶妙なフォルムのレインウェアであることがわかった。
そのほかの機能
メインであるマチ以外に、どのような機能を備えているのか紹介しよう。まずは収納。付属の袋に入れると9×9×14cmまでコンパクトになり、ウエストバッグに入れて持ち運べる。
モンベルの独自素材「ドライテック」。これは防水透湿性素材で、これとやわらかいもう1枚の生地を貼り合わせて2レイヤーに仕上げている。外から雨を防ぎ、内側の蒸れを放出する点で運動時には活躍する。
ファスナーにはアクアテクトジッパーを採用。留め具の上に止水性のある生地を被せ、水が中に入らない機能を備える。ある程度強い雨が降っても、中へ侵入をしっかり防いでくれる。
裾にはドローコードは内蔵されており、縛ることで下から入る風を防いでくれる。特に、バッグを背負っていない状態では裾がひらひらしやすくなるため、ここを縛れば揺めきを防げるのも嬉しい。
さらに、フードを三方面から調整するトライアクスルフードも採用。フロントのドローコードを縛って前の、後ろのドローコードで左右の、そして天辺のベルクロで上のサイズを調整し、フードを自分好みに合わせられる。
バッグが大きいと裾が吊り上がりやすい
メーカーの公式サイトには、20L程度のバックパックまで対応と記載。筆者が出張先で持っていった26Lのバッグに荷物をしっかり入れ、それを背負った状態でウェアを羽織ってみると、中央だけ上に上がってしまった。
吊り上がった状態でも雨はバッグに当たらずに済んだので、見た目を気にしない人はこれで問題ないが、気になる人は高さのないコンパクトなデイパックを背負って羽織ったほうがいいかもしれない。
とはいえ、1日の屋外仕事でこれを着てみて、雨は中に入ることなく、なおかつ快適に過ごせたので筆者としては大満足。ただし、バッグを背負って使う際には注意が必要なので、気になる人は店頭で実際に試して購入しよう。
商品概要
モンベル「パックラップ レインジャケット」
価格:¥13,750
サイズ:XS〜XL
収納サイズ:9×9×14cm
重量:293g
カラー:ブラック、ブルー、ダークグレー、レッド
商品リンクはこちら
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1128686