キャンプでお風呂に入りたいなら
キャンプでお風呂に入りたいなら、入浴施設完備のキャンプ場か、近隣に温泉施設があるキャンプ場を予約しましょう。それぞれの場合における注意点も解説します。
入浴施設完備・近隣にあるキャンプ場を予約する
キャンプ場に入浴施設が設置されている場合は、キャンプ場のお風呂を利用するのが一番手っ取り早い方法です。しかし、温泉宿のような大浴場を設置しているキャンプ場は多くありません。自然を活かしたお風呂やワイルドなドラム缶風呂を楽しめるキャンプ場もあり、そうしたお風呂で非日常感を満喫するのも一興です。いずれにせよ、予約時にどんなお風呂なのかを確認しておく必要があります。
入浴施設はないけれどコインシャワーを設置している、というキャンプ場もあります。「キャンプではシャワーだけでもOKだよね」と割り切ることも大切かもしれません。
キャンプ場の近隣に立ち寄り湯などの温泉施設があるときは、そちらを利用するのもおすすめです。ただし移動が発生するので、事前に距離と所要時間は調べておきましょう。キャンプ場には消灯時間が設定されているので、遅れないように注意が必要です。
キャンプでお風呂に入れないときの対応法
入浴施設がなく、近くに温泉施設もないキャンプ場を利用するときは、他の手段を使って清潔感を保つ必要があります。キャンプでお風呂に入れないときの対応法を五つ紹介します。
体をサッパリさせる対処法5つ
体はボディーシートで拭く
体をすっきりさせるには、ボディーシートで全身を拭くのがおすすめです。ボディーシートで拭くだけでも不快感は軽減され、快適に眠れるでしょう。キャンプに行く途中のコンビニなどでも買えるので、直前で調達することも可能です。
ボディーシートがないときは、湿らせたタオルでも代用できます。単に水で湿らせるよりも、お湯に浸けたほうがすっきり感は増すでしょう。
清涼感を重視する人は、仕上げにハッカ油入りのスプレーを服や体に吹きかけるのもおすすめです。虫よけ効果も期待できるため、一石二鳥といえます。ただし、ハッカ油の原液そのものを肌に直に塗ると肌トラブルを起こす可能性もあるので、注意しましょう。
頭皮・髪はドライシャンプーでリフレッシュ
お湯で髪を洗えない環境下では、ドライシャンプーがおすすめです。ドライシャンプーにはスプレー・シート・パウダータイプなどがありますが、基本の使い方はシャンプーを頭皮になじませるだけです。
ドライシャンプーはお湯を使わずに頭皮のすっきり感を得られるだけでなく、湯冷めの心配もありません。特に髪の長い女性にとっては、気になる頭皮のにおいなども軽減されるので、キャンプに行くなら持っていきたいアイテムの一つです。
足湯をする
足湯をするのもよいでしょう。バケツにお湯をためるだけで簡単にできるので、お風呂に入れないときは実践したい対応法です。服を着たまま手軽にできる点も、おすすめポイントの一つです。
足を温めると血行がよくなり、疲労回復効果があるといわれています。特に冬のキャンプでは体温調節の方法として足湯はおすすめです。バケツを持っていくのが荷物に感じる人は、折りたたみタイプを持っていくとよいでしょう。
ポータブルシャワーを活用する
シャワーを浴びてすっきり感を味わいたい人には、ポータブルシャワーがおすすめです。ポータブルシャワーには電源で動くタイプと手動で使うタイプの2種類があります。電源で動くタイプは車のシガーソケットから給電します。
ポータブルシャワーでお湯を使うことはなかなか難しいので、使うなら日中、あたたかい時間帯がおすすめです。また手足や顔だけを洗う場合にも便利です。食材を洗うのにも使えるので、便利だと感じた人は購入してみましょう。
服を消臭する
髪や服を消臭して、不快感を最小限に抑える方法です。消臭スプレーを使うのが一般的ですが、濡れタオルで髪を拭くだけでも効果があります。
また調理のやり方を工夫することでも、においを防ぐことが可能です。具体的には調理時には炭を使わず、バーナーを使うとよいでしょう。炭のにおいは、市販のスプレーで落としにくいケースが多いものです。日中のちょっとした工夫で、寝るときの不快感を軽減できます。
キャンプ中のお風呂・ケア時の注意点
キャンプ中にお風呂を済ませるときの注意点を解説します。注意点を守り、快適な夜を過ごしましょう。
お風呂に入る時の注意点
においをつけたくないなら夕食後がおすすめ
お風呂に入る・体のケアを行うなら、たき火やBBQ、テント設営が終わった後がおすすめです。たき火やテント設営の前に済ませても、においがついてしまったり汗をかいたりするため、せっかくケアをしてもまた元通りになってしまいます(お風呂の営業時間によっては食後・焚き火後の入浴が難しい場合も多いのですが)。
ただしどうしても不快感が気になるときは、こまめにケアをするのもよいでしょう。ボディーシートや濡れタオルならすぐに用意できるのが強みです。
盗難や消灯時間に注意する
入浴中は貴重品を持参し、盗難に注意しましょう。お風呂に向かうときは小さなかごを持っていき、そこに必要なものを詰めるのがスマートです。複数人でのキャンプの場合は、誰かがサイトに残る状態を作っておくことも重要です。
また近隣の温泉に入る場合や、夕食後に入る場合は消灯時間を過ぎてしまわないよう注意しましょう。キャンプ場では22時が消灯時間になっていることが多いです。事前に温泉施設の距離や所要時間を調べておき、時間に余裕を持って行動するのが重要です。
まとめ
キャンプ中にお風呂に入る一番の方法は、入浴施設をそなえているキャンプ場や、周辺に温泉施設があるところを利用することです。しかしキャンプ場によっては、一切入浴施設がないところもあります。
その場合は、ボディーシートやドライシャンプー・足湯・ポータブルシャワーなどを使って体のケアをしましょう。現地で快適に過ごすためには、事前にキャンプ場の施設を調べておき、必要なものをそろえておくことが大切です。