夏のアウトドアイベントで料理を作ることが多い蓮池陽子さんは、火を使わない料理の研究に余念がありません(手を抜くためではなく参加者のためです。念のため)。
今回は、そのなかでも定番だという「火を使わないカレー」です。材料は「サバ缶が最強」とのことですが、今回はより入手しやすいツナ缶で作ります。作り方といっても、材料を容器に入れて混ぜるだけ。塩で味つけするのではなく、カレー粉と同量のみそで味つけするのが陽子さんスタイル。みそを入れるとコクが出るのだとか。
「『ソトみそスープ』の企画なので、水を加えてスープ状にしますが、ごはんにのせるなら水は少なめでもかまいません。クラッカーにのせてもおいしいんですよ」
普通のカレーを冷めた状態で食べると味気ないですが、それとはまったく別物なのでご安心を。トマトとレモン汁のさわやかな酸味が食欲をそそります。セロリのコキコキとした食感も生ならではで心地いい。冷たいカレーだからこそ、上にかけた冷たいヨーグルトとも相性抜群。ツナや玉ねぎにはしっかりカレーの味がからんでうまみたっぷり。
カレーがこんなに簡単だったとは……。ちょっとショックです。
みそ大好き、アウトドア大好きの蓮池陽子さんによる「ソトみそスープ」は、Facebookの「みそパル」でも月に4回公開中です。その中から厳選したメニューを『BE-PAL』本誌奇数月発売号(次回は9月7日発売の10月号)でも紹介しています。こちらもお楽しみください。
【陽子さんのソトみそスープ 第24回 冷やしみそカレースープ】
材料(1~2人分)
ツナ缶……1缶
セロリ……1/5本
玉ねぎ……1/6個
トマト……小1個
カレー粉……大さじ1
ココナッツパウダー……大さじ1
米みそ赤……大さじ1
レモン汁……小さじ1
生姜・にんにく(すりおろす)……各小さじ1
ヨーグルト……適量
作り方
1、セロリと玉ねぎは薄切りにし、塩少々(分量外)をふって10分ほどなじませてから水気を絞っておく。トマトはざく切りにする。
2、カップにヨーグルト以外のすべての材料を入れてよく混ぜる。水(80~100ml、分量外)を少しずつ加えてのばす。ヨーグルトをかけたら完成。