ハンモックロープは耐久性を考え化繊に。でも「ao」らしい質感を追求。
ロープに関しても、「ao」であれば麻など天然素材を使いたいところですが、質感を損なわず耐久性のある化繊のロープを使うなど、細かい工夫がされています。ハンモックスタンドは香川の槇塚鉄工所に別注したものです。
試作品のインナーシュラフを前に相談する寒川さんと五十嵐さん。
もうひとつの開発商品であるインナーシュラフ。こちらは和紙を30%使った新素材を起用。この素材はベッドリネンとしてラグジュアリーホテルでも使われているもの。吸水性が高く、さらさらとした生地感は蒸し暑い夏にはよさそう。
広げると1枚の布、リボンを結ぶとインナーシュラフというデザインも特徴的。例えば、移動の車中ではブランケット、草むらではピクニックシート、肌寒いときにはポンチョ……と多用途に使えるのです。爽やかなブルーは殺菌や防虫効果もあると言われている本藍染め。
端材を使ったタグ。こういうディテールへの細やかさがアパレル会社らしい。
藍染めは五十嵐さんのお父さん(=美装いがらし代表取締役)が自ら行います。