日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.25
子どもの視点や発想は、おとなの凝り固まった脳みそでは意図的に考えない限りかなわないことが多い。
日々子どもたちと一緒に野山で遊んでいる僕は、そんなシーンに出会うたびにちょっぴり悲しい気持ちになることがある…。今回もまさしく自分の脳の使い方を反省する日となりました。
やっと春らしい地面になってきた町田の里山で、子供達と「丸いもの」探しをする遊びをしました。
僕が想像するものといえば、木の実や石、昨年落ちたドングリなど、固い球体の物だったのですが、彼らが見つけてきた物ベスト3は…。
3位 タンポポ
子供たちの目には、花びらのギザギザ感を超えてその輪郭から丸を見いだしていた。
2位 ハルジオンのつぼみ
花のつぼみも丸い
思わず花の方に目が行ってしまいがちだが、彼らを見ていると色々な開き具合があるつぼみの中で一番丸いと思えるものを吟味して持ってきてくれた。
1位 タンポポの綿毛
今回はこれが一番人気
理由はもちろん、タンポポの綿毛を見つけてきた子供はその後綿毛を吹いて飛ばして遊べるからだ。
番外編 花束
摘んだ野花を丸く丸く集めた花束
とっても時間をかけて戻ってきた女の子は、これを作っていたのだ
いろいろな丸を見つけてきてくれた子供達。文句なしで全て正解です。
「丸」を、小さく見るか?大きくとらえるか?どこから見るか?子供達にとって、視点にルールは全くない。だからこその今回の結果なのだ。
直感的に物事をどうとらえるのか?といった感性の部分が優れた幼児。それに対してある段階から「Plan」「Do」「Check」「Act & Action」ばかり身体にしみこんだ大人。
現代ビジネスマンにとってイノベーションが生まれにくいという理由がなんとなくわかる気がしませんか?僕は今日から幼児脳でいこうと思います。