今回は積むことにかけては究極の存在といえるワンボックスカー、日産/キャラバン! 編集部・早坂、記者・櫻井に加えてゲスト評者として編集部・井田の3人でテストします。
積めて頑丈! フィールドにもアプローチできる!
普段使いもしやすい究極のワンボックスカー
日産/キャラバン
バンGRANDプレミアムGX
(2WD・ロングボディー・標準幅・標準ルーフ・低床・5人乗り・7速AT・ディーゼル車)
¥4,302,100
問い合わせ先:日産自動車 0120-315-232
https://www.nissan.co.jp/
早:機能を突き詰めたキャラバンはアウトドアズマンとしては最高ですが、普段使いもする場合、家族の意見も大事な購入ポイントに。というわけで今回は、編集部員の井田さんにもテストに加わってもらいました。
井:キャンプ場でもちらほら見かけるクルマですが、お仕事用で来たのかなと思うことも。でも、このキャラバンはブラウンカラーでアウトドア感がありますね。
早:車体の面積が広いぶん、色がもたらす印象の違いは大きいですよ~。なかでもこの「インペリアルアンバー」はフィールドにも馴染む、おすすめの色です。
櫻:ちなみにテスト車両はオプションの「スクラッチシールド」付き。ちょっとした擦り傷なら時間の経過とともに目立たなくなるよ。
井:それいいですね! 傷だらけのクルマだと買い物に行くのもためらいます。
"脱・シゴトグルマ"感は色選びがポイント
早:そして最大の特徴であるラゲッジは、大人2人の車中泊からトランスポーターにまで対応する広大な空間です。今日は家族4人分のキャンプ道具を積んでみましたが、まだまだ十分に余裕があります。
井:天井が高いので、コットの上で寝ても広々!
早:DIYで2段収納にしてもいいし、予算に余裕があるなら純正の車中泊モデルを選ぶのもおすすめです。
自在に積めて休める空間がうれしい
櫻:ラゲッジに目が行きがちだけど、1年前の改良でディーゼルエンジンを刷新し、ATも7速になってるから、ぜひ運転してみて。
早:以前のディーゼルより静かですね。アクセルペダルを少し踏んだだけでもちゃんとトルクが出る。石が転がっているような場所では慎重に運転したいので、ありがたいっす!
井:運転席が高い位置にあるので乗り降りは決して楽ではありませんが、座ると見晴らしがいいですね。
櫻:ラゲッジの広さを最優先したキャラバンは、エンジンが運転席の下にあるから、そのぶん着座位置が高いんだ。その代わりボンネットがないので前方の見切りがいいでしょ?
井:ホントだ! これなら狭い場所でも切り返しがしやすいです。
櫻:シートも改良されて、高い位置の運転席や助手席でも体が揺れにくいキャラバンは、長距離移動で本領を発揮する。たくさん積んで遠くへ行こう!
2列目だって快適なんです
ぎりぎりまで攻められる
SPECIFICATIONS
【駆動方式】 2WD
【ボディー寸法】
全長 4,695㎜
全幅 1,695㎜
全高 1,990㎜
最低地上高 160㎜
最小回転半径 5.2m
ホイールベース 2,555㎜
トレッド 前1,475㎜/後1,450㎜
タイヤサイズ 195/80R15
車両重量 2,000㎏
乗車定員 最大5名
【エンジン】
排気量・種類 2,439cc直列4気筒DOHC
最高出力 97kW(132PS)/3,250rpm
最大トルク 370N・m/2,000rpm
燃料タンク容量 65ℓ
燃料種類 軽油
燃費(WLTCモード) 11.3 ㎞/ℓ
【トランスミッション】 7速AT
【新車ミニ情報】アルファロメオの新型SUVで欧州的アウトドアライフを!
イタリアのロマンを携えたアルファロメオから、初のコンパクトSUV「トナーレ」が登場。躍動感あふれるデザインのボディーは全長4,530×全幅1,835㎜×全高1,600㎜と、日本でも使いやすいサイズ。ラゲッジは床の高さを2段階に調整できて、寸法は高さ424㎜(ショルダーラインまで)、幅957㎜、奥行き791㎜(いずれも最大値)。1.5ℓエンジンを搭載し、ほどよくスポーティな走りが気持ちいい。¥5,240,000~
問い合わせ先:アルファロメオ 0120-779-159
※構成/櫻井 香 撮影/早坂英之
(BE-PAL 2023年7月号より)