琵琶湖をとりまくすべての自然と人との関わりをテーマに撮影をする写真家の今森光彦氏。
彼の企画展「今森光彦 里山 水の匂いのするところ」が、滋賀県立美術館にて開催中だ。
さらに、7月28日(金)からは、富士フイルムフォトサロン 東京(フジフイルム スクエア内)にて、「ジャン・アンリ・ファーブル生誕200年記念 今森光彦の地球昆虫紀行」も開催される。
滋賀と東京、2つの展覧会の内容は?
この夏、開催される展覧会の内容を紹介しよう。
「今森光彦 里山 水の匂いのするところ」
今森氏が長年にわたり撮り続けてきた滋賀の里山を通して、水の循環に着目した今回の企画展。
撮影の中で出会った水の匂いに、自身の原風景を思い出したという今森氏が、里山における水の循環を、生命の循環とともに写しとった作品が展示されている。
奥山から人々の住処を流れ、琵琶湖へと戻り、大気を通して再び大地へと還ってゆく水。里山に宿る多様な生態系と、その土壌となっている豊かな環境といった、私たちの忘れてしまった原風景を、水の匂いとともに思い出させてくれる企画展となっている。
会期:~9月18日(月・祝)
休館日:毎週月曜日(ただし祝日の場合には開館し、翌日火曜日休館)
開場時間:9:30~17:00(入場は16:30 まで)
会場:滋賀県立美術館 展示室3
観覧料:一般 1,200円/高校生・大学生800円/小学生・中学生600円
※20名以上の団体割引あり、展示室1・2で同時開催している常設展も観覧可
URL:https://www.shigamuseum.jp/exhibitions/5463/
また、関連展示として滋賀県立美術館ラボでは、「里山 切り絵の世界ーオーレリアンの庭から」も開催されており、こちらは観覧料無料となっている。
「ジャン・アンリ・ファーブル生誕200年記念 今森光彦の地球昆虫紀行」
富士フイルムフォトサロン 東京(フジフイルム スクエア内)にて、7月28日(金)より開催される「ジャン・アンリ・ファーブル生誕200年記念 今森光彦の地球昆虫紀行」は、今森氏の作品を通して地球上の小さな生命・昆虫の不思議な世界を旅する写真展だ。
昆虫学の先駆者ジャン・アンリ・ファーブルの生誕200年を記念し、昆虫の根源的な魅力を再発見する内容となっている。
会期:2023年7月28日(金)〜8月24日(木)
開場時間:10:00~19:00(最終日は14:00まで、入館は終了10分前まで)
※会期中無休
会場:フジフイルム スクエア内、富士フイルムフォトサロン 東京 全スペース
〒 107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番3号(東京ミッドタウン・ウエスト)
TEL 03-6271-3350
観覧料:無料
URL: https://fujifilmsquare.jp/
展示作品は、描写性の高い富士フイルム製品「銀写真プリント」を使用していて、1000×1500mm・600×900mm・400×600mm等、カラー、約80点。2024年 7月19日(金)~8月 7日(水)には富士フイルムフォトサロン 大阪での巡回展も予定されている。
「今森光彦サマーキャンペーン2023」がスタート
さらに、2会場での展覧会開催を記念して、「今森光彦サマーキャンペーン2023」がスタート。グッズがプレゼントされたり、版画の特別販売が行われたり、今森氏の世界を存分に楽しめるコンテンツが用意されている。
キャンペーンは、以下の4つだ。
キャンペーンその1
「今森光彦 里山 水の匂いのするところ」が開催されている滋賀県立美術館のミュージアムショップで対象書籍を2冊購入すると、スペシャルグッズがプレゼントされる。期間は、写真展終了の2023年9月18日(日)まで。
キャンペーンその2
「ジャン・アンリ・ファーブル生誕200年記念 今森光彦の地球昆虫紀行」が開催されている富士フイルムフォトサロン 東京で、対象書籍を購入するとスペシャルグッズがプレゼントされる。期間は、写真展終了の2023年8月24日(木)まで。
キャンペーンその3
今森光彦氏のオリジナルプリントとジクレー版画を特別販売。どちらも今森氏監修で、直筆サインを入れ、額装(アクリル・マット付)して届けられる。販売期間は、2023年9月30日(土)まで。
今森光彦オリジナルプリント、ジクレー版画Crevis Online Store販売ページ:
https://crevisonlinestore.com/?category_id=64865e205348c5136ff7bbdc
キャンペーンその4
今森光彦氏のオリジナルグッズがプレゼントされる抽選も実施。専用サイトに掲載されているアンケートに回答することが条件となる。アンケート実施は2023年9月30日(土)まで。
作品を通して日本の自然を考える機会に
今回の展覧会やキャンペーンに参加することは、自然の危機やあり方と向き合う機会にもなるはず。
この夏は、今森光彦氏の作品を通して、自然や生命との関わりを見つめ直してみよう。