糸はなるべく生地と同じ色のものが見つかるように、豊富な色が用意されている。
最新の水漏れチェック機や圧着機も完備
工房にはミシンの音がリズミカルに響くが、ひとつずつの修理には細かい配慮を欠かさない。「アメリカに比べると、日本のほうが細かい気遣いが大事。生地や糸の色のズレを気にされる方が多いので、最大限、元の状態に近づけられるように、生地や糸はとにかく多く揃えるようにしています」
ウェーダーの水漏れを調べる器具。上から吊るし、水を入れて漏水をチェックしている。
パタゴニア リペアサービスマネージャー
袈裟丸千晴さん
リペア部門全般を統括し、スタッフの育成にもあたる。ヨットが趣味で、同社製品も長年愛用している。
パタゴニア http://www.patagonia.jp/home/
◎構成/泥谷範幸 ◎撮影/平野真弓