メスティンは、言わずと知れたキャンプで役立つ万能調理器具。
ごはんを炊くだけでなく、お鍋としても活用できますが、実は別売りの網を用意すれば「蒸し料理」も楽しめるのです。
今回は、メスティンを使った、油を使わないヘルシーな蒸し料理レシピをお伝えします。
メスティンで蒸し料理ができるって知ってた?
キャンプによく行く人は、そのほとんどがメスティンを持っていることでしょう。
それほどメスティンは有名であり、使い勝手のいい調理器具です。
メスティンの主な使い方としては炊飯が一番に思い浮かびますが、前述のとおりメスティン用の網を用意すれば蒸し料理も驚くほど簡単にできます。
メスティンで使える蒸し料理用の網は、ホームセンターやキャンプ用品店、そして100円ショップなどで手に入ります。
ちなみに、一般的に販売されているレギュラーサイズのメスティンであれば、18型サイズの長バット網がぴったり入ります。
水の量の目安は?
なお、メスティンで蒸し料理をする際は、水の量は網の高さの真ん中くらいを目安にするといいでしょう。
水の量が少なく感じるかもしれませんが、入れ過ぎてしまうと食材が水に浸ってしまう恐れがあるので注意してください。
簡単でおいしい!メスティンの蒸し料理レシピ3選
さて、ここからはメスティンを使ったおすすめの蒸し料理レシピを紹介していきます。
(1)豚ヒレ丸ごと蒸し
まず紹介するのは「豚ヒレ丸ごと蒸し」です。
スーパーで買ってきたかたまりの豚ヒレ肉を、調味料に漬け込んでからメスティンで蒸せば、柔らかく蒸し上がります。
材料
- 豚ヒレ 200g程度
☆調味料
- オリーブオイル 大さじ1
- 赤ワイン 大さじ2
- 塩 ひとつまみ
作り方
豚ヒレ肉をポリ袋に入れた後、調味料を全て入れて袋の上から揉みこみます。
冷蔵庫で一晩漬け置いた豚ヒレ肉を15分蒸し、火を止めて5分ほど蒸らしたらできあがりです。
一般的なレギュラーサイズのメスティンであれば、豚ヒレ肉200g程度がぴったり入ります。もし一晩漬ける時間がなければ、最低30分程度でも味は付きます。
もちろん一晩漬けたほうがグッと味が染み、柔らかく仕上がるため、時間がある場合は一晩漬けこんだものを調理するといいでしょう。
このレシピは豚ヒレ肉だけではなく、鶏肉などでも応用可能です。また、味付けを和風テイストにしてもさっぱりおいしく食べられておすすめです。
(2)蒸しトウモロコシ
夏と言えばトウモロコシ。トウモロコシは蒸してもおいしいです。
蒸し上がった後ですぐに食べない、という場合は、蓋をしたメスティンにそのまま入れておくと、実がしわしわになりにくくなります。
材料
- トウモロコシ(半分に折ったもの)
- 塩 適量
作り方
さすがに、メスティンにとうもろこし丸ごと1本は入らないので、半分くらいに折ったトウモロコシを使います。
メスティンに水を入れて沸騰させたら塩を振ったトウモロコシを投入し、蓋をして10分蒸したらできあがりです。
最近ではスーパーで折られた状態のトウモロコシも売っているようなので、もし見つけたらキャンプに持って行き、メスティンで蒸して食べてみてはいかがでしょうか?
(3)蒸し餃子
いつもよりさっぱりした餃子が食べたいな、と思ったときはメスティンで蒸してみるといいでしょう。
自分で包んだ餃子でも、冷凍の餃子でも、どちらでもOKです。
材料
- 餃子 約6個(餃子のサイズによる)
作り方
レギュラーサイズのメスティンなら6個程度の餃子を一度に蒸せます。
網の上にクッキングシートを敷いて、その上に餃子をのせて蒸しましょう。
餃子以外にも、肉まんやシュウマイなどの中華料理に応用できます。
Myアレンジで蒸し料理を楽しもう!
今回お伝えした蒸し料理レシピは、外でも家でも気軽に楽しめます。
さらに自分の好きな食材で応用し放題なので、キャンプのたびに違う食材で試してみるのもいいかもしれません。
ぜひ自分流のアレンジをして、メスティンを使い倒してみてもらえればと思います。