キャンプでも甘いものが食べたい!デザートのおすすめレシピ6選
キャンプや山登りでも甘いものが食べたくなるとき、ありますよね。定番のマシュマロを使ったデザートや、ほうじ茶を使ったプリンなど、プロがおすすめするキャンプ飯のデザートレシピを厳選してご紹介します。
CHECK!
【1】桃とチーズ入りケーキ
メスティンも上火を使ってオーブン使いにすれば、ケーキだって焼けます。どこを切っても桃が飛び出す金太郎ケーキです。
材料
桃の缶詰 桃90g
シロップ 60g
モッツアレラチーズ 100g
ホットケーキミックス 100g
卵 1個
バター 30g
作り方
【1】メスティンにクッキングシートを敷き、刻んだバターとモッツアレラチーズを並べます。
【2】ボウルに卵を入れよく溶き、ホットケーキミックスと桃シロップを加えて混ぜ合わせたら、1に流し入れます。
【3】桃を上に並べフタをして、上下から薪で焼きます。特に上火はしっかりとのせましょう。
▼参考記事
【2】マシュマロハニーグラタンのレシピ
甘くてふわふわ、軽くて日持ちもするマシュマロはバーベキューやキャンプにも便利な食材です。でも、毎回焼きマシュマロやスモアでは飽きてしまいますよね。というわけでここでは、マシュマロの特徴を生かしたアレンジレシピをご紹介します。
使用するマシュマロ
ここで使用するのはアンディの「XXLマシュマロ」です。アウトドアショップはもちろん、一部のホームセンターやスーパーでも販売されているほか、ネットショップで簡単に購入することができます。
材料(2合炊きメスティン1個分)
バナナ 1本
マシュマロ 5個(約70g)
食パン(4枚切り) 1枚
無塩バター 10g
はちみつ 適量
シナモンパウダー 適量
続いては温かいグラタンのレシピです。バナナ、はちみつと合わせて、甘い物好きの方には堪まらない一品です。
ちなみに、メスティンは約16×9×6cmの2合炊きのものを使用しています。では、さっそく作り方をご紹介します!
作り方
バナナは5mm幅の斜め薄切りにしましょう。少し厚みを残しておくと、加熱しても食感が残りやすいです。
メスティンに無塩バターを入れ、弱火で熱してバターを溶かしましょう。有塩バターでも作ることはできますが、バナナ、マシュマロ、はちみつと合わせると少しクドくなってしまうかもしれません。
溶けたバターの上に先ほど切ったバナナを並べます。
さらに、食パンを細かくちぎって加えましょう。ちなみに、食パンの代わりに砕いたクラッカーやグラノーラなどで作っても、食感が変わって美味しいですよ。
最後に、マシュマロをちぎって並べ入れましょう。あとはフタをし弱火で1分ほど。マシュマロは加熱し過ぎると膨らんであふれてしまうので、目を離さないようにご注意くださいね。
フタを取り、マシュマロが半分ほど溶けていたらOKです。これ以上加熱すると溶けてドロドロになってしまうので、程よい頃合いを見計らって火から下ろしましょう。
なお、溶けたマシュマロは固まるとこびりつきやすいので、メスティンは加工されたものを選ぶか、そうでない場合はクッキングシートを利用して作ることをおすすめします。
食卓に並べ、はちみつとシナモンパウダーをたっぷりかけて完成です!食べてみると、程よく食感の残ったマシュマロ、食パン、とろ~りバナナにはちみつが絡んで、何とも背徳感を抱く甘みです。
ただ、シナモンパウダーのおかげで後味はシャキッとスパイシーです。かなり濃厚ですが、シナモンのおかげで最後まで飽きずに食べられるスイーツグラタンに仕上がりました。
▼参考記事
【3】フルーツ缶詰で作るクレープ
お子様と一緒に行くキャンプなら、やはりデザートがあればより一層盛り上がります。そこでここでは、フルーツ缶詰で簡単に作れてキャンプ飯の食卓をカラフルに彩る、クレープレシピをご紹介します。
なお、ここではみかん、パイナップル、黄桃がミックスされた缶詰を使用しました。クレープは具材を変えればいろいろな味わいと彩りを楽しめるので、ぜひお好みの缶詰で作ってみてくださいね。
材料(生地4枚分)
ホットケーキミックス 100g
卵 1個
低脂肪乳 200ml
フルーツ缶詰
サラダ油 適量
★トッピング
ホイップクリーム お好み
チョコレートソース お好み
ポッキー お好み
生地はキャンプにも便利なホットケーキミックスを使用します。トッピングを添えて、よりポップでカラフルに仕上げます。では、さっそく作り方をご紹介しますね!
作り方
まずはボウルに卵を割り入れ、フォークで溶きましょう。先の割れたフォークなら白身と黄身をなめらかに混ぜることができますよ。また、ここではこのあとお玉を使用するため、生地はボウルで混ぜるのがおすすめです。
続けて、ホットケーキミックスを加えてダマがなくなるまで混ぜましょう。
さらに、低脂肪乳を2~3回に分けて加えながら混ぜます。クレープはホットケーキやパンケーキを焼くときとは違い、生地をなめらかにしておくと薄くキレイに仕上げることができます。
完成した生地は意外とシャバシャバです。冷蔵庫で1時間ほど寝かせるとよりクレープらしくサラッと仕上がるのですが、ここではキャンプで作ることを想定してこのまま焼いていきます。
フライパンにサラダ油を加えてキッチンペーパーなどで薄く引きます。サラダ油を加熱したら、弱火にしてお玉1杯分ほどの生地を流し入れ、フライパンを傾けて丸く伸ばしていきましょう。
なお、フライパンは直径約21.5cmのものを使用します。クレープ生地は薄く焼くため、フライパンは20cm以上あると調理しやすいです。
またここでは、2枚は巻いて、2枚は重ねて盛り付けていきますが、巻く分は生地を厚めにしておくと、盛り付けのときに破れにくくなります。
生地の表面がふつふつしてきたら両手で端をつかみ、ひっくり返します。当然ながら生地は熱いので、菜箸やフライ返しを使ってもOKです。裏面も30秒ほど焼いたらお皿などに取って冷ましておき、残りの3枚も同じように焼いていきます。
生地が焼けたら楽しい盛り付けの時間です。クレープの巻き方はいろいろあるのですが、ここではお子様でも巻きやすい一番シンプルな方法をご紹介します。まずは、写真のように二等辺三角形をイメージしてホイップクリームを乗せます。
続けて、フルーツを縦にしてホイップクリームに差し込みます。
巻きやすいように向きを変えたら、下側の生地を半分に折り込みます。
あとは具材を支点にしてクルクルと生地を巻いていけば……。
クレープを持ちやすい形に巻くことができました。今度はこれをワックスペーパーで包んでいきましょう。
広げたワックスペーパーの左上にクレープを乗せたら……。
左下の角からクレープを覆い、生地に沿って手で折り目を付けます。
はみ出る部分を折り込んで右上のワックスペーパーを生地に巻き付け、持ち手部分をたためば完成。もう1つも同じように包んでいきましょう。
最後にポッキーを差し込んで完成です!ここではフルーツが黄色なので、いちご味のポッキーでピンク色を追加してみました。
残りの2枚は折りたたんで重ね、ホイップクリームとフルーツを盛り、チョコレートソースをトッピングします。あまった具材はこちらで使い切りましょう。
英字のワックスペーパーといちごポッキーでポップな色合いのクレープと、チョコレートソースでスイートなシズル感たっぷりのクレープに仕上がりました。
▼参考記事
【4】スイートポテト
ほっこり甘いスイートポテトは、キャンプでも意外と簡単にできる魅力的なスイーツです。ここでは、焚き火を使って作るスイートポテトの作り方をご紹介します。手軽なので、ぜひお子さんと一緒に作ってみてくださいね。
焚き火で作るスイートポテトはダッチオーブンを使うのがおすすめです。ダッチオーブンは、蓋の上に炭をのせれば上からも火が入り、その名の通りオーブン機能として使える優れものです。
焚き火を使うので、スイートポテトを作り始める約30分~1時間前に焚き火を作っておいてください。自分で起こした火でお料理するのは、ワクワクしますよ。
材料(スイートポテト約6個分)
さつまいも 1~2本 400g(皮をむき正味350g)
砂糖 30g
バター 20g
牛乳大さじ 1〜2
水 100g
塩 ひとつまみ
卵黄(つや出し用) 1/2個
アルミカップ
使った道具
ダッチオーブン
底上げ用ネット
底上げネットがない場合は、アルミホイルを敷いて代用しましょう。
そうすることで焦げ付き防止になります。
作り方
1.さつまいもを茹でます
さつまいもの皮を剥き、火が通りやすいサイズにカットします。5分程度水にさらしたら、少量の水とともに鍋に入れます。
2.鍋を火にかけます
焚き火が赤い炎になっている状態で、鍋を火にかけます。強火で炎がメラメラしていても大丈夫です。時々蓋を開けて確認し、水が干上がっていないかチェックします。
さつまいもに竹串が通るくらい柔らかくなったら、火からおろします。
3.スイートポテトのタネを作ります
柔らかくなったさつまいもをジップロックに入れ、砂糖、バター、塩を入れ、よく混ぜます。この時、さつまいもが熱くなっているので火傷しないよう気をつけてくださいね。しっかり混ざったら、牛乳を少しずつ入れていきます。
目安は、さつまいもが粘土のように形が作れるくらいの硬さです。さつまいもによっては水分が多いものもあるので、牛乳の加えすぎには注意しましょう。
4.成形します
ダッチオーブンに底上げネットを入れ、アルミカップを敷きます。そこに、6等分したスイートポテトのタネを好きな形に成形して置きます。そして、表面に卵黄を塗ります。
5.火にかけます
炎が上がっていない熾火の状態になっている焚き火の上に鍋を置きます。その後、たっぷりの炭をダッチオーブンの蓋の上にのせ、約15分待てば完成です。
蓋の上に炭をのせることで上からも火が入り、こんがりとしたつやつやに輝くスイートポテトが焼き上がります。焦げないように、時々蓋を開けて確認するといいでしょう。
炭の量が少なくて熱量が足りないと、なかなか焼き色がつきません。 焚き火を起こす段階で、通常より多めの薪を入れて熾火をたくさんキープしておくのがおすすめです。のせる炭の量は、上の写真くらい山盛りにのせると上手くいきます。
▼参考記事
【5】ほうじ茶を使ったプリン
「ほうじ茶」を使用し、みなさんもお持ちのキャンプ道具・シェラカップを使ったプリン作りをご紹介します。大切な人とアウトドアで一緒に作るほうじ茶を使ったデザートは、甘さの中にほんのり苦味を残し、病みつきになること間違いなしです。
材料(1人前)
(1)ほうじ茶シロップ
ほうじ茶パウダー(なければ普通のほうじ茶を微粉末にしたもの) 10g
砂糖 20g
水 100cc
(2)プリン
牛乳 250ml
砂糖 20g
卵 1個
ほうじ茶の茶葉 5g(茶葉そのまま)
用意する道具
バーナー器具
280mlのシェラカップ2個
小鍋または直火にかけられるカップ(シロップ作成用として)
小鍋または600cc程度のビッグシェラカップ2個(卵液作成用として)
茶こしまたは小ザル(卵液をこす用)
浅型の鍋もしくはビッグシェラカップ(卵液を蒸す用)
アルミホイル
計り
スプーンなどの混ぜられるもの
作り方
1.ほうじ茶シロップを作ります
最初に(1)ほうじ茶シロップを作ります。小鍋に水、ほうじ茶パウダー、砂糖を入れて火にかけ、よく混ぜながら弱火にかけます。少しとろみがでるような状態まで煮詰めましょう。
ここでは時短でほうじ茶パウダーをそのまま使用しましたが、ほうじ茶の茶葉をグラインダーで粉末にして作るのもいいでしょう。(1)はこのあと十分に冷ましておきます。
2.牛乳でほうじ茶を煮出します
次に(2)プリンを作ります。 牛乳、ほうじ茶葉をシェラカップに入れて火にかけます。沸騰しないように、弱火でじっくり温めながらほうじ茶を煮出しましょう。ある程度牛乳にほうじ茶色との香りが付いたら、火からおろして冷まします。
3.卵と砂糖を混ぜ合わせます
別のビッグシェラカップに卵を割り、砂糖20gを加えます。卵をときながらよく混ぜ合わせましょう。
4.溶き卵にほうじ茶牛乳を注ぎ入れます
溶き終わった卵に、ほうじ茶を煮出した後に冷ました牛乳を注ぎます。その際、茶こしを使って、茶葉が卵に入らないようにしながら入れましょう。よく混ぜ合わせます。
ポイントは、最後に茶こしに残ったほうじ茶を、スプーンなどでよく絞ること。ほうじ茶の味がしっかりと搾り取れます。
5.卵液を茶こしでこします
牛乳を合わせた卵液を、再度茶こしでこしながら2つのシェラカップに分け入れます。それぞれ上からホイルをかぶせておきましょう。
6.プリンを蒸します
ビッグシェラカップでお湯を沸かします。沸騰したら弱火にしておきます。卵液の入ったシェラカップをこのビッグシェラへ入れて重ね、蒸していきます。ここでも弱火にかけるようにしましょう。
数個同時に蒸したい場合は、大きく浅めの鍋かフライパンにお湯を張り、そこに、(5)の卵液をいれたシェラカップを置いて蒸すのも良いでしょう。その場合、直径280ml深型シェラが置きやすいです。
蒸す間は、お湯が沸騰しないように火加減に十分気を付けましょう。
7.蒸し具合の確認方法
約10分ほど蒸したら、楊枝や串などで刺してみて、中まで固まっているかを確認します。もしダレて楊枝につくようでしたら、程よい硬さになるまでつまようじで時折チェックしながら続けます。 さした楊枝や串がスッとスムーズに抜けるのが理想です。
8.シロップをかけて完成です
固まっていたら、最後に(1)をお好みの量でかけて完成です。甘みと苦みという相反する味が絶妙に絡み合い、普段のプリンとは違った風味を味わえます。キャンプだけでなくご自宅でも作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
▼参考記事
【6】冷凍パイシートで作るアップルパイ
山に登って、頂上で綺麗な景色を眺めながらの優雅なカフェタイムはいかがですか?ここでは、ホットサンドメーカーを使って簡単に作れる、“山デザート”のレシピを紹介します。
材料や作り方だけでなく、家での下準備や山への持って行き方もあわせて解説。記事を読んで、ぜひ山でのカフェタイムを楽しんでみていただければと思います。
材料(2人分)
りんご 1個
冷凍パイシート 1枚
砂糖 大さじ3
シナモン 少々
冷凍パイシートを使用するので、家での下準備も少なく、簡単に作ることができます。
家で行う下準備
まずは、パイに挟む具材を作っていきます。
りんごの皮をむき、いちょう切りにします。このとき、ホットサンドメーカーに挟みやすいように小さめに切るのがポイントです。
フライパンに切ったりんごと砂糖を加えて、しんなりするまで炒めます。炒めるときにバターを引いてもいいでしょう。
りんごから水分が出て、しなしなになってきたらシナモンを加え、全体に絡めます。
シナモンが全体に馴染んだら、冷めるのを待って完成です。
次に、冷凍パイシートをホットサンドメーカーの大きさに合わせて切ります。
冷凍パイシートは、冷凍庫から出して少し経つと切れる硬さになります。解凍される
前にサッと切り、再度冷凍庫へ入れましょう。
山で調理をするときに少し伸ばすので、パイシート1枚を画像のように4等分にするとちょうどいい大きさになります。これで家での下準備は完了です。
パイシートを山へ持って行く際には、保冷剤などを活用して冷やした状態で持って行きましょう。筆者は、100円ショップのお弁当用保冷バッグに保冷剤と一緒に入れて持って行っています。保冷バッグは軽いですし、内側がアルミ素材になっているので、保冷剤が溶けても水滴が外に漏れることがなく便利ですよ。
作り方
ここからは、山で行う調理の方法を解説していきます。
まず、冷凍パイシートを伸ばして、ホットサンドメーカーの上にのせます。
家で作っておいた具材をパイシートの上にのせます。このとき、パイシートの端ぎりぎりまでのせると、焼いたときに吹き出てきてしまうので、要注意です。具材と一緒に、りんごジャムを足しても美味しいのでおすすめです。
具材をのせた上から、パイシートをかぶせます。上下の生地がくっつくように端をおさえます。
バーナーを点火してホットサンドメーカーをのせ、片面5分ずつ焼きます。筆者は途中で開けて、焼け具合を確認しています。
焼けたら完成です!さくさくで美味しいアップルパイのでき上がりです。
▼参考記事
サクッとおいしく!簡単にできるキャンプ飯レシピ5選
缶詰を活用したり、スキレットで焼き上げるだけだったり、簡単でおいしくできるキャンプ飯のレシピをプロに教えてもらいました。
CHECK!
【1】ツナ缶の親子丼風レシピ
タンパク源として優秀なツナ缶ですが、なんとなくサバ缶やオイルサーディン、焼き鳥缶詰などの影に隠れている印象がありませんか?そこでここでは、ツナ缶をメインにした親子丼風のレシピをご紹介します。簡単に作れてガツガツかきこめるので、キャンプ飯にぴったりの一品です。
材料(1~2人分)
ごはん 人数分
ツナ缶(はごろも「シーチキンLチャンク」) 1個(140g)
卵 2個
カットレタス 1袋(約70g)
☆調味料
水 100ml
焼肉のタレ 大さじ2
★トッピング
刻みネギ 適量
七味唐辛子 適量
ごま油 小さじ1/2
ここではツナ缶は、はごろもの「シーチキンLチャンク」を使用します。意外とボリュームがあるので、少食の方は卵やレタスの量を減らして作ってもOKです。では、さっそく作り方をご紹介します!
作り方
まずはシェラカップなどに卵を割り入れて溶きましょう。先の割れたフォークなら、黄身と白身をキレイに混ぜることができます。ここでは玉ねぎではなくカットレタスを使用するので、なんと下ごしらえはこれで終了です。
意外に思われる方もいるかもしれませんが、実はレタスは加熱して食べるのにもおすすめの食材です。卵と合わせれば彩りもやさしく、表面はとろ~りとしつつもほんのりシャキシャキ感が残って、さっぱりとした食感に仕上がりますよ。
フライパンやクッカーに水と焼肉のタレを加えて、混ぜながら煮立たせましょう。ちなみに、焼肉のタレはエバラ「黄金の味・中辛」を使用しました。
さらに、シーチキンとカットレタスを投入します。レタスの表面がほんのりしんなりするまで弱火で加熱します。
一旦火を止めて溶き卵を回し入れたら、再度加熱してやや強めの中火にし、大きくかき混ぜて卵に火を通していきます。
卵が半熟になったら火から下ろしましょう。
ごはんに具材をたっぷりかけて、刻みネギ、七味唐辛子をちらしたら、仕上げにごま油をたらり。
卵とレタス、刻みネギのコントラストが目にやさしい親子丼風が完成しました!ツナ缶とカットレタスのおかげで、ごはんさえ炊いておけば調理時間はなんと5分足らずです。
▼参考記事
【2】カップスープで作る「きのこのポタージュペンネ」
お湯に溶かすだけで美味しいスープが飲めるクノールのカップスープは、持ち運びにも便利で、調理も手軽です。したがって、キャンプにも便利な食材です。ここではそんなカップスープを使い、簡単に作れてキャンプ飯にもおすすめなアレンジレシピをご紹介します。早ゆでタイプのペンネを使用すれば約5分ほどで作れてしまう時短レシピです。
材料(1人分)
クノールカップスープ「きのこのポタージュ」 1袋
ペンネ 100g
ハーフベーコン 4枚
オリーブオイル 大さじ1/2
おろしにんにく 小さじ1/2
水 400ml
塩コショウ 少々
★トッピング
粉チーズ 適量
刻みパセリ 適量
作り方
まずはハーフベーコンを1cm幅に切りましょう。ハーフベーコンを使用していますが、ロースハムで作ってもOKです!さらには、ブロックベーコンで作ればゴロッとボリューミーに仕上がります。
続いてフライパンにオリーブオイル、おろしにんにくを入れて弱火で熱します。
香りが立ってきたらベーコンを加え、中火でこんがりと焼き色が付くまで炒めていきます。
あとは水、ペンネを加えて……。
きのこのポタージュを加えて混ぜ、ペンネが柔らかくなるまで弱火で煮込んでいきます。
ペンネがいい具合にゆで上がったら、仕上げに強火にして水分を飛ばしましょう。
塩コショウで味を調えたら火から下ろします。
シェラカップなどに盛り付けて、粉チーズと刻みパセリをちらして完成です!
▼参考記事
【3】「スパム」をアレンジして作る酢豚のレシピ
ランチョンミートの缶詰として知られる「スパム」。その塩気とガッツリとした豚肉のうま味はキャンプ飯とも相性がよく、熱狂的なファンも多い食材です。ここではそんな「スパム」を使って、キャンプ飯にもおすすめの簡単アレンジレシピをご紹介していきます。
材料(2人分)
スパム 1個
ピーマン 2個
玉ねぎ 1/4個(約80g)
にんじん 1/2本(約70g)
サラダ油 大さじ1
★調味料
水 大さじ2
ケチャップ 大さじ3
ポン酢 大さじ3
片栗粉 小さじ2
調味料は少なめでも、「スパム」のおかげで本格的な味わいに。キャンプでも作りやすいよう、簡単な調理工程で仕上げます。
作り方
ピーマンはヘタを取り、食べやすい大きさに切りましょう。ピーマンは種とワタも栄養豊富で、そのまま調理すれば食品ロスも防げて一石二鳥です。
玉ねぎは4等分のくし切りにしてほぐしましょう。加熱するとコクがアップするので酢豚に欠かせないのはもちろん、「スパム」とも相性バッチリの食材です。
にんじんは食べやすい大きさに乱切りにしましょう。ただし、ここでの食材の中では最も火が通りにくいため、他よりも一回り小さめに切っておきます。
「スパム」は食べやすい大きさに、角切りにしましょう。
なお、ここでは通常の「スパム」を使用していますが、塩分が気になる方は減塩タイプのものを使用して作ってくださいね。
シェラカップなどで水、ケチャップ、ポン酢、片栗粉を加えてよく混ぜましょう。これで下ごしらえは完了です。
フライパンにサラダ油を熱し、中火で「スパム」とにんじんを炒めていきましょう。炒めていると「スパム」の脂が溶け出してくるので、しっかりにんじんに絡めていきます。
にんじんがしんなりしてきたらピーマンと玉ねぎを投入し、少し火を強めて混ぜ炒めていきます。強めの火力で手早く炒めることで、玉ねぎはシャキシャキ食感が残り、ピーマンも色がキレイに仕上がりますよ。
玉ねぎとピーマンに油がなじんだら調味料を加えて、サッと混ぜ炒めて煮絡めましょう。
とろみが付いたら火から下ろして完成。ピーマンの照り具合が食欲をそそりますね。
お皿にたっぷり盛り付けて完成!「スパム」のおかげで、調理時間わずか15分ほどで酢豚を作ることができました。
▼参考記事
【4】ローストポークとゴロゴロ野菜
ご紹介するのは、スキレットでつくるローストポークとゴロゴロ野菜のレシピです。簡単に作ることができ、かつ見栄えも良いため、グルキャンでの持ち寄り飯にもおすすめです。
スキレットは一般的なフライパンよりも蓄熱性に優れており、肉や野菜にじっくりと火を通すのに向いています。時間をかけて丁寧に焼き上げた食材は、旨味が閉じ込められて絶品の仕上がりになりますよ!
材料
タレとメインの料理に使う食材・調味料をそれぞれ用意します。
★タレの材料
料理酒 大さじ2
醤油 大さじ2
酢 大さじ1
砂糖 大さじ1
玉ねぎ 1/4個
にんにく 1片
★ローストポークとゴロゴロ野菜の材料(2~3人分)
豚かたまり肉 300〜400gほど
塩こしょう 適量
人参 1/2本
れんこん 10cmほど
じゃがいも 小サイズ1個
パプリカ 1/2個
玉ねぎ 1/2個
サラダ油もしくはオリーブオイル 大さじ1
イタリアンパセリ 適量
豚かたまり肉はどの部位を使用してもOKです。赤身と脂身のバランス重視であればロース肉、赤身が多くあっさりしているのがお好みであればモモ肉がいいでしょう。こってりと油も楽しみたいならバラ肉を選択してみてください。
スキレットは、ニトリの直径約19cm(8インチ)のものを使用しました。別売りの蓋を使えばスキレットの内側に熱を留め、じっくりと調理することができます。使用するスキレットのサイズに合わせて、野菜の量を調整してくださいね。
作り方
まずはタレから作っていきましょう。材料をすべて合わせてひと煮立ちさせるだけで仕上がります。
玉ねぎをみじん切りにし、にんにくはすりおろしましょう。
すりおろしたにんにく、みじん切りした玉ねぎ、料理酒、醤油、酢、砂糖を鍋に入れ、ひと煮立ちするまで火にかければ出来上がりです。
続いてメインのローストポークを作っていきます。
1.肉と野菜の下準備をします
肉の表面にまんべんなく塩こしょうを振り、15分ほど放置して下味を付けます。
野菜はなるべく大き目にカットしましょう。そのほうが旨味をたっぷりと感じられ、美味しく仕上がります。
2.肉の表面を焼きます
スキレットに油を薄く引き、強火にかけます。煙が立ち上り、スキレットが温まったら、火を少し弱めてかたまり肉を乗せましょう。片面が焼き上がったらひっくり返し、もう一方の面も焦げ目が付くまで焼いてください。
3.野菜を追加してじっくりと焼き上げます
かたまり肉の脇のスペースに大き目にカットした野菜を乗せ、蓋をして弱火にかけます。じっくりと具材を焼き上げましょう。
かたまり肉の厚さや野菜の切り方にもよりますが、25~30分程度が目安です。調理途中で焼き加減が気になる場合は、蓋を開けて中を確認しましょう。じゃがいもやれんこん、人参は、串を刺したときにスッと入っていったら火が通っている証拠です。
また、調理中はスキレットや蓋の表面が高温になっています。持ち上げる際は鍋つかみや皮手袋を使用して、やけどをしないように注意しましょう。
4.ローストポークをカットします
火を消し、トングなどを使ってローストポークをまな板の上に取り上げます。お好みで0.5~1cmほどの厚さにカットしましょう。
5.タレをかけてできあがりです!
カットしたローストポークをスキレットに戻して盛り付け、タレをかければできあがりです。お好みでイタリアンパセリなどのハーブを添えると、より雰囲気が出ます。
▼参考記事
【5】缶つま×スキレットで作る「鮭のちゃんちゃん焼き」
鮭などの魚を野菜と一緒に焼き、味噌で味付けする北海道の郷土料理「ちゃんちゃん焼き」。手早く作れてボリューミー、こってりパンチのある味わいは、キャンプ飯にもピッタリのメニューです。
ここでは、お酒好きに愛されてキャンプ飯にも便利な「缶つま」とスキレットを使って、アウトドア仕様のちゃんちゃん焼きを作ります。
材料(2人分)
缶つまSmoke「鮭ハラス」 1個
じゃがいも 1個(約120g)
キャベツ 100g
もやし 50g
有塩バター 10g
マヨネーズ 大さじ1
粗挽き黒こしょう 少々
★調味料
味噌 大さじ1
おろしにんにく 小さじ1
水 小さじ1
スキレットで蒸し焼きにすることで、キャベツやもやしのシャキシャキ食感はキープできます。鮭ハラスの燻製風味が楽しめるちゃんちゃん焼きに仕上げます。ちなみに、スキレットは8インチのものを使用しています。
作り方
じゃがいもは皮をむいて薄切りにしましょう。ここでは他の具材と混ぜ合わせて食べるので、加熱するとホクッと潰れやすい「男爵」をチョイス。メークインでも美味しいので、お好みに合わせてお選びくださいね。
切ったじゃがいもは、水にさらして水気を切りましょう。水にさらすことで変色を防ぎ、余計なでんぷんを落とすことで焦げ付きを防止します。
ただ、長時間さらすとホクホク感が失われるので、他の食材の下ごしらえが済んだら水気を切っておきましょう。
キャベツはざく切りにしましょう。やや大きめに切っておくと、蒸し焼きにしてもシャキッとした食感をキープできます。ここではキャベツを切って作っていますが、もちろんカットキャベツを利用してもOKです。
ここでここでの主役、缶つまSmoke「鮭ハラス」の登場。まずは鮭ハラスの身と油を分けましょう。
缶に残った油に味噌、おろしにんにく、水を加えてよく混ぜたら、合わせ調味料の完成です。鮭のうま味と燻製の風味が溶け込んだ油を、そのまま調味料として利用します。
下ごしらえが済んだらスキレットに有塩バターを熱し、水気を切ったじゃがいもを中火で炒めましょう。このあと蒸し焼きにするので、両面に油がなじんで、表面がほんのり透明になればOKです。
切ったキャベツ、もやし、鮭ハラスの身を乗せ、缶で作った合わせ調味料を回しかけたら、フタをして弱火で5分ほど蒸し焼きにしましょう。
蒸し焼き後の様子は写真のような感じになります。フタを取るときに「ブワッ」と香る燻製の風味が、鼻腔をくすぐります。
食卓に出して、マヨネーズ、粗挽き黒こしょうをたっぷりかけて完成です!じゃがいもを潰しながら食べてみると、蒸し焼きにしたおかげで、鮭の燻製風味が全体に染み渡って上品な風味になります。しかし同時に、マヨネーズと味噌、にんにくに黒こしょうが絡んで、キャンプ飯らしいパンチの効いた味わいも楽しめます。
▼参考記事